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あなたは嫌いかもしれないけど、とってもおもしろい蚊の話 日本の蚊34種類図鑑付き みんなのレビュー
- 三條場 千寿 (著), 比嘉 由紀子 (著), 沢辺 京子 (著)
- 税込価格:1,540円(14pt)
- 出版社:山と溪谷社
- 発売日:2019/08/24
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紙の本
恐竜の血を採取した蚊は・・・。明かされる真実。
2019/10/28 16:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
硬軟とりまぜて「蚊の話」。面白かったです。
きっとよく知ればなんにでも興味深いところは絶対にある。本書を読めばそれがわかってくる(気がする)。
「蚊の姉妹」という形で登場する著者3名のかなり「入れ込んだ」蚊の紹介。
カバーに出てくるイラストものほほんとした良い雰囲気ですが、中身の文章も堅苦しくなくて楽しく、でもいろいろ教えられる内容でした。
こんなところも見てるんだ、と感心したのは映画「ジュラシックパーク」。映画の中で「この蚊のお腹の中の血から恐竜のDNAを採る」として出てきた蚊は「血を吸わない雄」だった?!さすがに蚊学者、見てるところが違います。でも「吸った血を採取してわかった」カエルや魚の血を吸う蚊の発見の話もあるので「恐竜のDNAを蚊から採る」というのは正しい話だったんですね。
圧巻なのは第四章。日本でみつかる蚊の図鑑なのですが、それぞれがページ一杯の大きさで描かれています(原寸図もあります)。細かい模様や細い足の形など、じっくり見れば確かに面白いかも。鮮やかな青や赤の色を使った種類もあるのは初めて知りました。特徴の説明の中に「ここがオシ!」と著者の好みがしっかり出ています。
でも、蚊が嫌いな人が多いのは事実だし、怖い病気に関係していることも事実。そこの話だけはまじめな文章できっちり書いてありました。
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