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欧米では無痛分娩の普及率は、50%以上であるのに対して、なぜ日本では無痛分娩が普及しないのか。医療的な面、文化的な面から解説する一冊。
著者は大学教授であり、助産師である方。
日本で最初に無痛分娩を経験したのは与謝野晶子。
大正時代というから、かなり古い。
キリスト教では、分娩の痛みは女性の原罪であるという記述が旧約聖書にある。
それでも、欧米で無痛分娩が普及しているのは、宗教の教えより痛みの除去の方が勝ったということ。
翻って日本ではなぜ普及しないかというと、一つの原因に助産師がある。
無痛分娩の普及に伴い、お産が医療行為、医師の範疇におさめられると、助産師の存在意義がなくなる。
そこで、助産師たちは、自然分娩こそ素晴らしいお産であるとキャンペーンを繰り広げた。
虐待や育児放棄と無痛分娩を結びつける助産師もいるというから驚愕する。
この本を読むと助産師が嫌いになりそう。。
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URL:https://mol.medicalonline.jp/library/ebooks/detail?id=7746
*学外からは「学認」をご利用ください(利用方法↓)
https://www.shiga-med.ac.jp/library/support/manual/gakunin_mol.pdf
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