紙の本
遺伝子とエピジェネティクス
2019/07/06 11:26
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投稿者:ワインアドバイザー - この投稿者のレビュー一覧を見る
遺伝子が発現するかどうかはヒストン修飾やメチル修飾などによるが、その変化は母体(オランダの例)や子供の時の環境などで主に決まるものかと思っていた。しかしながら、意外と日常生活の中でも遺伝子の発現が変化し(例えば、塩分の多い食事など)、かつ影響が長く続くことが書かれていて驚いた。そのため、エピゲノムの変化は日常生活をより良くすれば、良い方向に変わることがわかり、そのことを念頭において行動することが大切であることがわかった。エピジェネティクスに関しては、ブルーバックスの「エピゲノムと生命」などを参考にすると知識が深まると思う。最新の研究結果に基づく正しい知識が開陳されていて、とても良いと思うのですが、著者が星占いを信じているのは個人の自由ですが、長寿についての本の中で星占いの記述が少し冗長で不要だと感じたので、☆4つとした。
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寿命がどれくらいかは天のみぞ知るで、長寿の方法論は一般論に過ぎないとは思いますが、生きてる限り、健康でいたいと思うのは人情ですね。2015年の国勢調査で、長寿エリート、100歳以上は6万人以上(2000人に1人)、110歳以上は146人(90万人に1人)だそうです。長寿の三種の神器は「強靭な脳」「筋肉・骨格」「胃腸」だそうで、超長寿の源泉は「ハツラツ脳(快食・快便)」「ツナガル脳(コミュニケーション)」「ワクワク脳(楽しさ・学び・笑い」だそうです。
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100歳は6万人、110歳は146人。
強靭な脳、筋肉骨格、胃腸が三種の神器。
女性のほうが110歳以上は少ない。足腰が弱くなりやすい。
ただし、100歳は、女性が多い。がんや感染症に対して抵抗力がある。
身体障害が圧縮されることが超長寿の秘訣。
長生きが幸せになるのではなく、幸せ感を持ち続けているから長寿になる。
血液型による性格診断は非科学的。ただし、110歳にはB型が多いのは事実。
「腸!いい話ー病気にならない腸の鍛え方」
臓器のドナーがその記憶をとどめて、移植者に蘇る可能性。
「見知らぬ心臓」
断食は、臓器の良い記憶をもたせる。
ケトン体はエピゲノムを変化させる。断食によってケトン体を使える体にすると太らない。
臓器の遺伝子のダメージが長く続くと好ましくないエピゲノムの変化が起きる。
ハダカデバネズミはがんにならない。たんぱく質が丈夫で壊れない。
「臓器の時間ー進み方が寿命を決める」
ヤマメがサクラマスに変わる。遺伝子がうまく使われた。劣る遺伝子を持っていても、その特性を強みに変える。
「幸福寿命^ホルモンと腸内細菌が導く100年人生」
ミトコンドリア健康法=ミトコンドリアを鍛える。
3つのホルモン=グレリンと空腹、ナトリウム利尿ペプチドと運動、オキシトシンとふれあい。
「なんでもホルモンー最強の体内物質が人生を変える」
「大便力ー毎朝、便器を除く人は病気にならない」
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ホリエモンチャンネルで知って読んだ。
YouTubeの時の分かりやすい語り口よりも少し読みづらさもあったが、勉強になった。
良い習慣を作って、臓器の記憶を少しでも良い思い出として貯めていこう。