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あ〜、面白かった。
勉強はまるで駄目、運動もできない、喧嘩も弱い、何の取り柄もない小学6年生3人が騎士団を結成、勇気を持ちながら成長していく。
男のノスタルジーを感じる物語。
誰かモデルがいるのだろうか?
テレビドラマになりそうな小説。
印象に残った文章
⒈ 人生は攻撃よりも守るほうがずっと困難で、しかも大切だということは、大人になって学んだことだ。
⒉ 「今やるべきことをやる」これができる人間は成功を収める。
⒊ 壬生紀子、一位
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2019.8.18 実家
お盆で実家に帰ったらリビングにおいてあった。
父がやたら進めるので、1日くらいで読み切った。
ヤングアダルトジャンルだと思う。
百田尚樹と思えないくらい読みやすくて、内容も道徳的だった。
うーーん!(笑)
ごり押しするほどではない!
ご都合主義!主人公の選択はいつも正しいし、常に行動の先に良いことが起きてる!
最後に暴漢に襲われて逃げる時も、子供だけで逃げ切って、いつもはいないはずの屈強な大人がいた。いや普通死んでる!冷めた!
落ちこぼれ3人が勉強に目覚めて、お受験する流れ。
結局お受験には落ちるんだけど、最後にお受験落ちたところで、実らなくても努力することに意味がある(?)みたいなことを示唆していた。
いやいや、それ以外がうまくいきすぎ!こんなにうまいこといかないよ。という感想。
勉強に目覚めたのも唐突で、問題出し合ったら楽しかったって、そんなことで目覚めるのか…?口が悪くて孤立してる女の子も実はかわいくて頭脳明晰だった…。なんそれ。怖いおばあさんも実は良い人だった。ひえ~。
リアリティがなくて、物語としては楽しめるんだけど、大人にはムリがあった。
ファンタジーとしては楽しめる。小中学生に、これをこれからの教訓にしなって意味ではすすめられない。
百田尚樹ってちょっとひねくれたおじさんってイメージだったからびっくりした。
こんなテンプレみたいな感じで書くんだ!
読みやすさと最後のスピード感、収束の仕方とかは読みごたえがあってよかった。
心に残るものはなかった。
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百田氏の小説は毎回ジャンルが変わります。2006年7月頃に地元に大型の本屋さんが出来た。立ち寄って買った本が「ボックスBOX」だった。この小説は、高校のボクシング部を描いた青春小説で爽やかでいて熱い部員たちに感銘を受けたことで印象に残る作品だった。そしてまた、書店へ行くと、今度は好きな俳優で読書を愛好する児玉清さんの帯が巻かれていた「永遠のゼロ」を手に取り内容も確認せず購入したのを覚えています。残念なことに百田氏は、書きたいものはあらかた書いたと公表して、本書を最後に小説家を引退するという。
何かと物議を醸し炎上する類稀な作家だと思う。
さてこの小説の主人公は、小学六年生の三人組で幾つかの冒険をする宛ら百田版映画「スタンド・バイ・ミー」という触れ込みで出版された。
少年たちが、自ら結成した騎士団の冒険は面白い。特筆すべきは、勉強で落ちこぼれている少年が、夏休みの終わり頃に実施される学力順位が公表される模擬試験を受けるという。
理由は様々あれど、「落ちこぼれの構造」は真実に近い。それをどうやって克服するかについては興味を持って読むことが出来た。三人組と後から仲良くなった少女との淡い恋心は純心で微笑ましい。そしてちょっとだけミステリー要素も美味しい小説となっている。
最後に小説作家歴は僅か13年だが、彼の頭が眩しいと感じるのは僕だけか。
おそらく、書きたくなったら小説家再デビューもあり得ると思う。その時は、お玉杓子が蛙に成長しているだろう。
実におもしろい。
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百田版スタンド・バイ・ミー
中高生くらいの夏休みの読書にぴったりなかんじ。
そのくらいのさわやかさと読みやすさ。
近年のツイッターでのあれやこれやで
ドン引いてたけど
本は本でフツーにおもしろい
逆になんでツイッターではああなんだろ
って思う
うまいとは思わないけど
面白く読める作家ではある
だけにああいう感じが残念なんだよなあ
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子供の体験話ながらも騎士の意味を問い、一緒懸命に頑張る姿が清々しい。
見かけや噂に振り回されないで、真実を見極めていく、そんな事の大切さを子供達が学びとっていく様子が、生々しさも含め素直に気持ちに入ってくる。
読み終わりスッキリ。
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後から振り返ると、あれが無かったら今のこの状況は無いという出来事は確かに実在するし、それは運命と呼んで差し支えないと思う。
それは抗えない程の強い流れの場合もあるし、気まぐれに逆らってしまえる程度の緩やかなせせらぎの時もある。
また、それが必ずしも良いさだめとは限らないし、かと言って悪いものとも言い切れない。
しかし、確かにそれが契機となって何処かへと人を誘う…
そんな運航が間違いなくある。
そう考えると、人の人生には予めデッサン程度の決まりごとはある様に見える。
ただ、
そのデッサンが全てを決めてしまうかと言えば、それはあくまで下書きに過ぎない。 そこに太い線を、更には様々な色をのせていき、最終稿に仕上げていくのはその人自身(の意志)であり、それこそが人生と呼ばれるものだと私は思っている。
本のテーマとは異なるけれど、久しぶりにそれを思い出させてくれた作品。
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書評が割りと良かったので買って読んでみた。タイトルは初めの頃に出てくるので判った。でもあとは書評通りとはいかなかった。ちょっと現実味がなくて読み終わったあとも最後まで内容に入り込めなかった。
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人生の転機となった少年時代の思い出を語り部となって展開するのは、さすが百田尚樹と思う。
誰しもが経験する運命の不思議さを、そうだったと気づかせてくれる。あの時の選択によって、その後の人生が変わったんだとは、この年になってつくづくそう思う。毎日が選択の結果だと思えば、人間は生きていること自体が一期一会なんだなぁと感じる。あの時、勇気を出して告白していたら、自分の人生もかなり変わっていたかもしれないと思うのは、私だけでしょうか。
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この作者の考え方や言動にはいささか思うところもあるが、生み出される小説は確実に、文句なしに面白い。
作家引退と言わず、何なら覆面作家かなんかで復活してもらいたい。
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夏の騎士
名言
恥じなければいけないのは、ベストを尽くさずに逃げることだ。そして自分に言い訳をすることだ。
心温まる青春ストーリー&サスペンス劇
小学校6年生の冴えない3人組が騎士団をつくる。
レディを崇拝することをきっかけに様々な困難が立ちはだかる。1人では勇気が出ず平凡だったかもしれない。もしかしたらこのストーリーは生まれなかったかも。しかし3人いることで困難を乗り切って騎士になるストーリー。頑張れ。勇気があるぞ!心の中で応援している自分がいました。
百田尚樹さんはこんな作品も書けるのかと驚きました。戦争系の本が多いから余計に驚きました。この本を読んで友情っていいな。青春っていいな。自分もこんな青春時代を過ごしたかったなと羨ましく思いました。同時に友達と会いたい、かつての初恋の人に会いたいなとか思いました。
キャラ設定が本当に良い。壬生さんの存在がでかく、徐々に心を許していく姿がなんとも可愛らしい。ただ青春・恋愛だけで終わらないのがこのストーリー。サスペンス要素もあるので一気に読み進めました。とても面白かったです!
最後のページの3行の威力がすごいです。
ほっこり幸せな気持ちになりました。
後、夏に読みたかったです。笑
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「勇気」を持つことは、成人した自分も改めて大事なことだと感じれる作品だった。小学校6年生を舞台にしているため、自分と重ね合わせられる場面や、心情がいくつもあった。クラスのカーストなんてものは自分が小学校の時からあったが、何も取り柄がない3人組が騎士団を結成することによって徐々に自信を持っていく姿に、自分も勇気をもつ大切さを知ることができた。またクラスの雰囲気で人を判断してしまうが、実は全く違う人だったことや、苦手な人でもほんとは心優しい人だと気づけることは、大人になった今でもあることだと思う。自分から話しかけることで新たな一面を知るきっかけを作ることができるのだ。騎士団を結成することで、犯人探しやクラス1の美人をレディとして崇拝することなど、一人じゃ成し遂げられない大きな課題を自らに負わせることで、今までの自分から脱する、という大きな覚悟を感じた。またその中でも、模試で100位以内に入る、と豪語したものの毎日勉強に手がつかない、その後も今日こそは、と決めた日も手がつかないといったところが実に現実的で典型的な怠惰な人間ぽさが現れていた。1年を通してさまざまな課題や人間関係が主人公を取り巻いている面にとても面白さを感じられた。
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秘密基地、騎士団結成、ボーイ・ミート・ガール、殺人事件と探偵、模擬試験の挑戦、等々小説の面白い要素が全部詰まって面白くないわけないだろうって感じだ。ひと夏のぎゅっと詰め込まれた小説の缶詰のようだった。
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百田尚樹氏の小説を読んだのは初めてだったが、ストーリー展開がとても面白く、文章も読みやすかったのであという間に読了
久しぶりに一気に最後まで読んだ当たりの一冊。
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百田尚樹さんの作品を初めて読みました
キーワードは
3人組
小学生
心の成長
ミステリー
勇気
騎士団
友情
当てはまる人にはお勧めです
ネタバレなし
初めの方は3人組の何気ない日常が描かれています
そこから3人が成長していく話
読んでいてズッコケ3人組を思い出しました
複線を全部回収して最後は上手くまとまるので
後読感は気持ちいい
すべて最後に繋がっています
主人公の少年目線で描かれているので、少年時代の
気持ちを思い出しながら読めます
大人になって忘れていた気持ちを思い出し
そして
後悔しない生き方というのを教えてくれます。
冒頭は少し退屈ですが中盤から色々イベントが起きて
最後はページをめくる手が止まらなくなります
純粋な心を思い出させてくれる良い作品でした!
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夏の騎士 百田尚樹
2019 7/20 新潮社 7/29読了
百田尚樹作品は数作読んだけど
もちろんそのどれも良かったけど
この「夏の騎士」
作者本人は本作をもって引退…と言われているようですが。
それにふさわしい
集大成のような作品でした。
何度も「おいハゲ、悲劇な事だけは起こすなよ!」と思いながらページをめくりました。
この辺も作者の思惑通り何だろうけど
まんまとそして気持ち良くハマりました。
この夏にこの本を読めて
本当に良かったと思っています。
ありがとうーー!