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いま、世界各地の大学や研究所で活躍する日本人が増えている。履歴書の書き方からリーダーとしての心構えまで、17人にインタビュー
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信頼の置けそうな書き手による同種の書籍は、おそらく少ないので、若い学者のタマゴの人々には参考になると思う。もっとも、本当に実力のある研究者は「中公新書」など読まずに、ネット、人脈で必要な情報を得るだろう、と思うと、主な読者は高校生くらいなのか? それでも高校生が中公新書を読むとは思わないし・・・。 とすれば、私のように叶わなかった夢を追憶するとか、子供が海外に住みたいと言っている・・とかいう中高年がターゲットの出版なのか。
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研究者だけでなくどんな就活にも、あるいは研究費申請にも通じる内容だと思った。とにかく相手は忙しい!ことを念頭に置くとか。日本と海外の違いは実は知らなかったことが多々。終章のオチ(?)も含めて終始面白く読んだ。
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この本を読んで、まず感じたことは、海外で研究者になるためには、ひょっとして日本の大学を出ることは、遠回りになるのでは?ということ。高校生レベルで、その判断をするのはとても難しいが、ライフワークとして早くから研究者を志向できるものは、海外の大学にチャレンジすることが勧められる。海外と聞くと、普通は欧米が大半になるが、本書ではアジアの国々を含めて広く捉えられている。結局、自分の価値観をどこに置くか、が進路選択のポイントになる。海外に飛び出る研究者の意志と行動力は半端でない。
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まあ理系中心ではあるのだけれど実に勉強になるし、ときおり垣間見える著者の大学観も爽やか。中公新書で出すべきなのかは知らんが。
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個人的にはtoo lateかな。
しかし,世界に通用する研究はできる。この情熱は持ち続ける。方法はいくらでもある。
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アメリカ型と英国型の職業体系
任期付きで成果を追う。テニュアトラックを作ることで個人の能力をストレッチ。
複数の日本人PIにインタビューして、アジアなどの地域にもっと日本人PIが出てもよいという期待も感じられる。
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海外での研究するための準備、研究の様子が詳しく書かれている。自分は体験することはないと思うが、海外研究のエッセンスを感じられて楽しく読んだ。
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https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB28371790
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日本脱出。
これを読むとそういう言葉が想起される
もう日本駄目じゃんの回避策、国内はどうでもいいんかいと思いつつも賢明な策だと思ってしまう私。
各国の悪い部分を残してしまった日本のアカデミアという印象が強く感じさせられた。
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すこし気をつけたいのは,本書で言う研究者とは研究グループの主催者 Principal investigator (PI) のことであり,なんとなく「研究者」を夢見ている若者の中にはあまりそのへんを意識していない場合も多いと思う.海外に長期留学したりするだけとか,数年の期間の研究員(いわゆるポスドク)として海外の大学に所属だけするとか,海外の営利企業の社員として開発研究するみたいな職は目標とされていない.一言でいうと海外の高めのレベルの(教育メインではない)大学の教授になるためにはどうすべきかという問題を扱っている.
著者自身の就職活動での経験に基づく分析と様々な国や地域の大学(ないし研究所)でPIとして活躍する17人のインタビューはそれぞれ短く読みやすい.日本の大学が置かれた現状についても考えさせられる.しかし海外はもう少し恵まれているのかとも思ったが一概にそういうわけでもないようなので,分野や人によってどちらが良いかの判断は難しいところだ.海外の大学ポストの事情にいろいろあるように日本の大学ポストの選考法も組織によって様々なので国内事情の分析はちょっと物足りない気がした.
最近は日本でも行われている飛び級に採用されるような数学・理科は抜群だが,国語・英語等は人並みみたいな完全理系人間はもはやお呼びでないのだろうか(夢の無い話だ)
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海外の大学や研究機関でPIになることを考える人には参考になる一冊。
著者の他、様々な国でPIとなった十数名の研究者の応募のきっかけや採用に至る経験談などが紹介されている。
また、日本の大学の研究環境の悪化が言われて久しいが、海外の大学でPIになればあとは薔薇色かと言えば、そんなことはなく、研究費の獲得実績が、研究を続ける上ではいうまでもなく、その後の評価や異動の際にも大きく影響するといった、恐らく日本よりずっとシビアな面もあることも書かれており、色んな観点からメリデメを考える上で参考になると思う。
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https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB28371790