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スプラッター教養小説?
2020/10/29 11:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あかすり - この投稿者のレビュー一覧を見る
「昼、少女は遊びを覚え、夜、少女は遊びで人を壊す――。『鬼死ね』『マザリアン』の著者が、1973年の大阪を舞台に放つ兇悪ビルドゥングス・ロマン」という紹介文。ビルドゥングス・ロマンを調べてみると教養小説とある。メイコがさまざまな友達と遊びを通じた触れ合いの中で人間性を形成していく、という全体を通しての背骨は、たしかに教養小説的。メイコが回を追うごとにかわいくなっていくのはみてて楽しい。いっぽうでスプラッターシーンはあまりリアルじゃないので大丈夫だと思いますが人によってはダメだと思うので、まずはWebアクションに1話無料で掲載されているのでそれを読んでみてから購入を検討することをお勧めします。
二つの遊び場の、恐怖の落差
2020/12/31 16:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:y0a - この投稿者のレビュー一覧を見る
(1巻から)その後、連載がけっこう長く続いているのを知って、「あの話がどんな風に展開するのだろう?」と興味を持って、続きを読んでみた。
2巻目では、作者がかなり子供たちの遊びに思い入れがある感じを受けた。当時の遊び方を実に詳しく解説してくれている。「そうだった、そうだった」と思い出したり、地方が違うので「へえ、ちょっと違うな」と感じたり。読み手によって受ける感覚は違ってくるだろうが、ノスタルジーの世界に一瞬引き込まれることは間違いない。
それが、メイコの作る異次元世界との恐怖の落差を作り出していく。(3巻へ)
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