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起承転結の「承」という感じで、後の大きな変化・展開に向けての準備の巻、といった印象。
一番気になっている驍宗の行方について、半ばあたりで一巻で驍宗かと思われた人物が亡くなったような描写が……最後にはトドメとばかりに、その亡くなった者の「御髪は白で眼は紅」というから、これはマジなのか?「承」の巻なのに急転直下の状況を突きつけられてビビります。
けれど本当に主上なら泰麒が何かを察知すると思うし、その力が失われていたとしても白雉が落ちるはずなので、亡くなったのはやはり別人なのでは……
もう一つ気になっていた阿選の目論見も未だ不明。官吏たちの「魂魄が抜かれた」ような様子から、そのような力のある宝重を持った何者かが黒幕だったりするのかな?と想像。敵か味方か不明だった琅燦は、どうやら黒幕だったり阿選側というわけではなさそう。この謎が明らかになるのは、まだまだ先かなぁ。
他にもいろいろ未消化の要素がどんどん出て来て、それらがどうなるかモヤモヤした気分で読了することは必至。続きを読むモチベーションは否が応でも刺激されまくりではあります。
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十二国記はほとんど学生時代に読んでいたので、新刊発売と同時に読むのも始めてで、前後半に分かれているといのも始めてです。それが効果的というか、ここで止めるからこそのドキドキがあります。むしろ贅沢かもしれないです。
感想や予想を話し合えるブクログやツイッターというツールで、皆でいっぺんに楽しめるのもいいなぁと思います。3、4巻が今からたのしみです。
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(1、2まとめて)話がなかなか進まん!と思ってたら4巻まであるのか。来月刊行なので大人しく待つ。ディティールが細かすぎてすごい。早く先が読みたくて読み飛ばしてしまったところもあるが、読みにくい訳ではないので、余裕ができたら再度ゆっくり読もう。
泰麒のキャラがつかみどころがなくておもしろい。考えてみれば陽子ちゃんと並ぶシリーズの主人公なんだよな。頑張ってほしい。
何者かが天のシステムが想定していない状況を作り出して実験している、という仮説には納得がいくが、その黒幕がロウサンなのかというと納得しきれない。冷徹ではあっても悪事はしなさそうな気がするが。
阿選が政治を放棄しているのも謎。上記の実験に加担してわざとやっているのか、病気なのか。役人が「病む」という描写もあるのでそれとは関連がありそう。
張運は権力欲が強い人物として描写されているが、阿選が意思決定しないことに困っているということは結局権力を行使できていないのでは?それか、宮廷内での権力だけで満足するタイプということ?これについては気にしすぎかな…
驍宗は頭のいい人物なら焦らず怪我を治そうとするのでは?ほんとに驍宗なのか?あえて傷を治したくなかった理由があるのか?
宮廷内で鳩の声がするというのはなんなんだろう。あからさまに謎だが。ホラーで人のうめき声を鳩の声だと思っていたというのがあったけど…。
作者がミステリーもホラーも書く人だからいろんな可能性が考えられてキリがない。
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えー!どうなるの?って、思ったまま終わってしまった。
3-4巻も出てから読むべきだったか。でも、読み直して、復習してから次を読むと言う手もある。
どちらにしても、この世界観は凄すぎ!
再読した
違う世界のことだが、この世界のことのように思えることがある
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いまいちしっくり来ないまま、来週三巻発売になってしまった。
何がしっくり来ないのかと言うと、先が見えない閉塞感が辛いのかな。
戴の民の気持ちを少しでも体験させようと言うのでしょうか。いやいや。
泰麒が何考えてるかぜんぜん分からないのでもやもやするのかな。
思い返せば成長した泰麒はそもそも何考えてるかよく分からない人物だった。視点人物にならなかったし。いや、幼少のときも麒麟としての性に突き動かされているばっかりで人間らしい共感があったかと言うと…。
ただ、麒麟なので結局人々のことを考えているんだろうなという信頼だけはある。
その麒麟なのでというのがポイントで、結局ヒトではない別の生物であるのでヒトには理解できないのだ…!って展開になったりすると怖いな〜とか思って読みました。
もちろん阿選が何考えてるかわかんないし、耶利とその主公が何考えてるかも良く分かんないし、李斎は無駄足ばっかり踏ませられてるしで、霧中もいいとこで、四巻読んだらスッキリする、よね?!
…屍鬼のときだって上巻だけじゃわけ分かんなかった気がするので、期待して待ってます。
これだけモヤモヤさせられながらもページがどんどん進むのは、もうホント筆力としか言いようがない。李斎がウロウロして、泰麒が籠もってる間にも十二国記の世界・戴極国の世界がごんごん掘られていくのが快感で仕方ないのです。
まとまらなさ満点で臨場感ある感想でした。
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ファンタジーからホラーに変わり、シリーズを通じての通奏低音であった「人間的成長」というテーマも消えた。
主人公と目された泰麒、および阿選の心情や思考は一切語られない。主人公は戴の一般の人々だ。
群像劇の形をとり、暗澹たる戴の惨状がこれでもかと描かれる。想いは報われない。命は救われない。誰もが他人を犠牲に保身に走る、非常に現実的な絶望の淵。
そして大いなる謎、絶対君主たる阿選の無為。何かを為そうとして "魂魄を抜かれ"傀儡にされた不気味な諸侯、官僚、兵士たちの存在。それによる指揮系統の混乱と行政の機能停止。
明確な敵はおらず、明確な味方もいない。阻むべき陰謀もなく、支えるべき義勇もない。何もできぬまま着実に戴は沈んでゆく。
頼みの泰麒にすら、得体の知れない不信感がつのる終わり方。1-2巻は、煉獄編とさえいえる。
>疑問: この"病"は、柳を蝕むモノと同じか?北国同士、何が起きているのか。
>推測1:耶利のあるじは、瑯燦か?
>推測2: 老安の武将は、驍宗が失踪前夜に借りにきた霜元麾下の隊長ではないか。驍宗に変装して入れ替わった、とか?(あるいは歌つながりで静芝関連?)
>推測3: 一週間に一度しか食べれない、川の向こうの人。驍宗か?
>推測4: 黒幕は天に逆らう驍宗で阿選は従ってるだけだったり。とすると泰麒は蓬莱に逃がされた?鳩は天から派遣された御使いか。
泰麒も何を考えているか分からんし、繰り返し出てくる歌は、あの鳩はと、謎は深まるばかり。やあ次回が楽しみです
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本巻は李斎率いる驍宗捜索チームの物語と、成長した泰麒が陰謀渦巻く宮廷!?で僅かな仲間達と確固たる地盤を固めていく物語となってます!
驍宗は一体どうなっているのか?
誰が鍵を握っているのか?
何が嘘で何が真実なのか?
久々に出た続編一、二巻は来月発売予定の続刊に非常に期待を持たせる作品でした!
早くスッキリしたい!!!
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隠れながら、僅かな情報を頼りに王の捜索を続ける一行。冬の到来と国民の困窮を憂いて、別行動を選ぶ泰麒。
敵は誰なのか、何の思惑があるのか、鳩の声は何を示すのか。まるで霧の中のように不明瞭で実体が掴めない。
この霧の中、そこで終わるのかという引き具合。月の影影の海の上巻読んだ時の絶望に近い。後半までしばらくお預け。
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やっぱり4巻揃ってから読むべきだった。
それぞれの巻の表紙になんか意味がありそうな展開である。4巻は阿選か。
あと数週間、じっくり読み返すかな。
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そこで終わるのかぁぁぁ!
なかなか進まない物語の行方。
主人公達の焦ったさを自分も味わう。
早く続きが読みたい!
2019.10.23
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メインは引き続き驍宗を探す旅である。しかし、旅の中身の描写は、まるでミステリーのように至る所に伏線と(おそらく)ミスリーディングがちりばめられている。歴代シリーズに劣らぬぐらい本編の内容が充実しているのはもちろんだが、ファンタジーとしてではなくミステリー小説のようにも楽しませてくれる。
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なかなか話が進まない。文州では李斎たちが主上をみつけられずにうろうろする。その行動で、文州の現状が読者にもよくわかってくる。王宮では泰麒が民のために動こうとするが、事はなかなか進まない。2巻を最後まで読んで、なんとなくゴーストハントの最終巻を読んだときのことを思い出した。読者におもねらない小野さんの姿勢は変わらないな、というか。
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まだまだ分からない、それぞれの思惑( ̄~ ̄;)?しかし最後のあれは…(゜゜;)本当なのーっ!!(゚A゚;)
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ちょっと、変なとこで終わんないでよ!結局まだ何もわからないまま、来月を待つ。いい人もいるんだね、やっぱり。これからいい人たちが活躍してくれるといいのだが。
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いやー、これを18年間世に出してなかった小野先生はすごいなー!ずっと自分の中に溜め込んでたってことでしょ!?
すごい!!!
てか驍宗死んじゃったの!?嘘でしょ!?嘘だと言って!!!!
白雉はまだ落ちてないよね!?落ちてないよね?ね???