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テーマは良かったと思うんだけど、全体的にあんまり面白いと思えなかった。主人公への感情移入よりも、筆者のやりたいことみたいなものの方が強く感じてしまい、一歩一歩引きながら読んでしまった。
でも少年法に関することを考える機会になって良かった!
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突如、動画サイトに現れた爆破予告。首謀者?は15歳の少年。嘘かと思いきや、本当に予告された場所で爆発事件が発生した。果たして、その目的とは?次々と明らかになっていく15歳の少年に隠された過去や少年法に引き裂かれた加害者や被害者の関係者の思い。読み進めるにつれて、意外な展開へといくので、面白かったです。
単なる事件だと思っていたのに裏の裏、そのまた裏へと予想を裏切っていくので、最後まで楽しめました。
この話の要となっているのは、少年法です。少年犯罪は、成人と同様に扱うべきなのか?加害者にとってみれば、将来のために手厚くサポートしているが、被害者側にとってみれば、腹の虫が治りません。難しい問題を取り扱っていますが、そういった問題を加害者側の関係者から、被害者側の関係者から見た実情を丁寧に描いています。一つの犯罪が招く多くの犠牲が悲しい現実を引き起こしていて、読んでいて辛かったです。
しかし、最後はしっとりとじんわりと感動を誘ってくれるので、それまで辛かった分、ちょっと明るくさせてくれたので、心地よい読了感がありました。
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終盤読みながらずっと泣いていた。
表紙のイラストが綺麗で手に取った作品。
最後まで私の予想を裏切ってきて、その鋭利な優しさと愛で涙が止まらなかった。
理不尽なことで溢れている世の中に腹を立てることがあっても、他国に比べて立ち向かうことの無い国。
もしも私が同じ立場ならどうするだろう、、、と考えさせられた。
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犯罪をすることによって被害を受ける人は被害者や被害者遺族だけではないこと、加害者や加害者遺族を保護しない今の日本の現状。思い知らされました。1度は絶対に読んで欲しいです。
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8年ぶりに小説を手に取って読んでみたけど、どんどん先を読みたくなった。そもそも、8年ぶりに手に取りたいと思えた魅力的な表紙に感謝したい。
終盤になるにつれ、篤人の葛藤が強く胸に刺さってきた。社会問題というテーマと、徐々にまとまっていくストーリーの構成に見入ってしまった。
本当に目を向けるべき所はどこなのか、信じるべきは何なのかを考えさせられる小説だった。
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未成年犯罪について考えさせるテーマをもった作品。
プロット自体は複雑ではなく、テーマ性を重視したものであった。
黒幕の存在がちょっと安易かなと思った。
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表紙の綺麗さに手を取っていました。いわゆるパケ買いです。
実際に読んでいくと、15歳の少年が抱える苦しさ、彼を取り巻く人たちの心情の変化に、こちらも多くのことを考えさせられました。
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少年法の光と影、少年犯罪に苦しむ人達の声にならない悲痛な叫びが本を持つ指先から伝わってきました。
予測不能の展開に目を離したくなるのに、目が勝手に文を追い、それに合わせて手がページをめくる。そんな感覚で読んでしまう、斬新で新鮮な一冊でした。
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少年法により苦しむ人々の心情を描いた小説です。
人間関係が入り組んでいて でも、それぞれの登場人物のある意味人間らしい行動や気持ちに共感しました。
少年法は本当に少年や世間にとって正しいものといえるのか。
それによって変わっていく何かがあるのか。
終わりのないその問いかけと一人一人の心の奥で願う思いが入り交じりました。
人の涙の美しさと嘆きが混合していて、それまで少年法をよく知らなかった私にまで心を揺さぶられる訴えられるようなものがありました。
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真実や正義だけを求めることよりも、もっと複雑で苦しい。自分が目を向けて、考えなきゃいけない面がまだありすぎると気づく。
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「少年法」について考えさせられる本。
私はあまり少年法について知らなかったけれどこの本を通して知ることができたし、犯罪の被害者家族と加害者家族のどちらの立場もみることができるのはすごくいいと思った。
ん?今いつの話なんやろと思ってしまうところもあったけどそこはあんまわからなくても大丈夫。
キーワード▶︎「真実」
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kindleにて読了。
少年法を題材にした作品。
少年犯罪や報道、法改正など考えさせられるところもあるが、とても読みやすい書き方でした。
15歳のテロリストは自分自身が爆弾となって、世間を変えようと動き続けていました。ラストも悪くなくて良かったです。
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惹き込まれ、短時間で読み切ってしまった。少年犯罪というものが、やはり成人が起こす犯罪とは異なるし、それ故複雑であるなと感じた。このような重いテーマを小説にすることは容易ではないがストーリー的にも面白いものに仕上がっていて、すごい。是非読んでみて欲しい。
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今と昔で解決したこともあれば、新しく増えたこともたくさんある。情報発信が誰でも出来るネットという場所。メリットもたくさんあるけど、デメリットもたくさんある。知らなければ…知っていれば…たくさん考えた話。
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少年法で保護される加害者への復讐を望む少年が、なぜかテロリストとなるという緊迫感のある序盤から引き込まれる。
テロの真相を追い求めるジャーナリストの視点と、過去のテロリストとなった少年の回想が交互に繰り広げられる。
家族を失った被害者の家族の苦しみはもちろん、加害者の家族の苦悩も描いていて、ネットでの誹謗中傷や、世間の冷たい目など、息の詰まるような話だった。
加害者の家族も充分すぎるほど苦しんでいるのに、この小説はその辺りも客観的に語っている。
加害者の起こした罪でバッシングされ続けることも罰の一つというのは、残酷だけども真実なのかもしれない。
それでも、正義を振りかざしてよく知りもしない人を評価して罰を与える人たちの中には混ざりたくはないなぁとも思う。
若年層向けとしてはとてもよくできていて、ページ数や、物語の転換など、軽く読める上に内容はそれなりにハードなので、中高生に勧めたい。
逆に言えば、もうちょっとハードな小説に慣れていると、帯のような「物凄さ」はあまり感じないかもしれない。