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紙の本

葉室麟さんは何故最後に楠木正成を描いたのか

2019/12/07 08:54

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

2017年12月に急逝した葉室麟さんの未完となった最後の長編小説が、その早すぎる死から2年近く経った2019年11月にようやく刊行された。
 初出が2017年4月から11月までの「週刊朝日」ということで、まさに命がけの連載であったといえる。
 最後のテーマは鎌倉幕府を滅ぼした南北朝の武将楠木正成なのには、ちょっと意外な感じがした。
 というのも、晩年の葉室さんは西郷隆盛や陸奥宗光といった幕末から明治にかけて駆け抜けていった人物を数多く描いていたので、生涯をかけてそのあたりの時代に着地したかったのではないかと思っていたからだ。

 何故最後に楠木正成であったのか。
 単行本に「夢と希望と作家の祈りと」と題する「解説」を寄せた作家の安部龍太郎さんは、その理由をこう推測している。
 一つが葉室さんが尊敬してやまなかった司馬遼太郎さんへのオマージュ。
 そして、もう一つが「天皇とは何かという問題に取り組んでおかなければならないという、作家としての責任感」。
 特に後者の問題は、明治維新という題材を考えた場合であっても尊王のことは重要な視点であっただろうし、そのことでいえば楠木正成もまた尊王に生きた武将であったといえるかもしれない。
 葉室さんにとって幕末の志士たちと楠木正成は同じ水脈でつながっていたのではないだろうか。

 楠木正成の履歴を追えば、彼の名を一躍高めた千早城の戦いはこの作品でも描かれているが、足利尊氏との決戦は描けないまま、未完となった。
 読者以上に葉室さんが悔しかったにちがいない。

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