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紙の本
大正から平成まで活躍した宇野千代の生涯にわたる作品の中から中短6篇を収録した味わい深い一冊です!
2020/05/04 08:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、大正から昭和、それに平成にかけて活躍した日本の小説家であり、随筆家であった宇野千代氏の中短編6篇を収録した書です。同書には、父親の暴力、継母と異母弟妹に感じる疎外感、幼すぎた不幸な結婚、代用教員時代に見た社会の不正義など、宇野千代自らの生い立ちを主たる題材とした作品がおさめられています。初期の頃の「脂粉の顔」から、比較的新しい「老女マノン」まで、宇野千代の様々な作品が十分に味わえる一冊となっています!
紙の本
宇野千代×プロレタリア文学
2019/08/25 20:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コピーマスター - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書では宇野千代史上重要な初期作品『脂粉の顔』、『墓を暴く』を読める。
全編読み通して、これは本当に宇野千代なのか。と言いたくなるほど『色ざんげ』(岩波文庫既出)とはまるで違う世界である。
宇野千代は初期にはこのような社会派(ほとんどプロレタリア文学といってよい)作品も書いていたことを今回はじめて知った。(あとがきによると小川未明の影響らしい)
内容について言えば、どれも底抜けに暗い。だが、読ませる筆力はさすがだ。
なかでも『巷の雑音』はちょっと凄い作品だと思う。ここに描かれるワーキングプアと各種ハラスメントの数々。なんだか既視感があるのだが気のせいだろうか。
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