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心底ゾクゾクしたかったので、読み終わって正直、うーーーん?でした。
気軽に読めるという点では良かったですが、ホラー感にしても人間心理の暗部にしても描き方が物足りず、これで終わり?という感じ。
澤村さんは比嘉姉妹の長編が面白いかな。
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短編集。ゾーっとしていい感じ。
共通の話題だと思っていても少しずれている? と感じたら要注意なのか。いやー、誰でも自分中心だから、多少のズレは気づかないよね。
よく確認しないとね。
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ホラー短編集。
あえてこの中で一番を決めるなら「ありふれた映像」かな。
本当に街中にありふれている映像って全然見ないものだけど、実はその中に恐怖が潜んでいる、っていう、ありえなさそうでありえそうなぞっとする感じのホラー。
ちょっとしたズレ、「常識」と思っていた非常識とか、そこはかとない怖さがいい。
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怖くて不快な気持ちになりたい…!とジャケットで選んだもの。
はじめの「ひとんち」はまぁまぁ良かった(というか、不快で怖い、読みたかった感じ)けど、その後は、まぁ…普通…くらいで、やめようかと思ってたら最後の二編が怖かった。
世にも奇妙な物語的な感じだった。
「死神」は、川上弘美の「人魚」と似ていて、いいなと思った。
「じぶんち」は、ホラーのジャンルでいいのか、少し星新一のような。何も動いてない家の中がすごく怖い空間になった。
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ホラー短編集。
「ひとんち」から始まり「じぶんち」で終わる。
「シュマシラ」が民俗学的な面白さもあり、一番好みだった。得体の知れない怪異は得体の知れないままの方が恐ろしい。
よく見たら、本来あるはずのない部分に突然ぽっかり開いた窓という、表紙のデザインが秀逸。
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『ぼぎわんが、来る』で、第22回日本ホラー小説大賞の大賞を受賞した著者のホラー短編集。
3話目を読んだときに、作風が合わないと思い、読むのをやめてしまったのだが、後日つづきを読むと、日常から非日常へと、いつのまにか入り込んでしまう恐怖がよく描かれており、ストーリーも描写も好みの内容だった。
雑誌での掲載順に並べられているようで、後半のほうが新しい作品のようだ。私は前述のとおり後半の作品のほうが良いと思えたので、著者の今後の作品にも期待が持てた。
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今までよりは怖くないけど、いろいろ考えていくとやっぱり怖い。日常に潜む怪異という感じ。怖いものは実は隣にいるって感じが背筋にゾワゾワしたものがはしる…。
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初めから最後まで好き
ありふれた映像はかなりゾクゾクした
表題作含めファンタジーやSFチックなホラー作品が並んでいて好みだった。1話30ページなのも読みやすい
比嘉姉妹シリーズばっかり書いてないで他のも書いて欲しいと思った
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日常にあるホラーなんだろうけどあまり納得は行ってない。もっとドキドキしたかったのになぁ。
澤村さんはホラー度が高い他の長編の作品が好き。
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図書館にて。
幽霊ものを期待して読んだのだが、それだけではなくSFや人間の怖さのような物語もあった。
さらりと読めて楽しめた。
『闇の花園』は新しい感じ。
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2020.3.11
途中までは怖くて何が起こるんだろうどうなるんだろうってすごく面白いのに、最後のオチが非常にイマイチ。残念。
2話目のオチにがっかりでそこで読むのをやめようと思ったけどなんだかんだ全部読んでしまった。
全8話の中で一番怖かったのは「ありふれた映像」。
途中まで怖かったけどオチがイマイチだったのはゴスロリ親子の行く末「闇の花園」。
途中までドキドキするくらい怖かったのに友達からの電話で一気に興ざめしたのは「じぶんち」。
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ホラー短編集。日常の隣から異世界があふれ出し、じわじわと忍び寄り、そして一気に襲い掛かってくる印象の作品ばかり。「常識」って何なのか、ちょっと揺らいでくる気分もします。
お気に入りは「ありふれた映像」。いちばんありそうな話で、その正体がはっきりしない怖さもあり、いちばん嫌な物語。そこかしこで見かけるあれをじっくり見てみたくなるような、それが怖くなるような気も。
「夢の行き先」はどこかしらユーモラスな印象もあるのですが。それでもやっぱり怖いよねえ。いったい何が起こったのでしょう。
そして「シュマシラ」。なんだか気になる名前がいっぱい出てきます……そのうち別の作品に取り上げられたりもするのかな、とわくわくしてしまいましたが。あそこに迷い込んでしまうのはごめんだ。
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サクサク読めて、ちょっと背筋がゾクッとするホラー短編集でした。
人の怖さから、心霊、妖怪、異世界などいろんなジャンルのホラー詰め合わせ。
私としては、「シュマシラ」がいちばん好き。
妖怪を追って行方不明者が出て、その人を探して自分もいつの間にか異世界に迷い込んで、何とか無事に戻ってこれて。あの迷い込んだ異世界は人間ではない何かが妖怪をコレクションしているのではないか、、、という最後の終わり方もめっちゃ自分好みでした。
「死神」「じぶんち」も良かった。
すごく怖いわけではないけど、ソファに座って読んでいる途中少し背後が気になるような。
消したテレビの画面に映る自分の影が気になるような。
布団からはみ出した自分の足元が気になるような。
そんな1冊でした。
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普通だと思っていても、それが普通じゃないことがたくさんある。例えば家のマイルール、風習。そういうのは、どこにだってある。でも、その言葉だけでは補いきれないぐらい気味の悪いものが、日常に忍び込んでいたら……?今まで澤村伊智さんの作品を何作か読んできたが、これが一番面白くて好み。一部を除いて絶対的な化け物が出てくるわけでも、幽霊が出てくるわけでもない。日常にすっと差し込まれる奇怪な影、そのさり気なさが余計に気持ち悪い。
もしかしたら、自分が認識してないだけであってこういうこともあるのかもしれない、と思わせる。特に「ありふれた映像」の不気味たるや。「ありふれた映像」の中にVHSの中身を描写したシーンがあるが、情景が想像しやすい文章(特にホラーのモニュメンタリー、ホラーPOVを好んでみる人はそうかも)のため、ビデオの中身を非常にリアルに想像できた。 他の作品も、比喩などが直接的で分かりやすく想像しては、背後が気になった。お化け屋敷のように突発的に驚かせてくるのではなく、ただひたすら背後を足音を立てず(それでいてわかりやすくヒタヒタと)ついてこられている気分。 読んでいてとても尻の据わりが悪い。暗がりが気になる。怖い。私もふとした瞬間にこんな悪夢に見舞われるかもしれないと、思わされる。
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澤村伊智の短編集。
ほんとこの人のホラーは読んでいる間中不協和音が鳴っているというか、黒板をひっかく音が遠くでずっとしているような気持ち悪さがある。そしてそこが良い。
個人的には「シュマシラ」が好き。