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投稿者:ふーみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
入院中の父に中華そばを出前したい子どもたちが起こした奇跡、マズメシ母に悩まされる女子高生とおむすび屋の女性店主の愛情…。
どの登場人物もちょっとだけ問題を抱えてて、それがちょっとしたタイミングで交わり、前向きな方向に繋がっていく。
美味しいご飯と人々の奥に燻ってる温かい心に読んでいて感動しました。
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなにお腹が空く本、久しぶりな気がする〜。特に、満腹食堂を読んで、お腹減って、ご飯食べに行ったけど、ロコモコ丼でまたお腹減ってきた。誰かを思って作られたご飯って、確かに味が一味も二味も違うような気もする。お袋の味ってのは、愛情の味が忘れられないのかもしれないね。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの話も、めんどくさい。
悪い話ではないよ、むしろ良い話。
でも、登場人物がだいたいめんどくさい。
普通の人はいないの?
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表紙買い。
流行りのグルメ小説かと思ったら人情もの。どっかできいたような設定だらけだけどジワジワきて『闘え!マンプク食堂』では泣いてしまった。
理由はきっと、登場人物がみんな誰かの幸福のために料理をしている優しい人ばかりだからだと思います。
優しい世界…
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人間ドラマとその人達にまつわる料理を描いた短編集5編。
流行りの人情味のあるグルメもの。
3話目 マンプク食堂大将の息子への思いが泣ける。
この小説(5話)でキッチンカーの内情も初めて知り勉強になりました。(管轄の保健所ごとに許可が必要で基準も違うとか)
登場人物もリンクしていたりして、続きもののシリーズにもできそう。
各話に白黒の挿画が入ってるんだけど、これ元はカラーっぽい。白黒なんてもったいないなぁ カラーなら照りがすごいに違いない
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「食」が一つの読み物のジャンルとして確立されてきた感がある昨今。食べ物をめぐる短編がつながる優しい物語。年も様々、立場も様々。共通点は「食」いっぱいのラーメンを届ける思いはこじれた親子関係をほぐせるのか。食堂のオヤジが腹減ったっていうせがれになんにも食わしてやれなかった後悔から腹いっぱい食べさせる定食屋に変わった食堂は時代の流れに負けつつあるが、一人の男性をきっかけに流れが変わりつつある。ドミグラスソースを継ぎ足すオヤジは次の世代にバトンをつなげるのか。
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最初の話にヒーローっぽい濃いキャラが出てきたので、そういう元気な感じで続くと思ったら違った。映え重視の不味いお弁当を作る母親と、限界まではちゃんと食べてあげてた娘の話が特に良かった。おむすび食べたい。
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なんだか優しい話だった。
食べ物にまつわる話なのもいい。
困った人がでてきても、心底悪い人じゃない。
おむすびの話とマンプク食道の話が好き。
おにぎりでなくおむすびというこだわりだったり、息子への思いだったり。人っていいな、と思わせてくれる。
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入院中の父に中華そばを出前したい子どもたちが
起こした奇跡、マズメシ母に悩まされる女子高生と
おむすび屋の女性店主の愛情…。美味しい料理を
取り巻く人間ドラマを描く。
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サクッと読めて面白い。
出てくる料理もおいしそうだし。
ただ、時系列というか月日の流れの見せ方がイマイチに感じた。
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お腹が空いちゃう話。
お母さんにもっと感謝しよう。
家事をいつもやってもらって当たり前だと思ってたけど。
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お店屋さんの短編集。ちょっとお涙頂戴というかあざとい感と昭和くささみたいなのがあってあんまりだったなぁ…
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「食べることは生きること」を感じさせてくれる本。スッと読めて心に栄養が行き渡ります。
文庫本の帯には「とびっきり美味しくてじんわり泣ける」とあります。
私はそれに加えて「人前で読んではいけない」を付け加えたい気分です。
なぜかと言うと、大笑いするものもあるから。
「四分間出前大作戦」「おむすび狂詩曲」「闘え!マンプク食堂」「或る洋食屋の一日」「ロコ・モーション」の五篇からなる短編小説集。
食の描写が細かく、リアルにお料理が想像できます。どれも作り手の思いがしっかり語られています。
それはそれは美味しそうな料理の数々。(一人はメシマズですが)
この本に登場する料理人は、皆「食べる人」のことを考えて作っています。
たった一人のママを除いては。
その一人は目の前の食べる人ではなく、SNSに自分が作ったお弁当をアップし、いいねをもらうことに一生懸命。食べてもらう自分の家族よりも映え重視で、誰か知らない人に称賛されることで承認欲求が満たされていく。そのため味よりも見た目が肝心。味見すらしない。
となると、そのお弁当を持たされたほうは悲劇になるわけで。
しかしそのメシマズママも変わっていく。ママが変われば、食べた人も変わっていく。
どのお話も魅力的な人ばかり。
この本を読んだ後は、私ももっと家族のことを考えながら食事を作ろうという気持ちになりました。
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感動した。帯に書いてある通りしみじみと涙が出た。
ラーメンの話が一番好きだったかな。どれもいいけど。
マンプク食堂もなんともせつないけど、いい話。
どの店もまだまだ続いていてほしい。
月河軒のお店が終わってしまって寂しかったけど、次の話でおじさんの生きがいがまたできた気がしてよかった。
世の中のお店がこんな風に続いているのかなぁと思うと、外食するのが楽しみ。
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町のごはん屋さんで繰り広げられる人生模様。熱々の料理と、それを取り巻く人間ドラマに食欲も涙腺も刺激される5つの極上の物語。
読んだら絶対お腹が鳴り、目頭も熱くなってくる。贅沢の極みのような作品だ。人は食べていかなきゃ生きていけないけど、どうせなら愛情のこもった美味しいものを食べたい。料理を作る人、食べる人、それぞれの気持ちに寄り添った秀作であり、著者のテーマである"ヒーロー"の物語でもある。