ヤマトタケル ２ みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、1970年虫プロ養成所に入りアニメーターとなられ、その後、『宇宙戦艦ヤマト』や『勇者ライディーン』、『機動戦士ガンダム』などの数々の大ヒットアニメを手掛けてこられた安彦良和氏の古代史ロマンを誘う作品です。同氏は、同作品以外にも『ナジム』、『神武』、『天の血脈』などの名作があります。同書は、中公文庫から3巻シリーズで刊行されており、その第2巻目です。美濃の国造・神骨の娘遠子と恋に落ちた兄・オオウスは、父オシロワケ王の意向に背き、帰郷を拒んでいました。父の命を受け兄を連れ戻しに美濃を訪れたヤマトタケルは、大胆な策により兄の窮地を救いつつ、父の信を得ます。そして領土拡張の野心を滾らせる父王は、ヤマト国に頑なに服さない東国の征伐をタケルに命じるというストーリーが展開していきます。ぜひ、この古代史のロマンを誘う安彦氏の代表作をお読みください。