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紙の本
定年のない東海林さだおさんですが
2019/06/27 15:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画家に定年はない。
実際東海林さだおさんは80歳をすでに越えているが、まだ現役で働いている。
人生100年時代、漫画家も100年時代で、東海林さんはその先鞭となるやもしれない。
定年のない東海林さんの「定年から」という冠がついた食べ物エッセイがこの本。
どういうことかというと、東海林さんには人気食べ物エッセイ「丸かじり」シリーズがあって、あるいはその他の食べ物エッセイの中から、東海林さんが60歳以降に書いた作品から寄りすぐったものだという。
最近では定年を70歳まで伸ばそうという動きまであるのに、60歳以降を「定年から」といっていいのか。
定年のない漫画家でありながら、60歳以降を「定年から」といっていいのか。
きっと東海林さんなら、そんな文句もいいそうだが、自分の本だから、そんなつっこみはしないだろうな。
まあ読者であるわれわれは、東海林さんのエッセイで満腹になれれば、いつから定年であっても構わないし、年金だけで生活が厳しくなれば、東海林さんの食べ物エッセイで飢えをしのぐサバイバルな方法もあるかもしれない。
人生100年時代で、60歳といえば、まだあと40年もあることになる。
東海林さんがこの本の「はじめに」で、「これまでの人生は前座。ここから先の人生こそが本番。これから真打になるのだ」と書いているではないか。
それに、60歳以降に書いた作品とはいえ、これらのなんと若々しいことか。
笑いの力が半端ない。
60歳なんてまだまだひょっこ、かも。
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