パピヨン 下 みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、20世紀初期から中期のフランスの小説家アンリ・シャリエール氏による傑作です。同作品は、同氏の体験をもとに作られた作品と言われています。というのも、同氏は、11歳で母親を亡くし、素行が悪くなり女性に養ってもらったということです。また1931年には殺人事件の容疑者となり、ギアナ、デビルズ等に無期懲役で収容されています。そこでの生活はひどいもので、同氏は脱走を９回も試みたようです。まったくこの作品と話が似ています。河出文庫は上下２巻シリーズで刊行されており、同書はその第2巻目です。同書の内容は、悪名高き仏領ギアナ徒刑場で無期懲役囚となったパピヨンですが、度重なる挫折の末、ついに自由への飽くなき憧憬を胸に命を賭して荒海に身を投げます。一体どうなるのでしょうか？続きは、ぜひ、同書をお読み下さい。