サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

「e-hon」キャンペーン 本の購入でe-honポイントが4%もらえる ~7/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨 みんなのレビュー

新書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー26件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (9件)
  • 星 4 (7件)
  • 星 3 (8件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
23 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

戦友を見捨てて逃げた男がロンメルの正体

2019/03/11 20:19

5人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

エル・アラメインから敗走した後にロンメルはゲーリングから「エル・アラメイン前面のイタリア軍を見捨てた」と主張されたとあるが、参考文献目録には兄弟本の「イタリア敗戦史」しか出ていないが同著者の「ムッソリーニの戦い」には「ドイツ兵はイタリア軍の車両をも奪い、勇敢に戦ってきたイタリア兵士を砂漠の真っただ中にほうり出して逃げたのであった」という「イタリアのある将校」の証言が引用されている。著者が非難しているパウル・カレルの「砂漠のキツネ」ですら「イタリア軍歩兵を救う事はむりなので、ロンメルとしてはドイツ軍歩兵部隊はもちろんラムケ降下猟兵旅団のような特殊部隊をも車両で後退させるわけにはいかなかった」と超婉曲話法で言及している。つまりロンメルは戦友であるイタリア軍から「車という車をすべてドイツ軍が没収した」(「ムッソリーニの戦い」)上で見捨てて逃げ出した卑劣な男なのだ。イタリア兵達にとって幸いなのは敵が心優しい英連邦軍であった事だろうか。よくムッソリーニがロンメルの解任をドイツ側に求めなかったものだ。
 ロンメルはヴュルテンベルク人なのでヴュルテンベルク軍の将校だが、著者はバイエルン軍以下の「傍流」と表現している。しかし著者が「灰緑色の戦史」に収録した文章で書いたラインハルト将軍や大戦末期に参謀次長になってヴァイマル時代に再婚で失脚するまで政治の表舞台にいたグレーナー将軍がヴュルテンベルク軍出身だと書いていて、ラインハルトがユダヤ人女性と結婚した「『自由主義』的思想を持っていた」人物と書いたのを忘れているらしい。
 「第二次大戦の〈分岐点〉」などではチュニジアにヴァルター・ラウフSS大佐が派遣された事やネーリング将軍がチュニジアのユダヤ人を「陣地構築に動員すると取り決めている」と書いたのに、この本では「砂漠のキツネ」みたいに一言も書いていない。ヒルバーグの「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」を読んで書いているのに何故だろう?
 ロンメルが捕虜になった自由フランス軍の将兵やユダヤ人を含めた亡命ドイツ人の処刑する命令に従わなかった事やコマンド指令を焼いた事を書いているが、主戦場がイタリア領リビアで、ネーリングやラウフが「それだけのこと」(「第二次大戦の〈分岐点〉」)をしたのはフランスの保護領だったチュニジアだからだろうか。ドイツ軍がイタリアやイタリア領だったドデカネス諸島、イタリア軍が占領していた地域でユダヤ人を強制収容所に送ったり、過酷な支配を始めたのはイタリア休戦後だ。著者がこの本で言及しているロジャー・ムーアハウスの「ヒトラー暗殺」に書かれているようにフーベルト・ランツ将軍がイタリア休戦時に武装解除したイタリア兵を銃殺したり、「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」に書かれているかつての第90アフリカ軽師団長でロードス突撃師団長のウルリヒ・クレーマン将軍がロードス島のユダヤ人をアウシュヴィッツに送った。それだからか、悪名高い「砂漠のキツネ」に書かれているようにエル・アラメインでフォン・ビスマルク将軍が戦死した時にネーリングが負傷した事は書いてもクレーマンが負傷した事は書かれていない。「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」を読んだからクレーマンの所業を知っているにしても、彼の存在まで消す事はないだろう。
 しかし何故か著者は「第二次大戦の〈分岐点〉」とこの本ではロンメルがコマンド指令に従ったのか、それとも従わなかったのか、書いている事がバラバラだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

作られた虚像

2019/05/28 14:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロンメルについてこれほど詳細な研究が行われているとは知らなかった。日本も今一つの歴史ブームと言えるが、過去の清算と今後の指針も含めて過去歴史に名を遺した
人を地道に研究するのは、とても意義あることだと思う。
ロンメルについて言えば傍系の出身の軍人だったが故にヒトラーに気に入られて出世したというところが、強く印象に残った。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2019/03/19 22:19

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/04/19 20:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/04/13 19:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/05/06 12:45

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/05/05 22:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/05/27 13:14

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/06/09 23:08

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/06/22 14:18

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2020/05/18 19:27

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/09/29 19:15

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/12/31 18:08

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2020/01/11 12:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2020/02/11 22:57

投稿元:ブクログ

レビューを見る

23 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。