電子書籍
理解が深まる本
2022/07/03 16:07
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投稿者:み - この投稿者のレビュー一覧を見る
親の行動について考えた時、いままで感情的になってしまってうまく理解ができなかった。この本を読んで行動原理について少し理解を深めることができた。解毒にはまだ時間がかかりそうだが、希望が得られる本。
紙の本
私も、もし「親」になったら、多分に「毒親」になってたかも!!
2021/12/29 08:55
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投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「至るところで自分自身を見る」を散々やってみた結果、自分自身とは、酷い寂しさが、たっぷりある故に、かなりウルサクて、勝手な安心をしたがってて「きっと、これで良いッ!!」と、つい思わずに「気が付かずに」重たい思い込みで、突っ走り勝ちだ。ーーーもしかして、このまま「親」になってたら、「良い」との、気付かない思い込みのまんま、やりまくっていて、何かの拍子で、その「欠点」を突かれると、いきなり居直り、開き直り、きっと、こう言うだろう「気が付かないンだから、仕方がない!」と。ーーーーこれにはモデルがある。 何あろう、実の母だった。
だから今「毒親」とは?と興味を惹かれた。そして本書を見つけ読むことになった。ーーーま、間接的な自分自身観察。
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
親子って難しいなと思いますね。自分の意思を子供のころから却下しまくってきた親に対して、嫌だったことは子供にしたくない。
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自分は毒親かは正直わらかない。
こういう知識を持つことで、毒親になる可能性があることを認識するのは大事だと思った。
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そもそも、毒親本人は、毒を放っていること自体に自覚が無い(愛情故と思い込んでいる)から、大きな困難に突き当たらない限り、この本にたどり着く確率は低いのかも...
そこが、この毒親問題の根深さ。
振り返って、私も、息子たちに「愛情」で注意してきたつもりが、価値観の押しつけだったのかもしれない...と身につまされています。
長男が不登校になり、自分の価値観やこれまでの言動、その言動が生まれる無意識の思い込みを、丹念に見つめ直すなかで、「意図」と「行為」の乖離に気付かされる、自身の愚かさ。
p80~あたりに、戦中・戦後の日本人の業が書かれていて、その感情マヒが、今も代々投影され続けてしまう背景が書かれていて、とても参考になりました。
時代が毒親を生み出している背景は、知っておくと対応しやすくなると思います。
子育てに関わる全ての人に、適性や、自分が何をしているか自覚する必要性、を強く感じました。
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親が毒親になる理由に関して、納得できるところもあるものの、本当にそれが理由かなぁという疑問がわくところもあり、この本を読めばスッキリする、という類いの本ではないです。
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毒親と言うスーザン・フォワードさんが書いた本を毒親に育てられた自分が読み、かなりきつい内容でしたが(泣)自分のためになり、もう少し自分と向き合いたいために、日本人が書いたこちらの本を読み始めました。
毒親と言うより、育児や子育て、親子関係が上手くいかない親御さんが読んでも参考になる本です。
日本の親子関係の社会も優しい暖かい文章で書かれていているので、何で子供が思い通りにならないの?何で親はいくつになっても子供っぽいの?と今、思っている方に最適です。
文体も読みやすく、本が苦手、スーザン・フォワードさんの毒親の本から読むのがきつい方は、この本から読むと自分の苦しみや試行錯誤から抜け出すヒントが書かれていてお薦めの本です。
イラストの挿し絵も表紙のように柔らかく優しいので内容が濃いぶん、ほんわかします。
これから先、育児や子育て、親との関係を少しずつ変えたいなど、お互い気持ちを楽にするヒントがたくさんあります。
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毒親という言葉が広く認知され、私自身悩まされていることなので、対処方法を探りたく手に取りました。
母と娘がメインで話が進みますが、父と息子に関しても出てきます。
著者が苦しんできたことと、私が苦しんできたことが同じようなことだったので、私自身はとてもスッキリできました。
どうやら私はアダルトチルドレンらしいというのは、前から感じていましたが、この本を読んでまさしくという当てはまり方をしたので、これからの気持ちの対処方法が出来て、かなり苦しみから解放されました。
親子関係で苦しんでいる方にはもちろん、子育てで悩む方にもヒントが隠れているかもしれません。
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毒親という言葉が出てきて久しいが、母と娘の関係というのはこうも難しいものなのか。この本を読んで、全く当てはまらない両親に感謝の念がこみ上げ、また自分も娘に対して「こうあるべき」を押し付けず、意思、決定を尊重しサポートしていけるよう心掛けよう思った。
昭和の親世代(60代から80代を想定?)は、戦中、戦後の我慢する中で育てられているので、自分が親に支配されてきたように、子どもをコントロールしてしまうが、今は衣食住が満たされているため、共感や承認欲求を満たすことが大切。
自分より少し上の世代の人向けかなと感じるところがあったが、子どもの問題は親が子どもの頃の問題を投影しているなど、自分も気をつけなければと思った。
子どもの自由にさせているようで、レールを引いちゃいそう。
スーザンフォワードさんの本も読もうと思った。
毒親とは、常に不安でいっぱいで、気持ちの余裕がなく、衝動的に行動しては子供を傷つけたり、むやみと我慢させる上、夫婦の不仲も平気で見せつけて、日々、子供を消耗させてしまう親。
あらゆる子どもの問題は、親が無意識に抑圧してきたことを映し出している。
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著者のカウンセリングを通した毒親バージョンが、今の毒親問題を分かりやすく解説していると思いました。
著者は冒頭で、戦争(第二次世界大戦)が毒親を発生させた背景と触れていました。私もこれには同意見ですが、ただ大変な苦労をしながらも他者に思いやりを持って生きていた人と、自分のことだけを大事にしすぎて生きてきた人もいるはずで、私は後者(そのような家族特性)が毒親を生じさせた背景ではないかと感じています。
どれだけの人が、運良くこのような本たどり着いて、何とか自分の人生を歩めるようになるか分かりませんが、筆者も最後に触れているように、自分が感じていること(例:親とは別の人生を生きる)を実現させるには、自分から動く・変わるしかないのだと私も思います。
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この本は思春期の親が読むのに良い本だと思います。今現在、子育てがうまくいっていない人向け。
字が大きく読みやすいです
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親や家族との関係を考え直すところから、自分の中の思い込みに気づくことができると思う。
親にこうしてほしかったという幼い欲求を自分の子どもに再体験させている。さらに、男性との間にいい経験がないと思う場合、過去に父親に対して無意識に抱いていた感情がそのまま男性観になって主観的現実を再体験している…など。
自分が気づかなかった凝り固まった思考に一歩引いて俯瞰的に感じることができれば、相手の見え方が変わったり、アダルトな視点で親と向き合えたり。家族の関係を変えるのに遅すぎることはないな、と柔軟な考えがもてた。
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毒親のことを、上品ながらも毒舌で描かれているのが面白かった。何かのデータや実験に基づいたものではなく、あくまで著者がカウンセリングを行う中で感じた主観でしかないのだが、どれも共感できる内容だった。何より毒親の原因が「戦争後遺症」であるという視点が面白かった。戦争を経験した人は生きることがまず第一だったから、子供の気持ちは蔑ろにされていたが、衣食住に困ることのない現代においては、心が満たされているかどうか気にするようになった。しかし社会の変遷に取り残されたのが毒親であり、いつまでも戦争の不安を引きずっているとの事。毒親は子供のことを気にかけているようで実は自分の不安を解消したいだけ。
自分の気持ちに蓋をせず自分と向き合い、子供の気持ちにも向き合うようにしたい。
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筆者が優しく語りかけてくれる感じで、読みやすいです。トラウマと聞くと、とても深刻で自分は関係無いと思ってましたが、人間関係のだいたいの悩みは、幼少期の親との関係、その中で感情を抑圧する等のトラウマに原因がある。
自分のケースは、幼少期に自分の悩みを親に話した時に、親に反射的に叱咤激励され、それを親は「いつでも応援しているから。きっと大丈夫よ。前向きな気持ちでいよう」との言葉で表していたけど。そういったのが嫌だったんだなあーと感じる。単純に「大変だねー」とまずは共感してほしかったのかもしれない。
高齢親の介護については、いろいろな本にも書いてあるけど、「親の面倒を自ら見ようと思わないでください」との推奨を改めて確認。親への感謝や恩返しの気持ちは自然に湧いてくるものであって義務じゃない。書いてあるとおり!