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「日本での貧困」
貧困→自己否定感の増幅→困難や苦労を乗り越えることができない。
自己肯定感を獲得し、貧困の壁を突破、心の豊かさを得る
「途上国での貧困」
貧しいもの同士助け合い生きている。
直に人に話をしてみること
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17歳の読者に向けて、「貧困」の真実を語る。薬物依存、教育格差、治安、売春、犯罪、格差、テロ、戦争・・・・全てが「貧困」とつながっていることを、著者が実際に取材した現場から明らかにしていく。
そして、17歳の読者に「どうすれば、貧困から脱出できるのか」「どうやれば、人生を輝かすことができるのか」「どうすれば、社会や世界をより良いものに変えることができるのか」ということを教えていく。
こんな本が学校図書館や公共図書館にたくさん置かれて、必要な人にきちんと届けられればいい。
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17歳を読者として書かれた貧困と、それが生む問題について書かれた本。貧困は薬物依存、虐待、犯罪、売春、教育機会の喪失など色々な問題を引き起こし、それを放置することで、社会問題を引き起こしたりする。絶対的貧困外来ある国では、その問題が周辺諸国にも影響を及ぼす。当事者意識外来持てるように子供の問題を中心に、そして事例で具体的に述べられているためリアル感が大きい。いずれにせよ、17歳が読者とされているので、分かりやすいのが良いが、大人か読んでも十分に読み応えがあった。
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読んでいる途中だけど、誰向けの本?
17歳向けということのようだけど、
金持ちの家の子ども向けなのかな?
富(正義)vs貧困(悪)
貧困を克服した成功者(正義)vs失敗者(悪)
という構図になっているようで、貧困への悪意を感じてしまう。
途中だけど、積読行きかな?
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本書は若者向けに書かれた内容であるが、若者に限定する必要のない内容となっている。「貧困」と一言で片づけるのではなく、「日本の貧困」と「途上国の貧困」は全く異なるものであり、同列に扱うべきではないという指摘は的を得ている。「貧困」にも色々な種類があり、それぞれの要因を探らなければ有益な対策を打つことはできない。さらに、現代社会の問題の多くが「貧困」が原因で発生しているとの指摘も的確である。「貧困」の現実を知ることから始まり、「貧困」対策がどれほど全世界にとって大切なことであるかを学ぶのに大変有効な作品である。
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図書館で借りた本。犯罪者矯正にかかる費用は年間約2300億円、生活保護の年間予算は3兆8000億円。特殊詐欺被害額は2018年は363億9千万円。今年は新型コロナ感染拡大の影響で、この数字を超えるのではないか?と予測しておく。本書は10代の子に向けて書かれており、家庭環境の崩壊から貧困、非行に走るパターンの例が多数あり。同時に途上国のスラムの子供の現状を伝えている。親が原因の貧困状態から抜け出す方法はNPOを紹介している。今はSNSなどネットで簡単に身知らぬ人と出会う環境がある事には触れてなかったし、パパ活という売春の現状も書いてないから、その辺はひと昔前の社会情勢の話題だけだった。
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日本と発展途上国の貧困のリアルな話が書いてあります。
自己否定感は心のがん。貧困との関係がとても興味深いものでした。
知っているかいないかで、人や社会の見方が変わると思います。
自己肯定感を得ることは、貧困から脱する方法であると同時に、心の豊かさを手に入れる方法でもある。子育てにも通じるところがあると思います。
こどもが大きくなったら進めたい本です。
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いじめ、虐待、教育機会の喪失、犯罪など貧困と社会問題の連鎖が怖い程分かる本。
特に気になった部分
p184「反社会の子供」から「非社会の子供」へ
『暴力など社会に対して反抗的な反社会の子供が多かった時代(1980年代)から
現代は「社会に非ざる子供」が増えている。
・学校の人間関係に入っていけず、友人と呼べる人がいない
・家族とさえ信頼関係を築くことができない
・自分の意志を持てず、コミュニケーション能力が低い
・ネット、ゲーム、アニメなど二次元空間に自分の居場所を見出す
・打たれ弱く、何をやっても続かない
・社会や将来に対して希望を抱くことができず、何に対しても投げやり』
p250 自己肯定感UP→貧困の壁突破→心の豊かさに繋がる
NDC 368.2
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めっっちゃ良かった。17歳向けに書いているとのことだけど、自分が17歳のときに学校で勉強したかった内容。これを知っていて社会に出るのと、知らないで社会に出るのでは何もかもが全然違うよ。
世界の貧困、日本の貧困、貧困と少年犯罪、貧困と戦争などなど貧困を幅広い角度からみていく一冊。(仕事柄貧困と障害という文脈もちょこちょこ読み取った)
すごいのが、全部ちゃんとつながってるところ。貧困が何を引き起こすのか。今の社会がこうなっているのはなぜなのか。そして「貧困は国境を越える」こと。
めっちゃわかりやすい。統計資料もたくさん出てくるので、データを読み解く力をつけるのにもよさそう。
知ってるようで知らないことがたくさんあるなと思った。ストリートチルドレンとスラムに住んでいる人の違いとか、国際子ども平和賞とか、そもそも日本は貧困、途上国は絶対的貧困だけどその本質的な違いとか。はー勉強になった!
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自己肯定感の高さの大事さ、
自分だけ良ければ良いは間違い、
知らない知識がいっぱい詰め込まれた本。
そして読みやすくスルスル進む。
本はかさばるので図書館派だが
この本は購入したいくらい。
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世界の貧困の現実を目の当たりにした。貧困率と犯罪の相関関係には驚いた。今までは犯罪者=悪人という表面的な判断をしていたが、犯罪に至った経緯、理由を知る事で貧困対策の重要性を痛感した。貧困問題の解決が犯罪の抑止力になり経済対策にもなる。国、人任せにするのではなく自分でも出来る思いやりの心が貧困、孤立を減らすことが出来るかもしれない。
十代向けの新書扱いとして書かれていたが大人が読んでも価値観や感情を揺さぶられた。読後感はタイトルのイメージとは違い前向きでポジティブな気持ちになれた良書。
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自己否定感が貧困に繋がり、貧困が犯罪に繋がる、とても考えさせられる内容で、18歳の私にはぴったりな本だった。
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実際はもっと複雑なのだけれど、若者向けだからか紋切り型の言い口が気になる。
ただ、問題は問題として考え続けなければならないこと、バランスを持った考え方を持たなければいけないことはしっかり伝えていると思う。
あとは世界の生活水準が上がった時の食糧問題を先行して考えておかなければいけないだろう。
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世界の貧困、日本の貧困。
貧困によってもたらされる現実。
生まれた場所、環境が違うだけでスタートラインが違うこと。
知ってたようで何も知らなかったこと。
貧しい人は犯罪に走るとほんまに思ってしまってたこと。
いっぱいのコトを学んだ。あとは、自分がどうするか。何か出来るはず。何かしたい。
ちゃんとゆっくり考えたい。
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◎日本の貧困
・日本の貧困が生むもの=自己否定感=心のガン
①周りのサポート×本人の行動力=自己肯定感(ロナウド、孫正義)
②環境の悪さ×劣等感=自己否定感(三鷹のストーカー)
・国の制度的支援
→制度があっても、日常で劣等感を積み重なれば自己否定感を抱く
→民間の心のレベルアップ支援(無料塾・子供食堂)
→どんな環境でも、心レベルアップで自信と意志を持つ=成長できる
→自己肯定感の積み上げが問題解決には大切
◎スラム街の貧困
・スラムの特徴
①非衛生的な環境(排泄物や感染症)
②栄養不良
・途上国のスラムの形成
①災害や紛争で都会へと押し寄せてくる
②家族が多産(労働力のため)
・日本との違い
→福祉制度が機能しているか(昔の日本はスラム街みたいなもん)
→自己否定感の有無(富を知らなければ幸せと感じることも)
・取り組み
①ソーシャルビジネスでの社会課題解決
②相互扶助の支え合い(家族合同で生活)→日本は核家族化へ
→善意の押し付けではいけない(ex,児童労働禁止→両親が出稼ぎ→犯罪をする)
◎1億人のストリートの子どもたち
・ストリートチルドレンの種類
①家と家族はある、学校へは行かず路上で働いている
②家族とともに路上で暮らしている
③親を失い、路上生活をしている
→これらの要素+何かしらの要因(暴力や中毒など)で出来上がる
・施設=より良い生活を必ずしも意味しない
→搾取的な大人が自身の生活のために保護しない
・ストリートでの生活
①仕事=最低限の読み書きやコミュ力が必要
②犯罪
③物乞い、残飯拾いなど
・薬物に手を出すのは絶望的な自己否定をしているから
→生きる楽しさを見出すために手を出す
・学校が果たす役割は大きい
①小さな社会で居場所を見つけ、自己主張の仕方を学ぶ
②多様な人と出会い、自分の夢や理想を見つける
③困難の壁にぶつかった時、乗り越え方を知る
④他人を思いやる気持ちが、最後は自分を救うことに気づく
→思考停止は、未来を考える力を一切失わせる
・教育=自発的に自分や社会の問題を解決していく力を身につける
→「教育とは、学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものを言う。そして、その力を社会が直面する諸問題の解決に役立たせるべく、自ら考え行動できる人間をつくること、これが目的byアインシュタイン」
◎貧困とセックス
・性犯罪にあうと、8割の確率でPTSD(心的外傷ストレス障害)になる
→自分は汚れてしまったと感じ、買春に意義を見出してしまう
→余計に悲惨な体験を重ね、自分を傷つけていく
→そこから先を一緒に考えていける友人をたくさん持っておくこと・愛情飢餓を正しく解消することが必須である
◎貧困と少年犯罪
・児童福祉の4つの時代
戦後〜1960年代 孤児の時代
70年代〜80年代 校内暴力の時代
90年代 いじめの時代
2000年代以降 虐待の時代
・��社会のこどもから非社会のこどもへ
→コミュ力不足、家族との不仲、友人がいないなど
→要因は家族での親子関係であることが多い
→「船(こども)と港(家庭)」いつでも帰れる場所に。
・自己否定を抱える子どもは、非行こそがストレス発散になる
→少年院の子どもが実父母3割しかいないことがデータ
・思春期の子ども(中学から高校)は、尊敬できる大人に出会えるかどうかが、社会とのつながりを作る基準になる。ex千代大海
・本でも、歌でも、旅でも、人生に革命を起こす出会いとなるかもしれない
◎未来と貧困
・累犯再販する貧困者たち
→社会が貧困を放置すれば、税金もかかるししっぺ返しを食らう
・地域住民が地域支援を行うこと
・自己肯定感を得ることは、貧困を脱し、心の豊かさを得る
→心の豊かさが現代では幸せの定義とも言える