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投稿者:Daisy - この投稿者のレビュー一覧を見る
次々に明らかになる物語、人物描写、背景の描写、どれも心を打つものでした。
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
SNS全盛の時代に、昔ながらの文通をする大人の男女の姿が静謐です。手書きの手紙が持つ温かさと、過去を呼び起こす切なさが入り交じっていました。
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投稿者:ぱーぷる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラストレターが映画になって公開されると知り、原作本を読んでみたいと思い手に取りました。愛、恋と色々と考えせられました。
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【映画「Love Letter」から二十四年。岩井美学の到達点!】亡き姉・未咲の代わりに同窓会に出た裕里は、初恋の鏡史郎と再会する。二つの世代の恋愛を瑞々しく描く、岩井監督最新作の原作小説。
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映画を見る前に読みたくて。
「ラブレター」や「スワロウテイル」を読んだことがあるのだけれど、その2つの作品に比べると岩井俊二さんっぽくないというか、あれ?こんな感じだったけ?と思いました。
映画も観たけれど、映画のほうが好きでした。
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売れない小説家の主人公は、中学時代の初恋の相手へ想いを引きずっている。というか、彼女とのことを書いた小説で賞をとったきり、そこから前へ進めないでいる。いろいろあって、彼女の妹と再会。なぜか妹は姉のふりをし続けている。あとから分かったことなのだが、という設定でその裏幕も描いていてちょっと複雑な構成でストーリーが展開されるが、とってもドラマチックで面白く切ない。
初恋の彼女とのいろいろには、妹のジャマが入ったりしているけど、妹も決して憎めない性格で、村上春樹のノルウェーの森で言えば直子と緑みたいに対照的。
彼女が自分のもとから去って行った原因を作った、ろくでもない男にあっさりと再会するが、その男の存在感もなんとも言えない。やはり良い小説は脇役が良いよね。
生きていくのがすごく大変にも、すごく希望にあふれているようにも、どちらにも思えるストーリーだった。
ちょっと今の私には、生きていくのすごく大変、の比重の方が重いけど。
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映画化されるということで購入。
「岩井俊二」「レター」といえば、20年以上前に公開された「Love letter」を思い出します。記憶はおぼろげですが、「お元気ですか?」「文通」「同じ名前」などのキーワードが飛び交い、映像で見てみたら、幻想的・ノスタルジックな雰囲気を醸しているなという印象でした。
今回もそんな感じかと思い、読んでみました。
つい最近「マチネの終わりに」を読んでいたので、その余韻なのか、雰囲気が似ている印象でした。(どちらも福山雅治さんが出演するからかもしれませんが。)
というのも物語の構成としては、かつて愛していた人が死んだことをきっかけに、様々なことが起きます。そのひと夏の模様を主人公の小説家が取材をして、小説(ラストレター)という形で書き留めた物語です。
異なっているのは、主人公も物語の登場人物に入っていることです。
映画の予告編を拝見して、高校時代の模様はどんな風になっているんだろうと期待したのですが、意外にそんなに描かれていない印象でした。大部分は、現在のパートでした。過去のパートは、ちょこちょこワンシーンのように登場するだけでした。
同窓会のシーンまでは、しっとりとした雰囲気だったのですが、途中から雰囲気が変わった印象でした。妹の裕里の不満?を手紙に書くところから始まるにつれて、ダメな男たちが登場していきます。コミカルに描いていますが、読んでいて、イラっとしました。その辺りが、現実に引き戻された感じがしました。
ただ、高校時代のエピソードのシーンや争いのないシーンは、瑞々しく描かれていて、ノスタルジックのような雰囲気を醸していました。
ちなみに交互に文通を期待していたのですが、ちょっと違っていました。最初は交互にメールで、途中から裕里の一方的な手紙(小説のなかではDM)でした。
ただ、その手紙の文章で、互いの視点での解釈が面白かったです。
全体としては、特に盛り上がりもなく、淡々としていました。しっとりとした終わり方でしたが、無理やり終わらせた感じがしました。結局、男たちの性格が良くなったというわけではないので、あまりスッキリした気分にはなりませんでした。
映画化されるということで、岩井さんの映像美は素晴らしいので、期待したいと思います。ただ、裕里の夫である宗次郎を庵野秀明さんがやるということで、正直不安です。
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愚かさを美しくしてる
これの映像化は難しそう
故に楽しみ
追加:映画みた
これは両方みた方が良いな
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『ラストレター』岩井俊二著
主人公小説家。初恋中学時代が処女作。次作描けず25年ぶりの同窓会へ。彼女との再会を胸に。
スマホ時代。手紙を軸に過去現在、気持ちも交錯しはじめます。
静かにページをめくりながら最後に涙となりました。
2020年1冊めです。
2019年96冊
#読書好きな人と繋がりたい
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とても読みやすく、映像が浮かんでくるようだった。
最初は面白く読んでたけど、ラストに向けて美しく悲しい物語になっていく。
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"これは君の死から始まる物語だ"という、意味深な出だしで始まる話。
でも、"君"の妹の裕里、"僕"である乙坂と、さらに"君"の娘が書く手紙のやり取りを通じて、少しずつ真実が明かされていく。
個人的には、裕里の手紙や行動に全く共感することができず、想像していたようなストーリー展開でもなく、ちょっとガッカリというか、モヤモヤが残った。
それにしても、"君"の不思議な遺書のなかで、子供たちに伝えたかったことは何なのかは気になる。。
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『これは君の死から始まる物語だ』
同窓会に現れたのは、僕がずっと恋してる君ではなかった。
どうして君は姉のふりをしているの?
そんな妹との文通が始まった。
明かされる真実
君の姿、声を聞くだけで…
大人になってもときめくものなのだ。
君の幻から抜け出せない。
美しく悲しい物語。
この本を読んでると、私も文通したくなった。
スマホがある現代に手紙のやり取り。文通というのは昔を思い出していいですよね。
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穏やかな内容というわけでも、特別な話というわけでもない気がしたけど、淡々と進んでいく物語にすんなりと読み進められた。学生時代って本当に特別な時間だど今になってはすごく感じる。
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2019.12.22
なんだか、良くわからない。
リリィシュシュはノベライズもピリピリと刺さって来るものがあったが、今作は先に文章で作品に触れてしまったせいかものたりない。
印象としては新海誠の作品みたいなオジサンが過去想いを寄せていた女性に拘泥して女々しく思い悩むというなんともな話。
というか推薦のオビを新海誠が書いてるのね。。
男は歳をとると碌でもないってことかしら。
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昨日小説を読み終わり、今日映画ラストレターを観ました。小説の方では乙坂視点で語られる感じが強くありましたが、映画では前半は裕里目線で、後半にかけて乙坂視点が強まっていく感じがして、小説と映画で味わい方が違うなぁとおもいました。小説の方では、乙坂の未咲への思いの強さがドラマチックな感じがあったけど、映画では固執というか、本当に囚われているって感じがしました。
未咲未咲って強調するからには未咲の名前になんか意味があるのか?乙坂が小説家として未だ咲かずという意味?なんて思ったり。
通勤のお供にと思って買ったら、スイスイ読める本でした。