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あんまり病気しないので処方箋もらいに行くことはないけど、餅は餅屋とはまさにこのことで、お医者さんが薬のことを知っているとはかぎらないんだよなぁと。飲み合わせはよく問題になるから、自分も気をつけなければ、、、
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ホテルマンが調剤薬局で出会った薬剤師、毒島花織。
薬バカな彼女が薬をきっかけに事件を解き明かす連作短編集。
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薬剤の知識が無くても(無いからこそ?)スラスラ読めた。ライトな感じのミステリーで、気軽に楽しめる一冊。サラッと本を読みたい時にオススメ。
マニアックなほど薬剤(だけでなく、ハーブやスパイス、植物までも)に詳しい毒島さんは謎めいている。真面目で冷静で仕事はキレるのに、鈍いのか、薬のこと以外興味がないのか。
毒島さんが積極的に推理するというより、洞察力の鋭さが問題を解決しているような印象だったけど、それはそれでおもしろかった。
医薬分業。
「知識を蓄え、経験を積む中で、処方箋を見ただけで病名のみならず、医師がどういう理由でその薬を出したのかを推測する能力が育まれてくるそうだ。」
確かに私も、診察の後で処方箋を持って薬局に行って、また症状について聞かれた経験ある、なんでかなーと思ってたけど、そういうことか。
役割が違うから、客観的にその人に個別のアドバイスができるのだろうけれど、薬剤師さんの仕事は最も大切かもしれないのに、個人情報とか、お医者さんとの関係とか…なんとかならないものかな。
患者側の心構えも大事だな。けど、医薬分業について、ちゃんと知ってる人って案外少ないのかも。
などということも考える機会になったけど、それはさておき、続編を読むのも楽しみ。
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とにかく読みやすい
最後まで面白くサクサク読めた
人の死なないミステリ
と言っても日常の謎という訳でもなく、事件性を感じさせる題材での人の死なないミステリ
気になったことは「モリ医者」
これが別に物語上の伏線ではなかったのが驚き
意味ありげな毒島さんの発言、そして最終章で再びの「モリ医者」への言及
こんなの、絶対にストーリーのオチに絡んでくると思うでしょ!
気になって「モリ医者」で検索をかけてみたけど、それらしい言葉も無し
「ヤブ医者」に対する発展形でもなさそう
(作中でも書かれていた、土手医者、筍医者、雀医者はちゃんと言葉として検索にHitするし)
うーん、あれは毒島さんなりのジョークだったという解釈でいいのかしら……
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ホテルマンが偶然知り合った薬剤師さんが、その豊富な知識と真面目な性格で、薬にまつわる様々な事件を解決していくミステリー。
ミステリーに薬物はつきものなので、薬剤師探偵というのがいてもおかしくはなかったなーという印象。
まぁ都合よくこの二人の回りでこんなに事件が起きるものかという気はするけれど、そこはご愛敬。
それにしても、病院で処方された薬をただ受けとる場所だと思っていた調剤薬局の役割がとても重要で、薬剤師さんが色々聞いてくるのにもちゃんと意味があったんだ…と初めて知った。なんで医師に話したことをまた言わされるの?と思っていたけれど…こういうこと、薬局業界はもっと宣伝した方がいいのではないだろうか…
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人が死なないミステリ。
薬剤師が事件を解決するってあまり聞いた事なくて気になっていたシリーズ。
薬剤師、処方箋、処方薬…知ってるようで知らなかったことが、シリーズ第一弾ということもあってさり気なく散りばめられています。
第二弾も読んでみる予定です!
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ホテルマン水尾爽太はたまたま薬剤師の毒島花織と知り合う。彼女の薬に関する知識、真摯な態度、そしてビジュアルに惹かれる。皮膚科で誤診されたり、水筒に睡眠薬を入れられたと言う従業員、薬が少ないと言い張る患者、ホテルの部屋で薬が無くなったと言い張る客、インチキな医者
すごく面白かった。解かれる謎もいいし、キャラもいい、読みやすい。そして薬、薬剤師、医者に関する知識もとてもためになる。作者は薬剤師なのではないかと思うぐらい。
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さくっと軽く読めて、なおかつ面白かった!
スカッとする!
このシリーズの他の作品も読みたいと思う。
登場人物のキャラクターも好き!
薬剤師さんってただ薬を渡してくれるだけだと思ってて、なんで病院行った後に薬剤師に症状聞かれるんやろって私も思ってたけど、薬剤師さんとしての役割から私たちの体のことを考えてくれてるんやなってわかりました!
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仕事に対して一つ筋の通った性格の薬剤師・毒島花織が、処方された薬からその患者の病状はもとより、処方した医師等の意図、思惑などを推理して問題を解決する物語。話の展開が面白く、すぐに読みきってしまいました。シリーズ化されているので、次も読みたいですね。
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毒島さんをはじめ薬剤師の面々や、ホテルの同僚の馬場さんはいいキャラだと思うのに、主人公が好きじゃない。
薬や医療現場の話は読んでて面白い。
文章は軽くサクッと読める。
薬名が実際にある薬と名前が少し違ってて、あれ?と思ったけど、なにか権利の問題とかがあるのかしら。
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面白かったです。なんとなく聞いたことのある薬の名前や病気が、毒島さんの正確な知識でスパスパ説明され、事件も解決していくので楽しい。
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教訓:推しの俳優が帯に出ているからという理由だけで本を買って読まない。薬剤師免許を持つ推しが宣伝に起用されてたから衝動買いしてきたんだけど、ぜんぜん好みじゃなかった…。
一言で言うと、ライトミステリーとして純粋に楽しみたいのに、恋愛要素がただただノイズ。というかあまりにも下心丸出しすぎてノイズ以上に邪魔というか、恥ずかしくないの?と思うくらいなんだけど…ヘテロ恋愛が「フツウ」の世界ではこれが当たり前なのか…?
まず女言葉の小説を読むとムズムズする。例えば昭和初期が舞台、とかある種の時代やキャラクターの必然性があって演出として描くならすんなり入るけど、現代モノでこれやられるとキツく感じてしまう。
ピル=性に奔放、という対する世間の誤解を解いてくれてるのはめちゃくちゃありがたいけど、でもやっぱりまだまだ爽太みたいな認識の人も多いってことか…。というか、別に妹が性に奔放だろうが兄がどうこう言うことじゃなくない?避妊もせずに奔放ならまだしも、避妊した上でならまあお気をつけてどうぞご自由に、以外言うことある??
あと、マーブロンってぼかされてたけど、マーベロン30日分っていう処方はないと思う…28日周期でしょ…。
そもそも、「水虫=女の医者や薬剤師に話すのは恥ずかしい」という価値観を共有してる前提なのがまずキツイ。これ唐突に出てきたから、あれ病院選びで悩んだ描写ってあったっけ、っと思ってめちゃくちゃ読み返したけどないし。初出の事項が説明不足なの、文章構成としてミスってるな、と最初は思ってたけど、そういうことじゃなくて、当たり前だと思ってるから説明しなかったんだろうな、と。いわゆる有害な男の勘違い、「この世の全女性は俺に多少なりとも興味があるはず」、またの名を自意識過剰というやつ…。水虫でがっかりされるのが嫌ということは、無意識かもしれないけど、元々それなりに自分が評価されてる前提ってことでしょう。そんなわけない、仕事の客の一人としか思ってないわ…。
家を飛び出した云々もぜんぜん説得力ない、せっかく好きになったなら親が婿入り相手まで決めてるかも、とかまでエグみ出そうよ。独身娘に対する強権父親といえば結婚圧力よ。というかそもそもそんな簡単に和解するのかよ!じゃあ手間暇かけて逃げまくってた意味よ!引っ越しだってタダじゃないんだよ!!!ここまで来たらそんな父親となんて和解せず我が道を行けよ!!!…とかが気になっちゃう点でNot For Meなのであった。ライトミステリーに家父長制のリアルな害悪を求めてどうすんねん、と冷静に考えればわかるんだけどでも自分はそれが気になるんだ!!!
題材は面白いはずなので、例えば薬オタクな姉を持つ妹の視点、とか、ベタベタ恋愛恋愛してない大人な夫婦、とかの組み合わせで読みたかったな…。若い男の好意表現は自分にはキツすぎるし、ジェンダーの話題に疎い作家はNot For Meです。
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この本を読んで思い出したのは
何年も前の冬。咳喘息のようだから、呼吸器科があるところに行った方がいいよと知り合いに言われ、子供のお迎えに間に合うように呼吸器科がある病院に早退して行った時
待合室に誰もいなくて
男の技師さんが待合室のテレビを見ていて
おかしいなとは思ったけど
最初にCT.その後にレントゲンを撮られた
挙句、逆流性食道炎といわれ、咳止めももらえず、もらったのはリーゼという不安な気持ちを抑える薬と胃薬、、、。
帰りのバスで涙が出たな
不安だった。ちゃんとした薬がもらえなくて。
後日その知り合いに言ったら、逆流性食道炎は胃カメラ飲まないとわからないよ
CTとレントゲンではわからないけどね
って言われて、あの時間、お金、悲しい気持ち返してーーーー。体へのダメージも!!
と森医者に出会った悲劇を思い出しました。
知ってるって大事!無知は怖いという事を思い出させてくれた本でした
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「笑わない薬剤師の健康診断」
正しい用途で使用し。
患者は自分自身なのだから、医師の話しだけでなく薬剤師とも話しをすべきだろ。
一人一人丁寧に診察していると大変なのは分かるが、あまりにも適当だと誰もこなくなるだろ。
「お節介な薬剤師の受診勧奨」
楽しむために必要な。
強い薬であり副作用もあるとしれば、誰だって使用する量は少なくすりだろうな。
素人が全て理解する事は難しいだろうが、何も知らないのに持論を繰り広げるのは違うだろう。
「不安な薬剤師の処方解析」
指定された時間には。
頼れる人がいないのは分かるが、一人で来ていたら対応しきれなかっただろうな。
甘やかしてしまった末の出来事だとしても、こうなる前に両親は対処しようとしなかったのか。
「怒れる薬剤師の疑義照会」
医師から直接渡せる。
診察や説明も不十分なまま適当に処方していたら、いつか問題が起きただろう。
故意的に調べる事が出来ないようにされているのであれば、それは犯罪になるのではないのか。
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薬の知識がそんなにある訳じゃないのに、たまたま知ってる効能と副作用をさしている薬がいくつも出て来て、先が読めてしまった。セントジョーンズワースとか、リンデロンとか興味のある人なら知ってるのでは。
私は母がホメオパシーも信じてしまう人だったので、紅茶キノコもドクダミ茶も酢大豆も果てはお灸まで試された事がある。鰯の頭も信心からで、信じていない私には偽薬効果すらなかった。まぁ、宗教に走らないでくれただけましだったと思う。この作品を読んで、少しはそういう人がいなくなればいいのに。
主人公の先輩の馬場さんの格言、「一押し二押し三に押し」に笑った。令和にはあり得ないのかね。ボタンのかけ違いがじれったさを生み、毒島さんの鈍感力も相まって恋愛パートが全然進まない。
次巻も買おうと思う。