電子書籍
毒島花織の事件手帖
2022/05/22 23:20
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藍花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
水尾爽太はホテルのフロント係。病院で処方された水虫の薬を塗るが一向に治らない。調剤薬局で毒島花織に相談すると、医師の診断に疑問があるという。
客室でなくなったステロイド剤、薬が足りないという患者、痩身剤を売る病院。
薬剤師の知識と推理で謎を解く。
毒島花織は常に薬のことを考えているような女性。そんな毒島に惹かれる爽太の物語は始まったばかり。
薬や調剤薬局、病院・医師との付き合い方も分かる一冊。
身も蓋もない言い方をすれば、『ビブリア古書堂の事件手帖』の薬剤師版といった感じです。
電子書籍
読みやすいエンタメ
2024/04/23 09:15
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投稿者:あー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヤブ医者、モリ医者の話は思わずうなって笑ってしまった。一話完結の推理小説、とても読みやすくて軽いのでちょうど良いエンタメです。
紙の本
薬剤師主役でも面白い謎解きを書けるという模範作。
2022/08/31 14:08
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
薬剤師主役でも面白い謎解きを書けるという模範作。難しい話を分かりやすく書くために、聞き手として薬剤知識皆無のホテルマンを配した人物設定も素晴らしい。一応、小難しい薬品名も出しはするが、深入りせずに一般論にとどめてるのも読者層を広げるうえで重要な要素。薬の一般常識を学びつつ、ほんわか恋愛小説も併せて楽しめる手軽な作品。
紙の本
薬も過ぎれば毒となる
2022/07/07 15:00
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投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった
非常に読みやすい作品
毒島さんの薬の知識で色んな人を助けていく
ドラマ化されてる?されそうな作品
紙の本
スーパー薬剤師
2022/03/09 16:56
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
水虫の痛みに我慢できなくなったホテルマンの水尾。生憎、薬が切れており薬局の薬剤師に相談する。その薬剤師は毒島さんといい、薬には精通している薬剤師であった。毒島は水尾から話を聞くが、水虫以外の病名を水尾に告げる・・・・・。
スーパー薬剤師ですね。今まで接した薬剤師には毒島さんのような方はいなかったですね。医師並の知識を持ち、相手にわかりやすく説明する能力は素晴らしいですね。ただ空気を読めないところは女性版・朴念仁みたいですね。
電子書籍
薬の話とミステリのちょうど良い塩梅
2021/04/26 16:11
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投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすくて面白かった!ある短編で出てきたアトピー性皮膚炎やステロイド外用剤、その塗り方なんて話は自分にとって身近な話題ということもあって、興味を持って読み進めることができた。続きも楽しみ。
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ホテルマンと薬剤師という一見接点が見出せそうにない二人だけど、ホテルマン本人の病気のことだったり、ホテルでのクレーム絡みだったり、ホテルの従業員のことだったり、そんなところからこの二人を結びつけていくかと驚きました。
薬に関する謎解きやトラブル解決というのは、案外身近な話なのだろう。
薬の意外な使用方法だったり、薬剤師と病院の裏側が垣間見えたり、謎解き要素以外にも興味深い点も。
薬剤師の毒島さん自体にも謎があり、その謎解きをホテルマンの彼がするという最後の逆転話も意外性があって良い。
惜しむらくは、ヤブ医者ならぬモリ医者の件は解決しないまま(結末が分からないまま)終わってしまった点。
そこだけがモヤモヤ。
後日談が欲しかった。
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【収録作品】第一話 笑わない薬剤師の健康診断/第二話 お節介な薬剤師の受診勧奨/第三話 不安な薬剤師の処方解析/第四話 怒れる薬剤師の疑義照会
詰めが甘いというか、オチがちょっと弱いかな。
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クリニックで処方された水虫薬が効かず困っていた、ホテルのフロント勤務の爽太。処方してもらった薬剤師・毒島のアドバイスで病院を変え、事なきを得た。そうして出会った2人による短編4話。直接、薬が絡む事件や、薬剤師と患者、薬剤師と医者を絡めた話など、それぞれ少し違ったアプローチで楽しめる。薬とか薬剤師がテーマだが、専門的に奥深くまで突っ込んだところもなく気軽に読める所も良かった。続編は出るのか?2人のこれからの関係も気になります。毒島さんは少々、手強そうですが…
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4編の短編のタイトルをもうちょい柔らかなものにして欲しかったなぁと思いました、私は薬剤師です。薬理学の勉強にもなる本でした。
第3話のエピソードが好きです。患者さんの暮らし、生活に関わる以上、相手によっては危険が伴うこともある。私も変わったお客さんの自宅に呼び出されたことがあるので、よくぞ書いてくれた!という感じです。
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+++
ホテルマンの水尾爽太は、医者から処方された薬を丹念に塗るも足の痒みが治まらず、人知れず悩んでいた。
薬をもらいに薬局に行くと、毒島という女性薬剤師が症状についてあれこれ聞いてくる。
そして眉根を寄せて、医者の診断に疑問を持ち……。
ホテル客室の塗り薬紛失事件に、薬の数が足りないと訴える老人、
痩身剤を安く売る病院など、毒島は薬にまつわる事件や謎を華麗に解決していく!
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お仕事小説、薬剤師編、である。しかも薬にまつわるミステリ仕立てで、とても興味深い。薬や薬剤師に関してはまったく知識はないが、それでも興味津々、物語に惹きこまれてしまう。薬剤師の毒島さんのキャラクタと、彼女と親しくなりたいのになかなか思いが伝わらない爽太のキャラクタとが、物語をさらに面白くしているのは間違いない。二人の関係のこれからは、まだまだ簡単には行きそうもないが、もっと続きを、と思わされる一冊である。
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これは薬剤師やそれに準ずる職業の人、薬ヲタの人が読むと楽しいと思う。薬剤師である女性に薬の話を聞いてるホテルのフロントマン。"意味はわからなかったが、それを言ったら会話が終わる" まさにそれな!って感じ。つらつらと説明されたカタカナ(文章)を見ても意味がわからないが、そう思ったら、読書が止まる、ですよ(笑)ステロイドは春先に服薬してたので、塗り薬より内服薬は強いのねーとか、そんなことぐらいです、わかったのって。しかし、このホテルマン、ちょっと苦手なタイプだわ。あと、最後の話、解決してないよね?
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2019.10.16読了
毒島さんのキャラがいいです。爽太との今後が気になりますので、是非とも続篇を熱望します。
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水虫に悩んでいたホテルマンの水尾は調剤薬局の薬剤師、毒島の助言で救われた事に感動し、彼女とお近づきになりたくてやきもきしていると薬に纏わる騒動が勃発。薬オタクな毒島が次々解決していく短編集。一番大きい事件もヤブ以下のモリな院長のしょぼい不正で基本は薬の知識で事件を未然に防ぐので平和に読める。解決の糸口が薬の知識に徹していて結構現実的なのが面白い。ミステリというよりはお仕事物といった感じかな。仕事に対する愚痴ややり甲斐についてもしっかり描いてあるし。調剤薬局勤務経験ありの身としてはあるあるで首が痛いわー。
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ホテルマンと薬剤師のお仕事小説。お互い仕事以上に首を突っ込みすぎなところはあるけど、それで話が動くので仕方ない。医師と薬剤師の関係や、薬剤師さんに何を聞けるのか、今までよく知らなかったことがわかったのはお仕事小説ならでは。堅物女子が眼鏡を外すと美人とかのあるあるを含め面白かった!