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王の驍宗を探しに北へと向かった李斎。
白圭宮に身を落ち着けた泰麒。
それぞれの行動、出会う人々。阿選の動向、驍宗の行方は?
忍び寄る謎に明かされていく真実。そして衝撃・・・まだ2巻ですが。
白圭宮に住まう者たちは様々。
驍宗、阿選それぞれを慕う者、権力維持だけの者・・・しかし施政を
行わず奥に籠った阿選。彼を窺う雰囲気の中に蠢く気配。
不快な疲労と脱力感は何かの前兆か?
幽鬼のような官吏たち。六寝の傀儡のような者たち。消える者。
・・・・・どこかに鳩がいるんだよ。
泰麒の行動も気になります。
以前の幼い頃の姿と打って変わった、凛とした佇まい。
彼は何を考えているのか?事実なのか?「案」なのか?
そして李斎。
行く先々で出会う人々。協力者。彼らがまた個性的!
そう、彼女の周りにも人が集まってきました。
また、彼女と共に知る戴国の現状。
底辺の民の生活、信仰・・・なんて土台の堅固な設定!
「あのとき」の様子とその後も・・・そして・・・匿われていた者は?
ヤバいな、あちこちにフラグがある。
しおりを挟んで、登場人物のメモを取り、3巻発売を待ちます。
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小野主上のご帰還を祝うと共にどうして来月まで読むの待てなかったんだー!という自分への戒めというかつらいんですというか…
来月続きが出ることは分かっていつつも、いやまたこんな微妙なところで放り投げてホンマに小野主上ドS…
驍宗さま…わたしずっと(1ヶ月)信じて待ってますから…
相変わらず無慈悲な十二国記やなぁ
阿選と驍宗は何が違うんだろう
人の上に立つとはどういうことなのか
そもそも戴のトップは驍宗じゃなきゃ!みたいなのも本当にそうなんだろうか…
いやでも泰麒…つらい…
ということでわたしは11月を待ちます…泣いちゃうな…
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阿選一派に対する泰麒の冷淡な態度が痛快でした。いいぞ、もっとやれ。そんな中、本巻で一番気になったのは耶利ちゃん。誰の命令で味方になってくれたのかは不明(阿選側の人間?)ですが、好きです。戦える強い女の子は大好物。少しずつ味方が増えてきていて嬉しいのですが、いつドン底に突き落とされるか分からないし、主上の死も信じていません…が、そわそわして落ち着かないので第三巻へ急ぎます。
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新刊が出た喜びが大きすぎて猛スピードで読んだため読み落としや認識違いがあるかもしれない、が、三巻が出る前のこの感覚をなんとか言葉にしてみたい。
十二章の衝撃はまだ冷めない。むしろ読み終えてからじわじわと心を侵食している。
ただ、まだ驍宗様と決まったわけではないという気持ちもある。希望的観測なのかもしれないけど、まだわからない。まだ決まったわけではない。気分としては鴻慈を握りしめて祈っている。。。
驍宗様の安否はもちろん、それ以外にも気になる点が山ほどある。
まずなによりも気になるのは阿選の真意。何がしたいのか?鳩は一体なんなのか?
そして琅燦。彼女は昔から好きなキャラクターだっただけに無事だったことはすごく嬉しいんだけど、一体何を企んでいるのか。彼女が天帝の意向を推測する場面はかなり興味深くて、合わせて色んな疑問が生じてしまった。(前々からぼんやりと、黄姑はどのタイミングで王に選ばれたんだろ〜とか珠晶は生まれた時から王だったのか旅の中で王たる素質を備えたんだろうか〜とか考えてはいたが、改めて疑問になってきた…)阿選は絶対に王でないと断言するところも気になる。あそこまで言い切るということは、もしかして阿選は泰の人間ではないとか…?
泰麒の動向も謎。いや、めちゃくちゃ成長しててめちゃくちゃ格好いいんですが!あの稚い泰麒よりは魔性の子の高里くんと思って読まないといけないとわかっていてもこちとら泰麒といえばあの、あの泰麒をイメージしちゃうじゃないですか!思わず取り乱すわ。
新しいキャラクターの耶利も気になる。主は一体誰なのか?何が目的なのか?朽桟もすごく魅力的な人物だけど何か今後に関わるのかな。
なんとなく、阿選・琅燦・泰麒は天帝に挑戦しているのではという気もする。どこにおわすのかわからない、戴を助けてくれるでもない天帝に。
ある意味「黄昏」からの残存テーマだし、11月にはそのあたりも明らかになるかなあ。とにかく楽しみです。
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驍宗様を捜す李斎一行。手掛かりを元にようやくここにいらっしゃるのでは?と辿り着いた里では身罷られた後だという。 前巻より合間に差し込まれている描写で、主上とミスリードしてるに違いないと思いつつも今後の展開がどうなるのか全く読めない。 泰麒の思惑の本当のところも憶測しかできず。 なかなか読書時間を取れずに、細切れでしか読めないが早く戴の行く末を見届けたい。
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驍宗はまだ登場せず。ラストに崩御したような雰囲気だったが、泰麒を「台輔」とは呼ばない・・・。ミスリードなのか?今回もあまり物語は進まず、3、4巻はどんな結末になるのか楽しみです。
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戴の民や王宮内の官吏が病んで行くことが鮮明に書かれるのがつらい。
土匪がそうなるまでに辿った道筋や、名もない親子や兄弟の先の見えない暮らしぶりに寂寞とした思いがする。
主上の捜索を行う李斎がメインとなる話の中で、後半の展開に絶望感を味わされた。
泰麒は大丈夫なのか。はやく続きが読みたい。
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後半発売日にギリギリ読了。この後、残りを買いに行く。ウヒョー(笑)
「事態が進まずじれったい」というレビューをちらほら見るが、私は妄想が膨らむ2巻であった。
戴の民の苦しみが伝わってくる。早く新王を。
読者的には戴麒と驍宗のペアで国を守って欲しい。でも、民的にはとにかく王がいればいい。国がめちゃくちゃなんだから、なんとかしてくれるなら誰でもいいよ。
阿選を王と言った戴麒。
このシーンを読んでから、しばらく引っかかったのがNHKのアニメ版でやった幼い戴麒のシーン。いずれ王を選ばなければならないことを重荷に感じる戴麒は、蓬山の天女たちに尋ねる。
「間違った王を選んだら、どうなるのですか?」
んー どうなるんですかねー。
2巻の状況は「間違った王を選んだ麒麟」になるのか、どうなのかも分かんないし。続きが楽しみ〜。
以下、読みながら考えた妄想。
・阿選が戴麒を襲ったのは、周囲の者に言いくるめられたか何か操られてやったのでは? 本人は国を乗っ取ろうという気はさらさらなかった。
故に、国政に興味がない。4巻の表紙は「どこで道を誤ったのか」という表情。
・戴麒が病んでいるのは、蓬莱に滞在したことだけが原因ではなく、驍宗が王位を空白にしていることが「道を誤った」と天が判定している。
フラつきは、王が身罷ったことを知った。認めたくないから「禅譲が必要(=驍宗を探せ)」発言をした。白痴は隠されているようだから、鳴いたかどうかは不明だけど。
・国中を回って、民の苦しみを知り、悩みながら進む李斎が陽子に重なる。新王に李斎が就いてめでたしめでたし?
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どんどん冬が近づく戴と何も進まない現状。
次々と不確定要素が現れ、疑心暗鬼に陥る李斎や泰麒とともにお話に振り回されました。
早く結末が知りたいような、戴国の行方が心配になる巻でした。
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驍宗は生きているのか、死んでいるのか。
この長編というか、ページ数が、焦りや待ち遠しさなども表していて、感情移入していく。
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2019.11.8
相変わらずあんまし進まなくて焦れったいなあ。
どこそこで不穏な動きが…とか、
どこそこでこんな噂が…っていうのを聞きつけては
片っ端から訪れるから、なんかRPGみたいで、これはこれで面白いのだけれど…
一体全体どうなるのやら。先が読めなさすぎて。。
個人的にはやっぱり驍宗は生きてました!で、めでたしめでたしがいいなと思うけど、小野さんのことなのでそんな簡単にハッピーエンドにはしてくれないだろうなあ。
どーでもいいけど去思がすごく好き。
先が気になるけれど、もったいないからもう少し置いてから3巻に入ろうと思う。
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一巻を読んだ後も苦しくてなかなか進まぬ二巻、ようやく読了。何でなのーーーホントのところどうなの、まだ藪の中な感覚。信じる気持ちと各自の動きのつらさ苦しさと共にじりじり進む、な二巻だった。(そもそも一巻をいつ読了したか記憶にもメモにも残ってない…)
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偶然なのか必然なのか、泰麒が離れた時期と一致するそれだけだというのに、ここまで次巻の期待が膨れ上がる。
白雉は、どうなったの~?
誰かもう一回壺の中聞いてこい!と叫んでおりました。
いや、きっと何かミスリードに違いない、と読み終わって葛藤の日々。
まだ続きがある三巻発売前の状態は、以前の後のない空白の18年間を思えばまだ耐えられると言い聞かせております。
どうか戴国民が少しでも救われますように。
阿選の目的が猛烈に知りたいと思った二巻でした。
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こんなところで二巻が終わってから1ヶ月待つのは辛いよ小野主上……
かなり沢山の登場人物と、その関係、役職、いろいろと複雑だし、各々の思惑が交錯しています。そりゃこんな厚みのある文庫4巻分になるわけだ…と納得。
1、2巻では戴の荒廃の現状が、李斎の足跡と共に事細かく描写され、王のいない国がどんなに無慈悲なものであるかが浮き彫りに。
一方で、泰麒の心情はほとんど語られないまま、本当に民に施したいから阿選を新王と偽っているのか、それとも本当に新王なのか、どっちも可能性があってわからない…。
泰麒が立ちくらんだ時に驍宗様が死んでしまったのかとも思ったし、泰麒が李斎の前から姿を消したタイミングと驍宗様らしき人が死んでしまったのが同じ頃、というし…ただ立ちくらみのタイミングと驍宗様らしき人が死んだタイミングがずれているような気も…?「降霜のころ」という曖昧な時間軸の中だとそれもよくわからない(私の理解力の問題かも)それに泰麒が李斎の元を離れた時は、泰麒はまだ驍宗様の無事を信じていたはずだし…。
角がなくても、あの立ちくらみのタイミングで何かしらの麒麟としての奇蹟、天命が下るような、やっぱり麒としての機能が生きているのは確かな気がする。だからこそ、泰麒の心情が見えないまま、泰麒は阿選を新王と呼ぶことが怖い。本当にそうなの…?ってなる。
あと二巻もある。その間に、驍宗様なしで話が進むなんて考えられない!!!!と思うのは、やっぱり驍宗様の死を私が受け入れられないからそう思うだけなのでしょうか…
それに琅燦は驍宗様の麾下、耶利は多分琅燦の僕、その耶利が青い翼の鳥(青鳥?)を北に放す、泰麒は毎朝日課の散歩で北に祈る。驍宗様は北にいて、琅燦の庇護下にあって、泰麒もそれを感じているのでは? でも老安も王宮の北にあるので、もう何が何だか…。
鳩も気になる。なにか呪いのような妖しい力が働いている王宮。
回生。驍宗様が泰麒に付けた字は蒿里、死者の魂魄が還る山の名。驍宗様が少年に付けた字として、めちゃくちゃしっくりくるし、だとしたら回生を泰麒に重ねていたんじゃ…。
そう思ったら驍宗様の死が現実的に…。いやいや、まだ信じない。きっと生きてる!生きてて!!
じっくり噛み締めたつもりだけど、先が気になりすぎて駆け足に読んでしまったところもあるので、もう一回読んできます(;_;)
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ルールは変えられないが解釈の余地はある。その余地を利用しようとするも、不確定情報が多すぎて思い通りにはいかない。
世界の設定が物語に効果的に作用してる。
というか、いつからこの構想があったのか。。。