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時代ごとに、思想や捉え方、考え方が当時ある合理的情報を基に存在している。それを簡単に現代のわたしが当時の人は何も知らないとか宗教じみた考え方、と軽く流してしまうことは違うな、と感じた。
奇書を通じて歴史や時代ごとの考え方を知ることができ、勉強になった。
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事実と異なる内容が書かれていた本の裏側や我々には馴染みのない社会的背景を映し出している本が紹介されている。
偶然の不幸は当然あるものだと思っていたけれど、不幸は必ず誰かのせいであるという考え方が当然とする時代もあったことを初めて知った。
我々はフィクションの中に生きている。
偶然の不幸は当然とする道徳も根拠のないフィクションなんだと思う。
フィクションの中だからこそ、生きることが面白く感じられるのだろうか。
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私たちが生きている今のこの世界が、今の常識では考えられないようなフィクションの延長線上にあることがよく分かる。
何かを馬鹿げていると否定するのは簡単だけれど、なぜそれが信じられるのかを考え抜いた先に本質があるんだろうな。
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良し悪しなんてそりゃ時代状況で入れ替わりますもんね。
これ、ニコニコの動画をまとめたものだったんだね。おもしろかった。いくつかネタになりそうなものもあったし。
ルクレティウス「物の本質について」は読んでおきたいね。
そういえば結局「ヴォイニッチ手稿」が解読されたってニュースの真偽はどうだったのかな。
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面白い本が色々あるんだなーと思う。
レスポス島の人たちが気の毒だ、こういう嘘は世の中にまかり通っている、現代でも報道の嘘のせいで。
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面白かったです。
時代背景も踏まえながら、現在 奇書扱いされている書物を解説していく。
「語り手は語りたいことを語るし、聞き手は信じたいことを信じる。」
人が持つ想像力、創造力。の面白さ、真剣さが魅力に見える。
聞き手が信じたいことを信じさせる語り手の妙も愉しい。
その当時は愉しいで済まなかっただろうが。
本書が奇書扱いされかな?と思いながら読むことも面白い。
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表紙で気になって読んでみたら元がニコニコでめっちゃ笑いましたね。そこで再生数を得ているだけあって、とても分かりやすい文章でした。読者にハッとさせる構成もあり、奇書(数奇な運命を辿った書物)の存在をエンターテイメントとして昇華した『楽しんで読む本』だと思います。シンプルに、歴史に対するスタンスとして、あるいは今の私たちのことを考えさせられる文もあり、読んで損はないと思いますし色んな人に読んでもらいたい一冊だと思います。元になった動画も必見。
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新旧問わず、世界中の奇書を取り上げた一冊。
知っていたのはヴォイニッチ手稿だけだったが、他の本も中身や作られ方などを知れてとても楽しかった。知的好奇心がくすぐられる一冊。
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面白い!装丁も、挿絵も美しく、文体は非常に読みやすい。また取り扱っているテーマも興味深く、少し読み足りない箇所があるぐらいだが、腹八分目で多くの読者に受け入れやすいと思う。
が、何か通常の書籍とは違う。エッセイのような軽い読み口で、マクロとミクロの切り替えも早すぎる。
最後の解説、あとがきで判明したが筆者はYouTubeの動画編集者で、その人気動画をまとめたもの、との事。YouTubeなどの動画文化に乗れないおじさんには衝撃であった。が、納得もできた。動画のような飽きとの戦いにおいては常に引きを切らさないように端的に知的欲求を満たす必要がある。そのための工夫が本書をここまで面白くしているのだ。
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面白いし、少し歴史的な背景を勉強できると思います。挿絵も良いし、注訳も読みやすい。
各書のさわりを読んでしまうと最後まで止まらないのが難点かも。それほど面白かった!
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今は名作とされる手塚治虫作品も、
僅か数十年前には悪書追放運動の標的でした。
同じ本でもその価値は、
時代や社会の流れで、簡単に入れ替わります。
そんな価値の逆転が起きた本がたくさん紹介されており、
読むと止まらなくなります。
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読み応えあり!面白かった。
今では奇書とされる本が、
ある時代には熱狂的な支持を得る
魔女狩りの本、
徹底して破綻の無いよう工作し尽くした「台湾誌」
偽論文を数多く発表した人
信じたいというバイアスが集団規模でかかると
おかしなこともまことしやかに流布し始める
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様々な奇書について短いページでまとめてあるため、とても読みやすかった。
書物自体が奇異というよりは、書物が人類に与えた影響や、著者の人生、書物に対する捉え方といった、書物を取り巻くものにより、奇書となっていたと言える。
YouTubeの音声では入り込めないので、続編を出して欲しい。
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世の中のさまざまな奇書を紹介されている本で、当時の価値観と今の価値観を対比しながら開設されていた。
本中で著者も言われていたが、当時正しいと思われていたことが、今は間違いとわかっていたり、反対に当時間違いだと思われていたことが今は正しいと思われていたり、その時々で何が信じられるのかで世の中の事実が作られている。
今の時代は自然科学主義の人が多いが、自ら科学に関わって信じているわけではなく、なんとなけ信じている人も少なくない。
この本で紹介されていたけれど、世界の科学者たちがある1人の人に騙され続けていたこともあるなど、人は全てを知ってそれを信じるのではないことがよく理解できた。
だからこそ、何を信じるのか?自分の中のスピリチュアル的な価値観が必要なのだろう。
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ひとつひとつの奇書の話が人に話したくなるような魅力がある。世界の見え方みたいなものを考えるきっかけになる本。