電子書籍
まさに逆境の連続
2021/09/12 13:03
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
オンデーズという眼鏡屋は知らなかったので、完全にフィクション小説として読んでいたのですが、実際にあったことだったのですね!びっくりしました。本当に絶体絶命のピンチ、逆境の連続で、そんな中でも常に前向きでいて、そして実際にやり遂げてしまうのですから本当にすごいと思いました。運に恵まれた面も多々あり、失敗するのも紙一重という感じではありませんが、社長の常に攻める姿勢が幸運をも味方につけたのでしょう。ハラハラドキドキの展開、うまくいったと思ったらまた難題が持ち上がるストーリーで最後まで飽きずに読めました。経営者の感覚というのはまったく理解できませんが、とにかくすごいなあと思いました。
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資金の苦労話
2022/06/13 21:44
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投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私には再生物語と言うより、資金のやり繰りに苦労したスリリングな綱渡り物に感じました。所々、会社立て直しのことは散りばめてありますが、特に見るべき事もなく、海外進出の話も本当のことを誤魔化している印象でした。期待が大きすぎたかもしれません。
紙の本
分厚いです
2021/01/28 11:35
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投稿者:しおりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題になっていたので、購入してみました。
内容はきっとおもしろいのだと思うのですが、分厚くて、読むのが遅い自分には向いていなかったなと思っています。
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文庫本以外で一度読んでから再度読みました。ここまでピンチが訪れるのかっていう展開とよくぞここまてま耐えたという気持ちで読み直しました。銀行めって思いながら読んでました(笑)
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実在するメガネ会社「Owndays」。倒産寸前メガネチェーンを買収し、破天荒な施策で再建をはかる社長とその仲間たちの話。
企業を経営するにあたって、いかに資金繰りが大変かっていうのを教えてくれる物語。CFOとしてのキャリアを悩む知り合いに読ませてあげたいな。
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人は新たな希望を逃すよりも、既に手に入れているものを失うことの方が、遥かに怖い。自分も無理かな。それをわかってて挑戦を続ける田中修治(OWNDAYS)は、やっぱり凄いわ。そんな人だからこそ、周りに人もお金も寄ってくるのかなぁ…
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このストーリーが完全なフィクションだったら、作者はおそらくここまでの波乱万丈は描かなかっただろう。なぜなら「そんなのあり得ない」の連続だから。しかし、この物語は事実に基づいている。わたしは大波を何度も乗り越えるオンデーズのオンボロ船の一員になったような気持ちで一気に読みすすめてしまった。
「メガネを医療器具ではなくファッションアイテムに」を旗印に、次々と訪れる困難に立ち向かっていく田中社長とメンバー達。
マーケティング的には、メガネの定義を変えることによって、ブルーオーシャンを開拓する戦略だが、ことはそう簡単ではない。
ブルーオーシャンは凪ではなく、競争相手が手を出さない未開の海なのだ。
ブルーオーシャンは、見つけたもの勝ちではなく、未開の海を突き進むだけの胆力、信念を貫く力、そして泥臭く進み続ける圧倒的な行動力を発揮する人にしか攻略することはできない。
物語は特に大事なエピソードが抜粋されているのだろうが、そのエピソードを呼び込むまでの行動量、信じられる仲間と出会うまでの行動量、そしてチャンスやピンチが訪れたときの行動量、その全てが圧倒的だ。これらは(おそらく地味なので)ほとんど描かれてはいないが、文章の端々から窺い知ることができる。
特別な才能、人並み外れた強運、これらはたしかにある。しかし、その力を使うためには、信念を持って行動しまくることが必要なのだ。したがって、才能や運は持って生まれたモノではなく、努力と行動の副産物だといえる。
カッコよく、スマートなサクセスストーリーではない分、田中社長は誰もが目指すことのできるスーパースターなのかもしれない。その道は恐ろしくハードではあるが…
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読むと、勇気と元気が出るノンフィクションのお仕事小説です。
倒産寸前のメガネチェーン店を買収し、現在のOWNDAYSに発展するまでの田中社長とその仲間のストーリー。
人の裏切りや資金不足による倒産危機に対して、力強く乗り越える田中社長を見ると、自分の仕事の悩みが小さく感じて、前向きな気持ちになれました。
ドラマもとても面白かったです!
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向かい風がこれでもかと吹く中で、攻めの姿勢を貫いた社長の姿は痺れる。本人にとっては、生き残るために必然な選択の連続でしかなかったんだろうけど。
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前々から気になっていた小説。
小説とは言え、小説形式のノンフィクションだった。
オンデーズという眼鏡屋さん、知らなかったけど、一度行ってみたくなりました。
(そういうマーケティング的要素のある本だと思うが、まんまと乗せられてしまっている。。)
加えて、著者の田中社長がオンデーズを買収して、
10年目の節目に社史を残しておくという意味合いも込めて、
単行本化されたと思われる。
確かにこの本読んだら、社員のモチベーション上がるわな…。
良くできてるわ、この小説。
16話と17話のこの場面には、しびれた。。
オンデーズを買収してからの僕は、メガネをビジネスのための一つの道具として捉えていた。お客様に選ばれ、ライバル企業に打ち勝つにはどうしたらいいか?ただそればかりを考えていた。話題性や、ファッション性にばかりに目をやり、他社の追随を許さぬ低価格を実現して事業展開をすればよい。企業を大きくして利益を出せばよい。それが経営者としての一番大切な仕事であって使命だ。そう考えていた。しかし、この避難所でのボランティア活動を通じて、メガネ屋にとっては、専門家としての技術や知識を用いて、人々の視界を快適にしてあげることが何よりも一番重要なのだと、この時はっきり気づかされたのだった。まさに頭に雷が落ちた。そんな表現がピッタリくるほどの衝撃だった。オンデーズがお客様に本当に売らなければいけないのは、安いメガネでもお洒落なメガネでもなく「メガネをかけて見えるようになった素晴らしい世界」だったのだ。(p.261)
(良いものは高いんだから)この言葉に僕は反射的に、少し拗(す)ねるように言った。「良いものだから原価が高い。だから高いものを高い金額で買ってもらえばよいって、そんなの当たり前じゃないですか?そんなレベルの低い仕事でいいのなら子供だって誰だってできますよ。そうじゃなくて、『なんでこんな良い商品が、こんな金額で買えるんだ?』そうやって、消費者を驚かすことができて、初めてプロの仕事と言えるんだと思うんです。僕らがやりたいのは、『単なる安売り』じゃなくてそういう『本当に価値のある商売』なんです!」僕のこの一言が癇に障ったのか、プライドに火を点けられたのか、中畑社長は語気を荒げて言った。「わかりましたよ!作りますよ!やりますよ!こっちだってプロだ、私はアナタが子供の頃からメガネを作ってきてるんだ。そんな言われ方までされたら頭にくる。いいですよ。田中さんの言う通り1500円で作ってみましょう!もう一度製造工程を全て見直して、限界まで無駄を省けば、できる余地はまだあるかもしれない」(p.284)
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物語としては、「どうなる!?どうなる???」とハラハラします。しかし、実話をもとにしていると思うと、こんなに胃が痛くなりそうな会社では働けないなあと思いました。どこまでが事実でどこからかフィクションかはわかりませんが、奥野さんが気の毒です。
でも、オンデーズという会社に興味をもってしまったのも事実です。顧客になるかどうかは別として、今後も気になります。