紙の本
シリーズ4作目
2021/03/16 22:36
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投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマ版2の帝国航空編。
面白いのはもう言うまでもないが、どんどん扱う案件や話が大きくなってきて、この先はもうないのではないか、と一抹の寂しさも覚える。
帝国航空のくだりは、どの程度事実に近い内容なのかはわからないが、破綻寸前の中でも各人がプライドを持って、できることをやり抜いた結果、今があるのかと思うと、胸が熱くなる。
紙の本
飛べ、イカロス
2020/11/26 14:20
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投稿者:やっほー丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この会社は腐っていない。半沢直樹の熱い思いに心を揺さぶられます。
本作品はエンターテイメントとしての価値と同時に、生き方を教えてくれるものでもあり、人によって感想や感じ方も十人十色なのだろうなぁと思います。だからこそ、いろんな人に読んで欲しい。
紙の本
実際の事件とフィクションの境目が解らなくなる面白さ
2020/06/07 22:52
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ4作目で、半沢直樹が立ち向かう今回の敵は、政界。
具体的には、かなりと過去形になったが、民主党政権下の国土交通大臣が、法的根拠も無く泥縄式で作って、結果を残さず果てた「JAL再生タスクフォース」が敵のモデルのようです。
物語では、日本航空(JAL)=帝都航空、民主党=進政党、自民党=憲民党となっているけど、かなりの部分が実話に基づいているかのようで、そこが今までにないスタイルかも。シリーズ中いちばん好みの物語でした。
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クライマックスが近づくにつれ一気に読ませる疾走感は、さすが池井戸作品。
今回はカッコイイ登場人物が多くいて、心強かった。
中野渡頭取、内藤部長、谷川次長。中でも富岡部長代理は滅茶苦茶カッコよかった。
今作の敵は銀行を超えた巨悪が相手だったため、読者をどう納得させるのかハラハラしたけれど、そこは半沢直樹シリーズ。最後まで夢中で読めた。
エンターテイメント作品として現実とはかけ離れた描写もあるし、シリーズを重ねるごとに敵が大きくなり過ぎて若干の心配もあるけれど、何はともあれ次回作も楽しみ。
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面白くて一気読み必至!
今作は決して新作ではなくかねてより読みたかった池井戸潤作品のひとつではある
テレビドラマきっかけで購入してしまった
今回は企業再生が必要不可欠な航空会社を巡る、政治・官僚・企業・銀行の各立場の鬩ぎ合いが見もの
池井戸作品は、実際のニュースにあった事を題材にしてあるような作品が多く、今作もこの企業はあそこかな?この政治家はあの人か?等思わず考えを巡らせてしまう
事実とフィクションを絶妙にブレンドして書き上げるからこその作品の面白さが際立つ
破堤しかけている航空会社と、政治家の裏金・錬金術、どこまで本当でどこまでがフィクションなのか、銀行本社の地下には隠し部屋があるのか?
そして銀行資料とはかくも恐ろしいものかとワクワクさせられる
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腐った大航空会社が抱える七百億円の借金を、銀行は帳消しにせよ。政府主導の再建チームによる無茶な御達しを、受けて立つのは半沢直樹。拒絶するのが道理と思いきや、銀行上層部は生返事。かくして四方八方と全面対決に。図らずも掘り起こしてしまった行内のアンタッチャブルが、ある波乱の引き金になるとも知らず!
再読。ドラマではどのようにアレンジされるのか、楽しみ。
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現在放送しているドラマの原作になる本作ですが、続きが気になりすぎて先読みしちゃいました。
読んで思ったのがドラマで大活躍のあの人が出てこない?!やドラマのあの名場面がなかったの?!という驚きでした。原作の面白さをうまく引き出しまとめるドラマスタッフの手腕を感じました。
ただ、本作も原作として凄く内容が濃密で、ドラマで描かれない背景やキャラクターの心情などが描かれていて凄く面白い内容でした。この辺の描写ができるのは小説のいいところだなと思いました。
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私自身が元銀行員であった経験から、痛快なストーリー展開を大いに楽しめた。組織自体が私のいた銀行がモデルなのでスッと頭に入ってくるし、再建計画の実現可能性の検証など、懐かしい記憶が蘇る。合併銀行の権力争いも懐かしい。政治家を巡る問題貸し出しの話はよくできていて感心したし、政治家に倍返しする半沢は我らがヒーローだ。
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半沢と周囲の人間(半沢一派的なもの)の、バンカーとしてのプライドが、巻を追うごとに強くなってるのを感じる。
このままいくと、本当に東京中央銀行を変えられるんじゃないかと思ってしまう。
そして半沢のことを好きな理由がわかった。ユーザーファーストだからだ。
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テレビドラマを見てから、本書を手に取ったが、筋が頭に入っていてもなお、巧みな描写でそれぞれの登場人物のドラマではわからなかった思いが伝わってくるところがさすが。
「花咲舞が黙ってない」も合わせて読むのがおすすめ。
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いろいろな方が感想に書いてあるとおり、内容が壮大。悪者が大きくてもいっさい変わらない半沢節が爽快!シリーズ作4作目にして最高傑作!
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あっという間に読了しました。
しっかりと事実を調べ対応していく。
社会人としての姿勢を学びました。
また、作中に出てくる「欲を捨てれば、真実が見えてくる」といく言葉が印象的でした。
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またしても一気読み。この巻の内容だけは、テレビドラマでも半分くらい見たが、登場人物やストーリーは一部異なるものの、いずれも名作。そのうちドラマも一から見返したい。
今回は、航空会社の再生(500億円の債権)とまたスケールが拡大し、それに政権交代が絡んで、新政権のタスクフォースが債権放棄を求めて蠢動するという複雑な構図に、旧Tの乱脈融資をめぐる問題も絡んで来る。日航の経営危機、民主党政権成立、八ッ場ダムを巡る混乱などから着想を得たのかなと思う。
山場もこれまで同様二回あり、債権放棄を協調融資していた各行が債権放棄を拒否することと、乱脈融資をダシに債権放棄を迫る新政権側に、真実を暴くことで半沢は対抗する。
シリーズのいずれの内容も、中々、普通のサラリーマンにできることでは無いが、正しいことを勇気をもって成すこと、これを大事にしたいと思う。
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毎回期待を裏切らない展開で、今回も読後スッキリした気分になれました。実際にはこんな銀行員はいないだろうと思いつつも、ヒーローの活躍劇に違和感なくどっぷり浸かっていけるのは、作者の確かな金融知識によってこの作品のリアリティが担保されているからだと思います。今作では前作よりさらに敵が強大になっていますが、どんな敵でも怯むことなくきっちりと倍返しする半沢はやはりカッコよかったです。半沢以外にも魅力的なキャラクターが多数登場していて、特に頭取の決意のシーンは胸を震わせるものがありました。
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半沢直樹4は銀翼のイカロスの復刻版だ。シリーズの1~3巻に比べ、スケールがとてつもなく大きい。頭取の進退から政党を立ち上げた重鎮の失脚まで影響を与えた半沢直樹。その底には銀行員としての矜持が脈々と流れている。