紙の本
話は進むが、読後感最悪
2023/06/29 22:22
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投稿者:Lily - この投稿者のレビュー一覧を見る
フェルディナンドが王命でディートリンデと結婚することに決まってしまうという辛い展開で、ストーリーが進んだことは嬉しいのに、なんでこんな展開になったのかと思うと悲しくなりました。ユーディットの自分の弟テオドールを主人公の側近にするために主人公に紹介した件に関して、ユーディットが事前にテオドールとの話し合いを十分に行っていなかったことはダメだと思いました。テオドールを貴族院時代だけ主人公の側近にすることを、ジルヴェスターたちが了承してくれて良かったです。エルヴィーラたちの恋物語が本の販売会で圧倒的な人気だったのは、予想通りでした。ヴィルフリートとシャルロッテの弟であるメルヒオールは、主人公のことを良く思ってくれていて、かわいいと思いました。魚を入れている「時を止める魔術具」がかなり大きいことに驚きました。そんな気がしていましたが、フェルディナンドが主人公の椅子と同じ素材の長椅子を注文するくらい気に入ってくれたのは嬉しかったです。クラッセンブルクの商人の娘であるカーリンをベンノとくっつけようとしている主人公の気持ちが私には理解できません。魚の解体は、想像と大きく違っていて、重労働でした。上手に魚を解体したアンゲリカがカッコいいと思いました。主人公がアーレンスバッハの魚料理に満足した気持ちはわかるのですが、誤解を招くような発言をしないように、主人公はもっと気をつけた方が良いと思いました。ライゼガングは、ブリュンヒルデとレオノーレとハルトムートとコルネリウスの曾祖父である前ギーべ・ライゼガングの対応が、面倒で大変だと思いました。領主会議で決まったことが、嘘であってほしいと思ったくらい信じたくないものでした。新しく神官長を任命する必要が出て、ハルトムートが立候補したことが意外でした。フェルディナンドは、洗礼式まで中央で育ったようですが、そのことをジルヴェスターでさえ知らないというのは驚きでした。フェルディナンドの過去の話が重く、洗礼式前に死んでいるはずだったと言ったことが印象的でした。フェルディナンドが父親との約束をとても大切にしていることがよく伝わってきました。主人公さんフェルディナンドのことを家族同然に大事に思っていることがわかりました。フェルディナンドが話すエピソードを読んで、王族への怒りが込み上げてきました。フェルディナンドの婿入りのため、アンゲリカはエックハルトとの婚約解消を選んだのですが、このように色々決めなければならないこともあるようです。主人公が再びユレーヴェを使うことになったのですが、今回は四日で主人公が目覚めたのでホッとしました。フェルディナンドが使い方を誤ったことをエックハルトで経験したようですが、どういう意味か気になりました。終盤に収録されているエックハルト視点の短編が面白かったです。エックハルトの短絡的で過激な思考が、最高でした。ハイスヒッツェたちはフェルディナンドの事情が全くわかっていないために、とんでもない方向に暴走していて、最悪だと思いました。ただ、冷静になって読むと、フェルディナンドは他の領地からこんな風に思われていたということがわかって、フェルディナンドの状況を知らない人がフェルディナンドのことを判断するのは恐ろしいと思いました。読後感は最悪でしたが、この作品のストーリーが動く重要な巻でした。
電子書籍
フェルディナンドの婚約
2022/04/14 07:00
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
フェルディナンドが王命によりアーレンスバッハへ婿入りする事が決まり、準備に追われる。
因縁のある異母姉の娘との結婚。
中継ぎの領主の夫という難しい立場
次巻が楽しみです。
紙の本
フェルドナンドの災難
2020/06/28 08:38
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投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
フェルドナンドのピンチ。この後の展開は物語上、ど~~しても必要とわかっていても、ハイスヒッツェ許すまじ!!めっちゃ腹立つので、せっかくの書下ろし、彼のことはどうでもいいので別のネタが良かったな。。
電子書籍
続きが楽しみです
2019/12/29 08:55
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投稿者:aoi_stm - この投稿者のレビュー一覧を見る
4部も次で完結、伏せんが増えてきて、どうなるんだろうとわくわくする展開ですね。発刊ペースも早いので、次を待つのも楽しいです。
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限定特典『ざわめきの中の自覚』トゥーリ視点。
ベンノさんへの恋の自覚と失恋まで。
初めてのカーリンのセリフ有り、意外とたくましい子かも。
『プロローグ』メルヒオール視点。神殿スゴイ!行きたい、の素直な気持ちに周りがオタオタ。
『エピローグ』ディートリンデ視点。エーレンフェストからの帰路の話。グラオザムのイラスト!!
『十年前の無念を晴らせ』ハイスヒッツェ視点。アーレンスバッファへフェルディナンドを婿に入れようと奮闘。
『十年間の変化』エックハルト視点。婿入りに際してのフェルディナンドからの指示に…。
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ゲオルギーネひでー。娘でも容赦なしだね。いやぁ、ちょっとディートリンデが可哀想になるわ。しかし、なんでここまでエーレンフェストにこだわるのかがいまいちわからん。3年生のお茶会で出た恋愛話は本当のことだったんだね。虚言だと思ってたよ。ただの思い込みかもしれないけど(笑)。エックハルトは相変わらずね(-_-;)。
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本好きの下剋上 第四部VIII。
いろいろありまして、本好き、久々の再開です。
読みたい本が立て続けに割り込んできていたのも事実ですが、昨年秋のアニメ化は、私にとってはマイナス方向に針が振れちゃったようです。熱狂的ファンのみなさん、ごめんなさい。
(どうしてもフェルディナンドの声は櫻井さんであってほしかったんだな、と再確認。アニメは、数回を見たっきり、見るのをやめました。ごめんなさい。ドラマCD付きを買ったのですが、結局聞いていません。ほんとごめんなさい。)
さてさて、ちょっと温度が下がってはいたんですが、物語自体はやはり面白い。書籍版になることで、加筆されている部分に、web版では謎だったことや見えなかった事実が含まれているのが嬉しいですね。
これからも、web版で理解できなかった部分の情報を得るために、続けて読んでいく予定。
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貴族院2年を優秀な成績で終え、エーレンフェストに戻ってきたローゼマイン達。あまり大きな事件も起きず、次の学年までの繋ぎの巻かと思っていたら激震が! うーむ、これはローゼマインにとって最大の危機なんじゃ……。次巻に続くが、次が第四部最終巻である。
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うすうす分かっていたけどローゼマインのよりどころであるフェルディナンドが、ついに不本意なことに。いつかきっとこの逆境が逆転することを願っている。
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個人的にフェルディナド推しだったので、今回の婚約はかなり衝撃
割とこの手の主要キャラで増して男性が、明らかに嫌われキャラと、望まない結婚させられるのって珍しい
出来れば、彼女が改心してフェルディナンドとラブラブになるよりも、何だかんだで婚約破棄になる事希望。
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カラー口絵のローゼマインの涙や、そでに書いてあるあらすじが気になって、いつも大事に大事に読むのに割と一気に読み進めてしまった。
前半は穏やかですんなり読めた。ブリュンヒルデの妹が似すぎててびっくり。メルヒオール様もかわいい。
フェルディナンドに婚約命令が来てから、ローゼマインが彼を家族同然に想っていることを言葉が乱れてでも伝えようとする場面に、涙出ました。そりゃそうです。平民時代からずっと一緒にいたんだもの。これからこの2人の絡みが少なくなることが本当寂しい。表紙のイラストを見てもっと悲しい。
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いやーメルヒオールが可愛い。気持ち良く分かります。メルヒオールとヴィルフリートが似てなさすぎて好き。
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面白くてもう、やめられない、止まらない状態(笑)
メルヒオールが、すっごく可愛い。
ヒルデブラント王子が登場した時もほのぼのと癒されたけれど、あれを越えた感じ。
アーレンスバッハのお魚を捌く件は、今回も可笑しかった。アンゲリカの活躍や、お魚を板前のように捌くフェルディナンドがこれまでの戦闘よりも一番カッコいいと断言するローゼマインに笑えた。
この巻では何といっても、フェルディナンドのアーレンスバッハへの婿入りの決定が衝撃的だった。
それと共にローゼマインに明かされる、フェルディナンドの出自の話、アダルジーザの実とは何なのか?ふたりのやりとりに胸が苦しくなる。
エックハルトとアンゲリカの婚約解消も、何だか物悲しい。
重苦しいムードの本編に対して、短編はハイスヒッツェとエックハルト視点の話で、もうハイスヒッツェの話はツッコミどころ満載で、このダンケルフェルガーの脳筋めー余計なことを!と激しくイライラした。
エックハルトの話は、フェルディナンド命のエックハルトとローゼマイン命のハルトムートが重なって見えたり、エックハルトの心の悪態が結構凄くてびっくり。旧ヴェローニカ派は滅びろとか、邪魔者などサクッと消してしまえば良いとか、なかなか激しい一面があって、真面目なだけに暴走が怖そうなキャラだと思った。
第四部も残り一冊。次も楽しみ。
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ディートリンデが蔑ろにされて自尊心を向ける方向を間違えた不憫な子という印象になった
先代アウブってどんな人だったんだろう?
アウブ・アーレンスバッハはゲオルギーネの傀儡なの?でも一緒に画策してる場面もあったよね??
ハイスヒッツェのばか!
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★とにかく、そのくらいわたしは神官長のことを大事に思っているので、神官長を助けるためなら、わたし、グルトリスハイトを手に入れて王になってもいいですよ(p.220)
・今回のお楽しみは魚料理の活劇。
・シリアス方面はライゼガング伯爵との対話と。
・この巻であるいは全編でも最重要のできごとによりローゼマインはフェルディナンドを脅迫する。
・まあ、囚われの姫ぎみ救出作戦はファンタジーの王道やし。
・展開上、アウブ・アーレンスバッハはゲオルギーネに殺されるのかと思っていたけど病気かなんかで亡くなる予定らしい。娘のディートリンデは意外にデキが悪く使い捨てられるコマにされそうな気がする。