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オリンピックの起源や豆知識などをまとめた一冊。
下記、読書メモ。
・1896年に行われた第一回のギリシャのアテネ大会では銅メダルはなかった。
メダルのデザインは、ギリシャ神話のゼウスが表に大きく描かれており、地球の上に乗った勝利の女神ニケが小さく描かれているもの。
現在のメダルは中央に翼を広げた大きなニケがいる。
サイズは、直径48.9から85ミリへと大きくなった。
また、昔は、壇上にいる王族のところにいただきにいく方法でモデルセレモニーが行われていた。
・二回目のパリ大会は、万博のおまけのようにスポーツ競技が行われた。四角いメダルだった。
・開会式が国別に入場行進が行われるようになったのは4回めのロンドン大会から。
・公式ポスターは、ずっと大会の告知や開催国のアピールをしていたのに対して、1964年の東京大会からがらっと変わる。
今まではイラストだったが、写真が使われるようになる。(写真技術とフィルムの才能向上にも助けられた。)
亀倉雄策のデザインしたポスター4点は表ガントなり、この大会以降、ポスターが告知でなくアートとなった。
・冬季オリンピックが誕生したのは1924年フランス以降。
ただ、このときは日本は関東大震災が1923年に起きていたため出場を見合わせた。
・・・などなど、初めて知ることがとても多く、オリンピックのまた新しい側面、歴史を学ぶことが出来て面白かった。
日本や海外の「道をきりひらいた選手たち」の章では、レスリングの吉田沙保里選手、フィギュアの荒川静香選手、卓球の水谷隼選手など、現在も有名なレジェンドたちのストーリーを取り上げていて、過去の大会の感動を思い出しました。