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導入のチカラがすごかった。
惹きつけられた。
地理だけでなく、歴史、経済と繋がりあわされていた。
新しい視点がいくつもあった。
pp.125
pp.144
pp.189
でも、地理思考というキーワードがあんまりわからなかった。どういうことだろう。
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タイトルがちょっと大仰過ぎる気がした。
「世の中の見方が変わるすごい地理」くらいがちょうど良い気がする。地理に興味のなかった人たちへの入門書としてはちょうどよさそう。
面白く読んだ章はもちろんあったのだけど、旅行のコラムで、福島原発事故の影響でゴーストタウンになった街の電柱に東北電力のコピーの入った看板があったという件で、東北電力の東北に傍点がついているのがどういう意図なのか量りかねた。なぜ東北電力をわざわざ強調する必要性があるのか。「地域とともに」というコピーを揶揄しているようでいい気がしなかった。
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国や都市の比較、歴史、文化的な背景への省察を
忘れずに、考えていこうという本。
論の進め方が似ているな、と思ったら
河合塾の名物地理講師、権田先生の教え子だったとは。
参考文献リストがあってもよかったかも。
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11章でピータースの世界地図について扱うが、ほぼ同じ文章がLSPブログというサイトでyodaという方によって書かれている。筆者がそのサイトでコラムを書いているようなので、その文章もおそらくこの筆者が書かれたものだと思うが、昔書いたものを編集し直した本であるなら、そうと書いて欲しかった。参考文献等が何も書かれていないのも、こういった理由なのでは推測してしまう。
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著者の書籍は初めてだと思います。なぜバラエティ番組のプロデューサーがこういった本を書くのかよく分からないまま読み進めました。著者が考える「地理思考」という思考法で、物事を見ることの有効性を説いています。
タイトルにある、「人生が変わる」というのは若干おおげさな気もしますが、普段何気に眺めている情報も、過去の歴史やその背景にある地理的条件などを加味すると、もっと面白いものになるということを教えてくれます。どのようなものにも歴史が存在し、理由があるはずです。そういうことを考えていくことは人生をより豊かにしてくれるものだと感じます。
本の中では著者の主張を軸にしつつ、歴史や地理、社会問題など広い内容も交えながら展開しますので、飽きずに読むことができますので、雑学的な面からも面白い一冊だと感じました。
・「地理思考」
:知っている情報を軸に、それをさまざまに応用することによって、知らないことを推定し、自分の次の行動に投影するという思考法
:この人類の叡智ともいえる、世界の至るところでの営みから学び得る人類の智の総和
:「地理から学ぶことができる<人生のための思考法>」
・地理とは「昔はこうなっていた」が「現代はこうなっている」ということを倫理的に説明する学問
・すべての物事には、「結果」をもたらす「原因」が必ず存在するわけで、その「結果」を生み出したプロセスを知れば。物事の流れがすんなりと理解できるようになる
・地名を学ぶということは、「多くの人たちが先人の産物を受け継ぎながら、どのような思考と行動を付け足してきたか」というプロセスを学ぶことともいえる
・暗記だけの勉強には意味がない。「それ」を知っているか否かと、その「本質」を知ることは違う。それを前提としつつ、本質を知るために、少なくとも“知っておくべき“という知識が一定数あることはたしか
・複雑怪奇な世界で生きるために必要なこと、それは「(他者に)寛容になること」。「両者の考え方があるのだ」ということを理解したうえで、ではどのようにすれば破局を迎えないですむのかということについて、つねに考えを巡らせることが大切
<目次>
地理思考01 日本人ってなんだろう?
地理思考02 「働く」という価値はどう変化したか?
地理思考03 すべて白黒決めなくてもいい
地理思考04 組織って、なぜ必要なのだろう?
地理思考05 競争は、本当に大切なのだろうか?
地理思考06 逆算する視点を持つ
地理思考07 由来や語源よりも深い、「縁起」を知る
地理思考08 結果には「必然」が隠されている
地理思考09 人と都市は、どう繋がるのか
地理思考10 難しい相手とうまくやる方法
地理思考11 固定観念を、やわらかくほぐす
地理思考12 公平と平等を考える
地理思考13 横並びより、個性を大切にする
地理思考14 「決まり(ルール)」は、誰が作るのか?
地理思考15 世界の価値観は「モノ」から「情報」へ
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なぜか、思考に無理矢理結び付けて書いてある。
地理と歴史を紐解くまでは良いのだが、思考に結び付けた瞬間に一気に主張したいことがわからなくなってしまうように思えた。
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「人生が変わるすごい」というタイトルはちょっと大げさですね、読んでいるあいだ、どうしてもそのタイトルと書かれている内容のギャップというか違和感がアタマから離れませんでした。
確かに「地理」として扱う内容は人間の営みを反映したものや自然の摂理の結果、あるいはその自然に人間がどう向き合ってきたのかというその結果を学ぶことにほかなりません。単なる受験勉強としてさまざまな項目を暗記するだけではなく、そういった深い点を掘り下げ、自らの生き方にフィードバックすることでよりよい人生を歩むことができるのでは、という著者の考えは理解できます。
であるからこそタイトルはおおげさにならず、その訴えたい点をもう少し謙虚に示すもののほうが内容との親和性が高かったのではないか、と思います。
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事実に基づき、見た目にとらわれず、何と比べて客観的に見てどうなんだ、という考え方、そのベースに地理と言った事実に基づき思考しましょう、地理というか歴史、過去に形成された事実ということでしょうか。分かったような分からなかったような、この感想書いててもうまくまとまってないですが(笑)
このあと読みたいファクトフルネスと似た考え方なのかなと推測してみる。ファクトフルネス読んでないけど前評判とかオリラジ中田さんの動画見た感じ、そういう思考なのかなと感じたので。
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地理好きな人って歴史が苦手なことが多いが自分もそのひとり。なので地理よりも歴史について書かれてる部分が多いんじゃないかとさえ思う本書は頭に入りづらかった。タイトルに誘われた感が否めない。
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購入理由が地理勉強したいだったのだが、本書は地理を学ぶと言うよりは物事の背景を追って考えて見ようと言う内容であり、知りたかったものとは異なっていた。内容自体はなるほどと思うことが多かったけど、欲しかった情報では無かったこともありこの評価。時間が有れば読んでみてもいいかも。
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世に溢れる情報は”半分信じて半分疑う”、”様々な角度でみる”。
見逃してしまうような些細なことでも”考える”ことが重要とだと再認識。
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地理をテーマにした面白い本に、初めて出会えた。地理はどうしても、雑学的な内容に終始してしまいがちであるが、この本はテーマがぶれず、一貫しているためスイスイ読める。
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教養があるから人生を楽しめる。その切り口、物事に触れる感性の一つに、地理から事象を理解する方法がある。私なんかは、固有名詞を一々覚えることに中々情熱をもてないタチだし、地理にも疎い。だから、何かに触れた時、既に有する知識に結晶化させながら理解を楽しむなんて事が、著者ほど出来ない。内容は、趣味程度と言えば失礼だろうが、しかし、学者ではないのだから、趣味で良いのだろう。だからこそ、何かしら知性よりも感性に響く本。
中に、人生とはロケやロケハンなどという格言?が出てくる。はてと思うと著者はテレビマンであったよう。道理で、モンゴルの話などは読ませるものがあった。
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タイトルで豪語するほどの「地理」的な要素は感じなかったが、身の回りの疑問を人口統計、民俗学的な観点から経験則を交えて解説しているところがおもしろかった。
筆者のバックグラウンドがテレビマンということもあり、最後は日本社会のメディア論に波及させているところも印象的だった。
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人生が変わる地理という題名に惹かれて買いました。さらに、作者は地理学者ではなく、元テレビプロデューサー、現在バラエティプロデューサーであることにも驚きました。
地理なのに、(地理だから?)、決まりとは何か、組織はなぜ必要なのか、など、魅力的なテーマが並んでいます。さらに鎌倉幕府の成立についても言及されています。
何度も読み返したくなる一冊です。