- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |
橋本治氏による愚かしく妖しい少女の物語です!
2020/08/08 11:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『桃尻娘』(講談社小説現代新人賞)、『宗教なんかこわくない! 』(新潮学芸賞)、『三島由紀夫とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調 平家物語』(毎日出版文化賞)など数々の傑作を世に送り出してこられ、小説、評論、古典の現代語訳、戯曲、エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行っておられる橋本治氏の作品です。同書は、浅草花川戸の乾物問屋の一人娘・お春を主人公に綴られた傑作です。美しい母は度重なる浮気の末、父とは別の男の胤を宿し、流産で死んだということです。懶惰な母親を嫌悪し、北国屋の家から解放されたいと願うお春でしたが、ある夜部屋に忍び込んできた番頭の伝九郎に体を許してしまいます。一体、この後、お春はどうなてしまうのでしょうか。 「夢のような愚かさを書いてみたい」と願っていたと言われる橋本治氏が『刺青』にはじまる谷崎潤一郎文学をオマージュした、愚かしく妖しい少女の物語です。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |