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過去に囚われて生きる乙葉にイライラを感じつ拭えなかったが、最後は爽やかに終わり後味はそれほど悪くなかった。
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良かった。毎回映画とは違う視点のものという位置付けなので映画と合わせて楽しむものとして認識してる。この小説内ではスルッと通り過ぎる風景が映像になるとあんなに強烈な印象で透明感のあるものになることに驚く。
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手に取ったのはかなり前なのですが、ようやく読み切りました。岩井俊二さんの小説は、ホントに久しぶりで、不思議な透明感のある作品でした。高校生の頃や大学時代とそこから時間を大きくあけた今の繋ぎ方って色々あると思うのですが、妙に共感できる作品でした。
少し時間をあけて、もう一度読みたい本です。
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今年封切りされる映画の原作。ラブストーリーなのだけど、現在と過去(中学生時代)、彼女と妹という時間的にも人間関係的にも少し複雑で、手紙という媒体のやり取り(しかも、ストレートでないやり取り)で、状況の理解が進んでいくというのはいかにも映画的な作品であることを感じた。原作が岩井監督ということで、先に映像ありきなんでしょう。
主人公にとっては彼女の存在はとても大きくて、大学時代に一時期付き合っていた時期があるわけだけど、それ故になのか初恋の相手でありながら、忘れられない存在に。彼女の気持ちは終始不明。そして中学時代は彼のことを好きだった妹の気持ちも今は判らない。主人公だけが女々しく忘れられないのかと思いきや、ラストレターの形で届けられたメッセージから主人公への想いが伝わってきたような気がする。とても遠回りで、ストレートでない分、何か不思議な魅力が感じられる作品なのではないかと思った。
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きっと、読み手の歩んできた人生によって受け止め方が変わる小説なのだと思う。
残念ながら、私はまだ「これだ!」という自分が夢中になれるものを見つけられていないのでもやっとした気持ちで読み終えた。無限の可能性を秘めた若者や、夢を追いかけている人、それを応援している人々にはきっともっと感じるものがあるのだろう。
20年後の自分が読んだら、また違う感想になるだろう…なっていて欲しい。
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『ラストレター』読了。
映画の内容と少し違う設定で読み進めた。
昔の恋人、妹、娘や息子、元夫が故人を巡って思い思いに溢れ出る感情が終盤に向かってぶつかりあう。
手紙を通して訪れる運命の再会が故人の死を絡んでいく。
人の存在感ってすごいな。人との出会いが未来を変えてしまうの、すごくない…
小説での感じ方が映画を観た時と少し違ったな…手紙のやり取りも良かったけどね。登場人物たちの溢れ出る感情の大きさがすごかった。
2020.3.24(1回目)
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読み終わった後に、スマホを一旦置いて、大切な人に想いを伝えたくなる。手紙を書きたくなる。
とても素敵な本でした。
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最後の場面、バスの中で読むんじゃなかったなぁ、というのが一番の感想です。
終章「遺言」は、今年(2020年春)、特に心に響くように感じました。
映画のある作品とのこと。どんな映像で物語が描かれているのかも気になりました。
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初めてお付き合いした人のことを想像しました。
今、もし何も伝えずに、その人の死を知ったら
私どう思うのだろうと考えたりしました。
映画のキャストと重ねて情景を思い浮かべるととても濃いものになった気がします。
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映画は見てないけれど、キャストを想像して読みました。
主人公がちょっと独りよがりな感じが気になるかな。
裕里の周りの人たちの行動が面白く、良い味出してる。
読後感は悪くない。
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文体があんまり好きじゃなくて粗筋をネットで調べて読み終えた本。主人公が死んだ姉?妹?になりすましてお手紙を書いて、結局この死んだ姉?か妹のラストレターは卒業式のとき一緒に考えた答辞だった、っていうオチだったと思われます!いや読んでないじゃないか
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ずっと前に見た、love letterがよかったので、続編かとも思って読み続けるも違っていた。
同窓会で裕里は未咲と間違えられる。未咲は自死しており、裕里はそれを伝えるため同窓会へ出向いていたのだが。という時点で入り込めなかった。
こういうロマンティックなお話に没頭するには、私は少し年齢を過ぎてしまった。
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あの「ラブレター」の続編なのかと思って読み始めたけれど、そうではなかった。ただ、途中までは「ラブレター」の印象そのままに文章が綴られ、手紙に纏わるすれ違い、というか勘違いがうまく物語を進めていた。
拝啓 藤井樹様。忘れることのできないこのフレーズが、何度か頭の中をよぎっていた。
だがしかし、主人公の行動はいつしか手紙を追い越してしまい、そこにあった淡い郷愁は霧散してしまう。途中で登場する阿藤は意味もなく物語をぶち壊してしまう。最後はうまくまとめていたものの、途中まで期待した「ラブレター」の感動の再来が叶わなかったのがひどく残念でした。
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友人から回ってきた本(^^)あ~この感じ、岩井俊二監督の本だぁ(´∀`)と懐かしく思って読んでいたけれど、途中で子供達が文通に絡んでくると「そ、それは親に読まれるより恥ずかしいーっ!(;´д`)」とソワソワした(゜゜;)でも登場人物達はそんな事ないんだね(^^;)
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後悔しても過去は変えれないけど、過去を受け止めて、あらためて未來を見つめることができる。そんな、お話。コロナで外出ままならず、猛暑のお盆に読みました。