高次元が本当にイメージできるようになる一冊です!
2020/01/26 11:44
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、誰でもわかるように簡潔に高度な理数系知識を教示してくれると評判の講談社ブルーバックス・シリーズの一冊で、同巻は「高次元空間を見る方法」編です。同書は、現代科学を理解するために不可欠な高次元を感覚的に捉える入門書として書かれたものです。同書では、1次元、2次元、3次元、4次元と一つづつ次元を増やしながら、徐々に高次元が理科できるようになっています。私たちが暮らしている3次元空間の中では絶対にほどけない「結び目」があるのですが、4次元を使えば「ほどけてしまう」という数学的な手品のようなお話しも同書で実演されています。とっても興味深い数学書です!
投稿元:
レビューを見る
期待値が高すぎて、、、
言ってることは分かるけど、、、
似たタイトルの別の先に出ている本を読まにゃだめかな
投稿元:
レビューを見る
4次元以上のイメージのしかた(3次元空間でほどけない結び目を4次元空間でほどく方法とか)を少し知ることができた。あと結び目理論は興味深い。その2つについてもう少し深い解説が読めたらもっとよかったのだが。やさしい話と超難しい話が多くて中間がない。
投稿元:
レビューを見る
細かい理屈は抜きにして、直感的に高次元を見るための考え方が示されていて、実際に見ることができた。分かってしまえば非常に簡単で、どうしてこんなことに気づかなかったのかと思うほど。そしてトポロジーで出てきた「切断」の意味もようやく分かった。まさにこれが次元を1つ上げる操作だったとは。これでトポロジーが理解できたかといえばそんなことはない。そもそも本書は高次元を見ることに特化していてトポロジーそのものを説明しているわけではないし、理論のかなりの部分も端折られている。しかし、高次元を見ることができたことで、トポロジーの理解へ一歩進めたのは間違いないと思う。
投稿元:
レビューを見る
一生懸命書いたけど,消えた..モチベ下がったので,以下,テキトーに書く.
「高次元が俺にも見えるかも??」と思って買った.
要約は以下.
1.高次元とはどんなものか?その具体例.
2.高次元と結び目の関連.(3次元空間で三葉結び目は解けない.でも4次元で取り扱えば解ける.4次元で解けない結び目はどんなものか?どうやって作るのか?)
3.高次元で考えること,及び,その意義.
テーマは,「一つ上の次元で考えよう.そうすれば見えてくる性質がある」
結び目を題材にして,高次元では結び目の性質がどのように変わるのか?と言ったことを説明している.
良い点は,難しい理論とか数式でなく,平易な図(というより漫画)で説明しようとしている点.
一方,悪い点は,図以上の説明努力がない点.
「根性で想像する」「かなり,気持ちで,描いています」「読者の皆さんならわかりますよね」「ここはこの本のクライマックスですから,気合いれてください」etc.と,まるでこちらの能力次第で,わからない人がわかるようになる説明がない.
高次元を想像する機会と導入を与えてくれる本.
勿論,1次元から2次元への展開,2次元から3次元への展開を挙げて,では,3次元から4次元への展開がどうなるか考えてみてください,といったアナロジーを持って話を進めてくれてはいる.また,高次元で考えることの意義を紹介してくれている.これは勉強になった.
高次元を想像できる能力を持つ人が,この本を読めば高次元を想像可能だと思う.
「この本のおかげで高次元が見えるようになりました」って本ではない,あくまで,案内をしてくれる本である.説明に丁寧さが欠けるので,星は4つとした.
投稿元:
レビューを見る
1 高次元空間とは
2 高次元の出てくる例
3 宇宙について
4 結び目がほどける?
5 4次元で結ばれる
6 高次元で結ばれる
7 次元を1つ上げる
8 高次元空間で操作する
9 3次元だけでも高次元が必要
著者:小笠英志(数学)
投稿元:
レビューを見る
気分的理解が出来る。4次元以上の想像方法はわかる。書き方がなんちゃって本みたいになっている。雑学には良い。
投稿元:
レビューを見る
三次元までの図形であれば、その形状を頭の中で思い描けるし、紙の上で表現することもできる。これが四次元以上の高次元となると、想像することが難しくなる。本書は、まず高次元で物事を考えることは特別な状況ではなく、三次元世界で何かを考えるときにも必要な考え方であると説明される。目から鱗のポイントの一つである。では、高次元空間を直感できたかというと、最後は気合いで見るような感じであり、一筋縄ではいかないことが分かった。
丁寧に図解しているので、分かりにくくはないが、著書が見ている景色を自分が経験するところまでは至らなかった。個人的には高次元は図形で考えるよりも、集合と数式で理解する方が直感的かなとも思っている。本書のアプローチで高次元の見方を変えられたのはよかった。
投稿元:
レビューを見る
現代科学にとって重要な考え方である高次元空間の図形を、読者のイメージをふくらませ、基礎からわかりやすく解説していきます。
投稿元:
レビューを見る
まあ、本読んだだけで別次元を見れるようになったら著者は本書いてる場合じゃないのは分かってたが、一体どういう説明をしてくるんだと気になってつい買ってしまった。
何より思ったのは、「この人、文章書くの下手か!?」ってこと。論文を多少読みやすくした感じで、似た内容の説明するときはもうコピペかってくらい同じ文章が並ぶ。
数学世界は割と想像が大事なところあるので、しょっちゅう出てくる「イメージが大事です」とか「がんばってください」もまあ、結局そうなるよねと思いながら、たまに上手く想像できたり、全くわからないまま読み進めてたら終わった。
サブタイトルの「次元が増えるとどんな不思議が起こるのか」については触れられてた記憶がないよ…
まさか、3次元の結び目が次元増えると解ける、だけじゃないだろうな…
投稿元:
レビューを見る
191222.パート3くらいで置いてかれた。悲しい授業の思い出が蘇った。
3次元に様々な値を付加することで次元が増えるというのは分かったが、そのあとからのネジレだとかからはもう。。
動画も見てみたけどあっさりしすぎてて置いてけぼり。
これが分かる人ってのはなんなんだ!!
投稿元:
レビューを見る
小笠英志『高次元空間を見る方法』。数学では高次元を扱うことがあるがこわいイメージを持ちがちだけど、それを「コワクナイヨ」する本。実際けっこういける感じがする、け、ど…、CW複体が登場するあたりから完全に置き去りにされた。また読み返してみるともうちょっと先を読めるかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
二次元、三次元での現象のアナロジーから、高次元空間を「見る」ことを目指す本。中盤辺りから、「直感で理解してください」との無茶振りが連発して、オイオイと思ったが、まぁしょうがないと言えばしょうがない。特定の(三次元上ではほどけない)三次元結び目が四次元空間上に持ち込むことでほどける、というのはへぇと思った。
本書とは関係ないことだが、人間に四次元が理解できないのは何故だろうとふと思った。私たちが三次元空間に住んでいるのは確かだが、それは果たして理由になるのだろうか?
投稿元:
レビューを見る
高次元空間とはどういうことか考えてみたかった。途中で根気が尽きて議論においていかれてしまったがとにかく読み通した、という感じ。ただ、それはこちらの理解力の問題で、内容自体はとても面白く理解しやすいように配慮されている。おぼろげに言いたいことは理解したと思う。読んで感じたのは、高次元空間での結び目を考える過程て出てくる図形の動きはどことなくDNAから情報が転写されていく風景にどことなく似ているという事。
投稿元:
レビューを見る
高次元初心者ですが、なんとか最後まで読みました。イメージ図のおかげで4次元までは見えました。それ以上になるとやはり直感理解は難しい。著者は結び目が専門のようだが、まず、そんな専門があるのか!