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ものごことは、どこからどう見るか、がほとんど。
絶対的な姿はあるはずなのに、全てを見ることはできない。結局のところ切り取り方次第。
だからそこそ、希望もあるのだ。
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陣内さん
クセが強いんじゃ(笑)
でも嫌いじゃない
普通、そういう時にそういう事言わないでしよ
とか、そういう事しないでしょ
のオンパレード
例えば、飲酒運転をしようとしている怖そうな若者に
いいか、言うことを聞かないと
こいつを、その車に投げる
と、ポケットから○○○○を取り出す
えー!何でそれがポケットに入ってるのー!
からの、何でそれが脅しになるのー!
ということになる
それでも
犯罪を犯した少年と正面から向き合い
真剣にひとりひとりのことを考えているところが
いいね
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生きる葛藤が書かれている。井坂本のなかで好きな部類。
それぞれの事情があって、そのなかで生きるしかない。でも、それは諦めではなくて、不幸でもなくて、受け入れて前に進むことに他ならない。
前に進むために受け入れる。受け入れるためには全力で向き合うしかないのだ。
陣内サイコー!
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家裁調査官陣内主任&武藤 未成年が運転する死亡事故、被害者.加害者の想い 連日ワイドショーを賑わせる自動車事故をめぐるタイムリーな一冊。さすがは伊坂幸太郎さまです。あっというまに読了できました。
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罪と向き合うことの難しさと曖昧さを思い知る。そして、常に隣り合わせなんだよなと改めて思い知らされる。正解はひとつではないことに気づかされる物語
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わざとかわざとじゃないか。
偶然なのかそうでないのか。
むしろ意図的ですらあるのか。
いずれにせよ
結果はひとつ。
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私自身、大学時代に家裁調査官に興味を持っていた時期があった。決してメジャーとは言えないこの職業にスポットを当てていて興味を持ったので。
とても難しいテーマを扱っているけど、作者は陣内を通してメッセージを発している。むしゃくしゃした時は曲でも作っちゃえって。笑
重いテーマなはずなのに陣内のおかげで暗さを感じさせない。武藤とのやりとりは読んでいてとても楽しかった。
続編が出たら絶対読みたいと思える一冊。
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陣内の言うように、この世の中は面倒くさいことばかりで嫌になることもたくさんあるけど、でも、それでも、考え続けなきゃいけないんだ。考えることから逃げちゃダメなんだ。白が黒で答えるじゃなく、そのどちらでもないグレーについてしっかり目を向けなきゃならない。そんなことを考えながら読んだ。ライブを観てるかのような物語のテンポ感は、伊坂さんならではの読書体験。
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キャラクター設定は作家得意の… という感じ
セリフのテンポもよいが、読後にこれといった響くところはなく。
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陣内・武藤の家裁調査官コンビによる「チルドレン」の続編。
無免許運転で事故を起こした未成年の加害者は、
10年前に友人を未成年の事故で亡くしていた。
伊坂作品の登場人物はいつも少し変わり者とそれに振り回される普通の人の組み合わせで、それがすごく絶妙。
読者は普通の人の目線で、時にはちょっと迷惑がったり、時にはそんな屁理屈こねるのかと感心しながら、
正解がないことばかりの中で、陣内のポジティブさに救われる、そんな作品。
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少年犯罪といういろいろな意味で境界線上にある事件をコメディタッチで描くミステリー小説だ。陣内という個性豊かな主人公が少しずつリアルな人間像として考えられるようになっていくのが面白い。筋としては登場人物が様々な関係で絡み合っていくのが多分に非現実的ではあるが小説の嘘としては許される範囲なのだろう。楽しく読むことができた。
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犯罪を犯した少年と向き合う家裁調査官のお話です。
テーマは暗めですが、軽快な文章で読みやすいですし、登場人物もクセが強く面白いので、テンポよく読めました。
前作のチルドレンも5年ほど前に読んだことがあるのですが、内容は全然覚えていません。
でも、周りを振り回す陣内さんのことは何となく思い出しました(笑)
家裁調査官って、、、大変なお仕事ですね。
加害少年それぞれの事情に沿った助言や指導を行い、更生に向かわせる…
マニュアルがあるわけでもないし、本当に1対1で「人」と向き合う仕事というのは難しいし、悩むことだらけなのだと思いました。
物語の終盤になるにつれ、今までの小さなエピソードが1つにまとまっていく感じは気持ちがいいですね。
さすが伊坂さんだなあ〜と思います。
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前作『チルドレン』は視点や時系列を絶妙に変化させた一風変わった連作短編でしたが、本作は武藤一人が語り手で時系列の変化等もない、ある意味で直球勝負の長編小説になります。
雰囲気に関しても、前作はどちらかといえば軽妙かつ楽しく読めた印象でしたが、本作では少年犯罪、そして交通事故の加害者と被害者をテーマに据えており、それなりに重たいものがあります。とはいえ、伊坂さんが描くだけあってそこはエンタテイメントとしてちゃんと成立しており、読者の心の奥底をナイフで抉るような残酷な展開にはなりませんのでご安心を。それはもちろん本作のメインキャラである陣内の造詣に負うところが大きいです。
いやあ陣内、やっぱりいいですねえ。今回は前作のような印象的な一言、といったものはあんまり残らなかったのですが、結末近くで明かされるある行動なんかは大変素晴らしいと思いました。盲目の永瀬も相変わらずいい味出してます。残念ながら鴨居は登場しませんでしたが、武藤とキャラが被るところがあったし仕方なかったのかも。
『チルドレン』にハマった人であれば必読の一冊だと思います。
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前作チルドレンをほとんど覚えていないので陣内ってこんなキャラだったか、言葉遊びばかりが気になってさほど感情移入できない。物語も起伏に乏しく、のんびりと進んでいく。伊坂幸太郎にしてはあまり印象に残らない作品。
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『チルドレン』の続編。
大好きな陣内さん…健在ですね。
『チルドレン』は何編かに分かれていたけど、今回は一つのテーマで進む。テーマは重い。
陣内さんは『めんどくせえ』と言いながら、どこか温かく…ほっこりとします。
面白かったです。