組織でなく、チームづくりのための一冊
2020/08/16 00:08
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投稿者:本野 - この投稿者のレビュー一覧を見る
Goodpatch代表と著者の対談「離職率40%から8%への道のり、組織崩壊の状態からグッドパッチが立ち直れた理由」から興味が出て、本書を読みました。
チームの状況(目的)に合わせてどのようなチームを作ればよいか、説明してあります。
これまで組織論やマネジメントの本は何冊か読んできたのですが、組織やマネージャーでなく「チーム」にフォーカスした本には初めて出会いました。
そのため経営者、マネージャー、一社員という目線でなく、チームを支えるメンバーという目線で読むことができます。もちろんマネージャーにもおすすめですが。
タイトルにある「5つの法則」は1章につき1法則が書かれており、必要なところだけ読むこともできるため、手軽に読めます。
【5つの法則】
・Aim(目標設定)の法則[旗を立てろ!]
・Boarding(人員選定)の法則[戦える仲間を選べ]
・Communication(意思疎通)の法則[最高の空間をつくれ]
・Decision(意思決定)の法則[進むべき道を示せ]
・Engagement(共感創造)の法則[力を出しきれ]
斬新な内容はないですが、学術的根拠に基づいたVUCA時代のチームづくりに必要な一冊です。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
共通の目的、というのが当たり前なようで、その目的意識を持たせることが重要なのですね。単なるグループとチームの違い……納得です。第四章の野球や駅伝、サッカー等四つのスポーツ競技に分けての解説は、大変よかったです
まずは法則を知るべし
2020/06/21 11:40
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投稿者:じょんたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も一応部下がいる立場ですので、このチームをいかによい状態で保つかということには、日々悩まされていますし、なかなかこれはという解決法が見つかるわけではありません。というわけで、この本を読んでみたわけです。
本書が提唱する5つの法則は、章ごとに具体例とともに説明されていて、とても読みやすいです。構成としては以下のとおりです。
第1章 Aim(目標設定)の法則〜目指す旗を立てろ! 〜
第2章 Boarding(人員選定)の法則〜 戦える仲間を選べ〜
第3章 Communication(意思疎通)の法則〜最高の空間をつくれ〜
第4章 Decision(意思決定)の法則〜進むべき道を示せ〜
第5章 Engagement(共感創造)の法則 〜力を出しきれ〜
チームによっては、自分たちで人員を選定できないとか、なかなか本に書いてあるとおりにはいきませんが、私なりに気になったところをいくつか紹介します。
まず、チームには共通の目的が必要だということが書かれていました。当たり前のようですが、これは意外と難しいですね。昔であれば、プライベートより仕事優先みたいな前提があって、誰もが仕事上の目的意識を共有していましたが、今はプライベート重視の人も多く、あくまでも仕事は仕事と割り切っています。もちろん、割り切っていても、仕事上の目的くらいはもってもバチは当たりませんが、そこまでのモチベーションがない人が増えているように思います。
次に、3つの目標について説明されています。行動目標、成果目標、意義目標。正直、私の場合は成果目標で終わっていますが、意義目標がもてるといいですね。ここは参考にしなければいけません。
そして、チームタイプという考え方もユニークです。サッカー型、野球型、駅伝型、柔道団体戦型。環境の変化度合いを縦軸に、人材の連携度合いを横軸に考えています。さて、我がチームはどれに当たるのか。意外と駅伝型かも知れません。
誰もが難しいと感じているのが、コミュニーション。「どうせ」「しょせん」「やっぱり」という言葉が出てこないチームを目指したいものです。
この本を読んだら何かが変わるのか、それは分かりませんが、リーダーという立場の人も、あるいは、何らかのチームに所属している人も、基礎知識としてもっておいた方がよいことが書かれていることは間違いありません。参考文献なども丁寧に紹介されているので、この本を羅針盤にして、さらに興味のある分野を開拓していけるといいかも知れません。
チーム(組織)を選ぶ立場の人にも参考になると思います
2020/04/05 13:42
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投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書に書かれている法則に厳密に当てはめる必要はないと思いますが、考え方は仕事に活かせそうな内容が多かったです。また、4種のスポーツに例えて対策を分類した図がわかりやすかったです。
経営者や人事担当のようにチームを作る人だけでなく、求職者が自分に適した組織を選ぶ際にも参考になると思います。
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発売前から気になってた本、書店に買いに行ってたら売り切れてた。
ようやく手にしたのは、2刷だった。
評判通りのとてもよい本でした。
組織のつくり方を科学的に書いてます。
いろんな組織、チームの形にフィットしたやり方がかかれてるので、人事の人もおすすめですが、部門を持ってる人は手にとって読んでみるのをおすすめします。
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ビジネスにおける価値の源泉
戦後復興期 業界
高度成長期 企業
百年人生期 個人
1 Aim 目標設定
適切な目標設定を3つの視点で
行動 作業 推奨する行動
成果 数字 創出する行動
意義 何のために 活動の意義
意義目標があってブレークスルーがある
2 Bording 人員設定
入口 厳選評価
出口 辛口評価
3 communication 意思疎通
ルールとコミュニケーションのバランス
経験 モチベーショングラフの確認
人生の中でハイとロウの状態を知る
志向 モチベーションタイプの確認
アタック 達成支配型 すごいね
レシーブ 貢献調停型 ありがとう
アナリス 論理追求型 正しいね
フィール 審美創造型 面白いね
能力 ポータブルスキルの確認
対自分力
外向 決断 曖昧 瞬発 冒険
内向 忍耐 規律 持続 慎重
対他人力
父性 主張 否定 説得 統率
母性 傾聴 受容 支援 強調
対課題力
右脳 試行 変革 機動 発想
左脳 計画 推進 確動 分析
心理的安全
率直質問 聞いてもいい 無知
失敗共有 間違っていい 無能
発言促進 言ってもいい 邪魔
反対意見 反対でもいい 批判
1on1 ミーティング
心理的ハードル下げて
相互理解のもと
4 Decision 意思決定
独裁 専門 返報 魅了 厳格 一貫
多数決 独裁と合議のあいだに 選挙
合議 選択基準と優先順位でスピード感と再現性
5 Engagement 共感創造
philosophy 理念 方針 ディズニー
profession 活動 成長 マッキンゼー
people 人材 風土 リクルート
privilege 待遇 特権 財閥系
当事者意識
人数 責任 意思決定
議論の埋め込み
雰囲気コントロール
スポットライトでポジネガ調整
インフルエンサーに仕込み
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編集協力いたしました。
5/27
改めて #THETEAM を再読。今回はとりわけ「Boardingの法則」が学び深かった。弊社も関わるメンバーが20人近くとなり、より精緻に人員選びを求められるようになってきた。
組織規模やフェーズごとに何度も、味わうように、繰り返し読みたい。手元にあると安心な一冊。ぜひ一読あれ!
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著者が所属するリンクアンドモチベーションの商品「モチベーションクラウド」を自社組織に導入して売上が10倍になりました、という「やっちゃった感」満載なポジショントーク本。
チームの法則「目標設定→人員選定→意思疎通→共感創造」の流れも、特段独自性があるわけではない。
とは言え、モチベーションクラウドの質を高めて利用者ひとりひとりの力を、組織の相乗効果をより引き出すために、チームのこと、人のことを常に考え、情報収集しています、というプレゼンとして強い印象を残すことに成功している。
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このように言われていることが多いが、場合によってはそれは違います、みたいなことばかり書いてない?
自分は、チームのパフォーマンスやモチベーションについて全然考えてないな〜、と振り返ることはできた。普通できるだろ、そんなの考えろ、みたいに個でできるだろ的なことばかり思ってるな、自分。
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パフォーマンスを出せるチームを作るにはどうしたら良いかを述べた本。
以外5つの法則について、法則、具体的事例、チェックリスト、学術的背景をそれぞれ記載しており、非常に分かりやすく書かれている。また特別なプロジェクトチームに絞った内容ではなく、4つのタイプ毎に適した法則を述べており、どの様なシチュエーションでも応用可能になっている。
複数のプロジェクトを抱え、それぞれのチームを抱えているが、今のチームに足りていない所が見えてきたので、今回得た知識を活用して更なるパフォーマンスが出せる良いチームを作って行きたい。
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■活かす学び
・チームメンバーの心理的安全性を担保する。
・チームメンバーにブレない軸を発信する・彼らが自分の言葉で発言できるように促す
・チームメンバーの志向と能力を把握するよう努める。
チーム作りにおいて問いかけるべきこと
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■AIM
チームの活動意義が明確になっているか?
チームの創出すべき成果が明確になっているか?
チームは推奨している行動が明確になっているか?
チームでは活動の意義として創出すべき成果、推奨している行動が適切に接続されているか?
チームが活動する意義、創出すべき成果、推奨されている行動を日常的に意識できていますか?
■Boarding
チームの活動の特徴を語れるか
チームのメンバーには適切な多様性があるか
チームには適切な流動性があるか
チームに必要なメンバーの特徴を理解しているか
チームのメンバー集めやメンバー選びに貢献しているか
■Commuinication
チームはルールを明確化できているか?
チームメンバー動詞がお互いの過去や特徴を理解するような機会を持てているのか?
チームは問題やアイディアをメンバーが安心して共有できる雰囲気をつくれているのか?
チームメンバーの過去や特徴を踏まえたコミュニケーションをとれているのか?
チームメンバーに恐れや迷いなく自分が感じる問題やアイディアを発信できているか?
■Decision
チームは状況に応じて最適な意思決定方法を選択できてるか?
チームはスピーディに再現性のある議論ができてるか
チームは意思決定者が孤独を恐れず決断できているか
リーダーの意思決定を自らの手で正解にすべく活動できているか
決断が必要なタイミングで強く・速く意思決定できているか?
■Engagement
チームでは金銭や地位報酬だけでなく、感情報酬がメンバーに提供されているか?
メンバーに何に共感してもらうかが明確になっているか
メンバーがチームの魅力を感じる仕組みが埋め込まれているか?
何を求めてチームに参加しているかを明確にできているか?
チームがメンバーの共感を生み出すことに貢献しているか?
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チーム形成に関する教科書になりそうな超オススメ本!
■読書メモ詳細は下記noteを御覧ください!
https://note.mu/masatake0914/n/nc712f1600b46
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読了。どうすれば良いチームを作れるのかが様々な視点でわかりやすく書いてあり、非常に参考になった。僕はソフトウェア開発のチームづくりにしか関わったことしかないので、知識が部分的だったなと気づかされた。
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A:aim
B:boarding
C:communication
D:decision
E:engagement
チーム作りをしていくにあたって意識していきたいと思った。優秀なリーダーがいるチームがいいのではなく、良い法則があるチームがいい。
理解されたいなら理解する必要がある。
分かりやすく具体例を踏まえいるのでサクサク読める一冊である。
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図書館にて
意義目標、成果目標、行動目標
のセットで考える
人材の連携度合いと環境の変化度合いで4区分
駅伝型、野球型、柔道団体型、サッカー型
モチベーションタイプ
達成支配型
貢献調停型
論理探究型
審美創造型
ポータブルスキル
対自分力
対人力
対課題力
心理的安全の4ポイント
無知ignorant
無能imcompetent
邪魔intrusive
批判的negative
エンゲージメントの4p
理念・方針philosophy
活動・成長profession
人材・風土people
待遇・特権privilege
最終章が良かった
エンジニアリングへの思い
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