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奇書の世界史 1 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語 みんなのレビュー
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紙の本
奇書の世界史
2021/07/31 01:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々ニコニコ動画やユーチューブに投稿された動画を元にしているらしく、とても読みやすい。主にかつて良書とされていたのが、現在では価値が変わってしまった本と、番外編としてその逆も取り上げている。
魔女狩りのマニュアルから超伝導の論文、アウトサイダーアート、全く解読されていない暗号で書かれた本などさまざまな本が取り上げられている。
紙の本
是非とも、動画とセットでお楽しみください
2021/01/08 22:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J_Y_M_D - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の大元である、動画の方を愉しんでおりました。
それが、書籍になってしまうという’奇’跡。
何かに引っかかれば、どんなことでも起こりうる、ということなのでしょう。
動画での軽妙な語り口も素晴らしいですが、
書籍はやはり、そこに在るという存在感が何よりもうれしい。
そして、知的好’奇’心をくすぐる文章から、
以前見た動画の内容がフラッシュバックし、
またあらためて動画を見に行ってしまうというスパイラル。
本から入った方は、ネットで動画も漁ってみてください。
不思議で’奇’妙な体験が、できること請け合いです。
電子書籍
雑学が好きな人におすすめ
2020/05/01 17:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねる - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史的な背景を踏まえて各書籍の説明を行っているので、とても理解しやすい内容になっています。普段、教養に学ぶために本を読むことが多いですが、このような雑学を含めて学ぶと、その時代の思想などが想像しやすくなると思いました。
電子書籍
単なる奇書解説とは一線を画す
2019/12/22 09:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なな - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は「奇書」を面白おかしく解説したものでは決してなく、その奇書が書かれた経緯や、奇書として認知されるに至った歴史、果ては世の中に与えた影響までが解説されたものです。
いくら奇書と呼ばれても、本として存在している以上存在している思いや背景に寄り添った素晴らしい解説書だと思います。
特に「当時の価値観では奇書とされた作品」という郡のものがとても好きです。当時異端とされ、時に嘲笑われた一冊の本が、どれだけ人に、世界に影響を与えたのかが描かれており、ドキュメンタリーのような感動すらありました。
紙の本
歴史を語る奇書
2019/09/26 10:40
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投稿者:綾鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニコニコ動画のゆっくり解説シリーズという形で本書の元となった「数奇な運命を辿った書物」の存在の数々を知りました。今では奇書とされる書物も当時では良書とされていた事、またそうなるに至った時代・社会背景などを知ることのできる本作は稀有な書物であると思います。
紙の本
最高
2019/09/12 18:23
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投稿者:うどん - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑学など知識系の趣味を持っている人は絶対にはまります。
購入を躊躇しているなら
youtubeやニコニコに筆者の作成した動画があるので
是非見ることをお勧めします
紙の本
価値観の「差分」
2019/12/30 22:12
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニコニコ動画、YouTubeで著者により投稿された動画「世界の奇書をゆっくり解説」に大幅な修正と書き下ろしを加えて書籍化した一冊。
様々な奇書、逆にかつては奇書とされたものの現代では名著と称えられる本など、幅広く紹介しています。
続編も期待したいです。
紙の本
過去を笑い飛ばすものではない
2023/05/21 07:46
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔は無知蒙昧で下らない説が流布していたんだと、面白おかしく語る本ではない。
当時の知性の限界を計ったり、信じたいものしか信じない人間のバイアス、演出の巧みさを知る一冊。
紙の本
前半に紹介された本のが面白い
2022/08/16 01:42
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて世界で当たり前に受け入れられていた常識的な内容だったものが、現在では奇怪な内容だと明らかにされている本。
あるいは当時は奇抜な内容として受け入れられなかったものが、現在では正しかったと明らかになった本。
世界の歴史の中で数奇な運命を辿ることになった書物を紹介、解説した本。
最初の数冊は読んでいて面白かったけど、後半の本はあんまり面白くなかったなぁ。
前者の本では「台湾誌」の嘘八百本が面白かったし、後者の本はやっぱりコペルニクス的転回の語を生み出したコペルニクスの天動説の本についてが一番面白かったかな。
電子書籍
雑学集というよりエッセイとして面白い
2020/12/30 18:13
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投稿者:マロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何らかの言い伝え・伝説や隠匿がある奇書ばかりを扱うという切り口が斬新で、面白かったです。
学術本としては内容が浅く、雑学本としては分かりにくい箇所もありますが、エッセイとして、著者の奇書に対する想いや考察に触れると思って読めば、楽しめます。
「人間の心の闇や大衆心理を映し出す奇書」という世界観が一貫していて引き込まれますし、一章が長くもなく短くもないので読みやすいです。
なにより、単純に「こんな本やこんな事件があったのか」と新鮮な驚きがあります。
特に、これらの本を知らなかった人にお勧め。
逆に、元々知っている本については、知識や考察の底が浅いのに決めつけられている気がして楽しめないかもしれません。
私は元々、『ルバイヤート』が大好きで関係本を読んだり時代背景を調べたりしてきたので、この章についてはネットで集められるレビューや情報の寄せ集めみたいな気がしました。
(おそらく、『ルバイヤート』本書(詩集)全編も、実際にじっくり読まないで書かれたのではないか…と思ってしまいました)
文章は簡潔で読みやすいです。
繰り返しが鼻についたり、若干構成力不足を感じたりする所はありましたが、綺麗に整いすぎていない分著者の個性や奇書に対する想いが感じられます。
また、ビアズリー風の挿絵もこの世界観にぴったりです。
サクッと読めてしまうので、このお値段は若干高い気もしますが(電子で読んだので、もしかした装丁がいいのかもしれませんが…)、このような切り口の本は希少なのでそれを考えれば妥当なのかもです。