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ジェンダー、そしてフェミニズムの初学者として最初の入門や疑問をそもそも抱いたときの最初の糸口をどう見つけたらいいのか分からない人の為になる1冊だと思った。
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わかりやすい!ジェンダーの入門書に良さそう。
私自身よく尋ねられた「よくある疑問」への解答書。今まで「でも〇〇って〜だよね」という考えに反対したいと思ってはいても、なかなかうまく言葉にできず、その考えがどうおかしいのか説明できなかったのだけど、これからは自信を持って意見を述べられそう。
特に良かったのが、フェミニズム=怖い、なんでも噛み付くみたいな負のイメージを、丁寧で親しみやすい解説で取り払ってくれる第3章と、女性ばかりが優遇されておかしい!逆差別だ!という方にこそ読んでほしい第4章。
他にも「女子力」「〇〇女子/男子」「ミスコン」など主に若い人が関心を持つような大学生視点の議論があったのもとても良かった。
こんな素晴らしい本の刊行まで辿り着いた、ゼミ生と教授の熱意に感動する。
大学生の鏡だな…
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ジェンダー観について、理解が進まない自分にとって、とてもわかりやすくて良いな〜と思った一冊。
「フェミニズム」とは何か?という疑問に対しては、わかりやすく答えてくれている一冊だと思うので、フェミニズムが何か?ということを知りたい人には薦めたい一冊です!
けれども、疑問が湧いた点もあった。
この議論の中で「正しい」回答とはそもそも存在しないと思っているけれども、「これが正しいものだ!」と主張されている点については違和感を感じた。
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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→
https://winet.nwec.jp/bunken/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=BB11438790&opkey=B160887226412218&start=1&totalnum=5&listnum=0&place=&list_disp=100&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=00000
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この本を買った時、丁度知り合いの高校生が学校でLGBTの授業を受けて、その話をしてくれたところでした。彼が、「同性でも、ふとした行為にドキッとするときがあるのは自分がおかしいと思ってたけど、そうでないんだと自覚した。」と話してくれたのが印象的です。日常のふとした言動にその人の価値観などが見えるのですが、何よりまず自分がどんな価値観を持って、どんな呪縛にかかっているのか自覚するところから始めたいと思いました。
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ジェンダーというものを知りたいと思ったとき、そう思う前に自分が感じていたあらゆる疑問に、とても柔らかく、それでいて的確に答えてくれる良書。
日常的に耳にする差別や偏見に満ちた問いと、それに真摯に向き合い、言葉を尽くす学部生たちに胸を打たれました。
同時に自分が大学生であった頃、これほどの思考ができていただろうか。
文章が書けていただろうか。
そんな思いも芽生えました。
年齢は関係なく、いつまでも学ぶことを忘れない、こうした学生さんたちに恥じない大人になりたいと、強く思います。
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男女平等と聞いて育ったのに、社会で未だに女性の感じる違和感について家族にわかってもらいたかったので買いました。同時に、男性が親や社会から受けてきて自分の一部となってしまったプレッシャーについても。
とても真っ直ぐに書かれているので、嫌な気持ちなく読んでもらえるかなと期待してます。
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ジェンダーに対する知識が少ないという前提での感想。
自分は男性ということもあり、無意識なバイアスが多くかかっているかもしれない。
そのくらいの知識や意識の人間からすると、本書はとてもわかりやすく、丁寧に疑問に答えてくれている。
ありがちな思い込みやバイアスに気づかせてくれるには良い本だと思う。
たとえば、「身体の違いがあるから仕事の向き不向きはあるのでは」という項では、男女による差ではなく、個人の違いに目を向けることとある。
こう言われると当たり前のことだが、「男性のほうが平均的には力がある」といった発想に向かいがちなバイアスに対して、一歩立ち止まるきっかけを与えてくれる。
もちろん、多数の調査をしたら傾向はあるのかもしれないが、大事なのは思い込みのまま思考停止をしてしまわない、ということなのだろう。
反面、違和感を覚えたこともある(もちろん、この違和感自体も自分の知識不足とバイアスからかもしれない)。
まず「男性らしい」「女性らしい」という価値観について。
これは本人すらも気づかない社会構造の上で出来上がっているとされている。
しかし、ほとんどの社会的な動物は、社会の中での立ち振る舞いと個としての生き方は切り離せないものと感じる。
「男性らしくない」あるいは「そのように振る舞いたくない」、という意思や個性は当然尊重されるべきで、不利益や嫌な思いをしない社会を作ることが大切だ。
それと同時に、「男性らしくありたい」(この定義は分かれるが)――たとえば「心身ともに強くありたい」「弱みを見せたくない」、もっと言えば「肉体的、経済的な強さを誇示して異性をひきつけたい」といった価値観も尊重されるべきだ。
また、性の自認についても、同性愛、無性愛といった精神も尊重されるべきであるとある。これはまったくの同感だ。
ただ、子どもを作る人間がいないと、種として存続できない。つまり種の存続のためには、一定比率以上は、異性愛者がいるべきなのではないだろうか。
フェミニズムではこのあたりのことはどう捉えているのだろう?
自分の勉強不足もあり、ここはモヤモヤしたままだ。
同じように、男性の性欲についても、レイプに結びつける例しか挙げていない。
思春期の「一定割合」の男性は、レイプに走る人間は少数派で、それよりも日々ひとりでセックスのことばかり考え、女子にもてたいと思い、オナニーにふけっている。
頭の中が性欲に支配されることもあり、時にバカなことをして女子の気を引こうとしたりもする。
逆に、異性から性的に魅力的に見られたい、という女性だっているだろう。
人間以外の多くの生物も、異性の気を引き、交尾をするためにさまざまな行動をしている(人間以外にももちろん同性愛はある)。
こういった、種族を存続させるための行動や思考を、フェミニズムではどう捉えているのだろうか?
繰り返すが、そのように思えない人たちが生きづらさを感じなくする社会を作るのは大前提であるが。
このようにいろいろと疑問に感じることは多いが、まず考えるきっかけを与えてくれた良書だと思う。
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「ジェンダー」や「フェミニズム」などの言葉に恐怖を抱いているに配りたい。素朴な質問に対して、一言、詳しく、もっと詳しくの3段階で答えが載っているので、知識量関係なく読める。
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29のジェンダーへの疑問について答えてくれる。
テーマの選定がとても世間の疑問に近くて、読んでいてそうそう!となった。
ジェンダー学は固定観念やモヤモヤを一旦社会や固定観念のせいにして言語化することでそこから自己解放する手段でもあり、もっと色々なひとが生きやすい社会の議論のきっかけとなりうる学問だなと思った。ただ、なんでも男と女の二項対立の問題にしてしまうのはナンセンスだと思う反面、なんでも固定観念であるとすることやマイノリティを絶対視することの限界も感じた。この世から男は〜女は〜をなくすことは現実的に可能なのだろうか。そうなっている未来はあんまり見えないと思った。
その一方で、現時点で女性のみ得られない権利、男性のみ得られない権利があるのだとすればそれは正していってもいいと思った。
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ジェンダー関連のニュースを見るたびに自分の中でも何度か起こった経験のある疑問が取り上げられていて、結構それらの疑問に対して理解が深まった気がする。
例えばポジティブ・アクションに関する考え方など、この本を読むまでは多分偏りがあった考え方を持ってしまっていて、正直なんで性別等表層的な部分を重要視するんだろうか?と思っていたけれど、なぜそういうアクションが取られるのか背景、必要な理由について理解できた。
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☑︎性別による縛りからの自己解放
☑︎伝統・文化の歴史は意外と浅いものが多い
☑︎逆差別ではなく積極的差別是正
ジェンダーをめぐる様々な問題について、考えを深めることができました!
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もっと早く出会いたかったとは思うけど、結局進路には関係なかったし、ふるじゅんに感謝感謝
疑問におもったこと
なんで男子大はないの?ーもともと大学は男子しか入れなかったところが多かったから
なんでシェアハウスとかはいいのに、LGBT 同士だと入居とかを断られるの?
散歩下がってもらわないとドヤれない男ってどうなん?
ジェンダーとはーこの性別ならこうあるべきという考え方
「ーはーするものだ」という強制からの解放byJF’s class
メイクしたくない人はしなくていい社会
女子校の意義
名簿、自分の希望する進路(一人暮らしダメとか成績以外の要素が働く)の意思を尊重されやすい(ほんとに?)
学力の性差は科学的な根拠なし
家庭に入るだけが選択肢じゃないという教育(性別役割分業)
経済的に自立した人に性別役割分業の再生産を防ぐ(マネが女子とか、女子は文系、男は理系とか)
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初心者にとってわかりやすく、入門書に最適だと思った
ジェンダーに関する様々な問題の背景には
「男性/女性はこうであるべき」
「〇〇は男性/女性に特有のものだ」
といった誤った神話があると思った
私も時々、「男/女らしくないなー」など感じてしまう時があるが、男女に囚われず物事を考えたい
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一橋大学社会学部佐藤文香ゼミでジェンダー論を学ぶ学生が実際に投げかけれてきたジェンダーに関する様々な29の問いに対して、大学生の視点で回答。回答は三部構成になっていて、「ホップ」は「ジェンダーについて聞いたこともない」という初心者向け、「ステップ」はジェンダーの授業でおよその知識はもっているという中級者向け、「ジャンプ」はジェンダー研究の最新動向もおおむね理解している上級者向けとなっている。
「専業主婦になりたい人もいるよね?」、「どうしてフェミニストは萌えキャラを目の敵にするの?」など、フェミニズムに対してありがちな批判的な問いに対して、ジェンダー論を学ぶ学生たちが真摯に答えていて、良い企画だと感じた。ただ、完全に納得いったかというとそうではない部分も散見された。