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アンドロギュノスの夢 みんなのレビュー
- 谷村 二十円 (著)
- 税込価格:979円(8pt)
- 出版社:リブレ
- 取扱開始日:2019/05/16
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紙の本
「大正浪漫オメガバース」帯より。
2019/09/15 19:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンドロギュノスーーーギリシア神話に登場する怪物のこと。
ネタバレがあります。
有名天才小説家のα(鋭)25歳攻め、駆け出し洋画家のΩ(極)20歳受け、受け視点。
出版社の紹介で小説家である攻めと会った受けは、Ωであることを見抜かれてしまい・・・
あらすじから、攻めは強引なキャラかと思いきや、受けが発情しても最後まではしないので、あらすじの3割くらいは紳士的でした。
生い立ちと環境のせいで、世間や性に対して臆病になっていた受けが、攻めによって少しずつ強く前向きになる過程が丁寧に描かれています。また近代日本特有の、高揚した街の雰囲気と鬱屈した人々の心情も感じ取ることが出来ました。
ただ残念なのが、両思いになったあと攻めが小説を、受けが挿絵や表紙を描いて本を出すシーンまでなかったことです。その本がベストセラーになるまで本編に書いてあれば、攻めの実家からの圧力に屈しなかったと思えたのに。
ラストは明るいシーンで終わっていますが、私はその後の二人はどうなってしまうのか心配で、明るい余韻に浸れませんでした(汗)。特典とかにその後があったのかな。
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