紙の本
周りの人間が迷惑すぎる
2020/12/18 12:57
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
盲目ゆえに音や匂いに敏感な機織り宮女ヒロインが、後宮で起こる怪異事件をその聡明さで指摘し、皇帝に入れ込まれていく話。
双子の皇帝が二人で一人として入れ替わりながら互いの得意分野で仕事をしていたけど、二人ともヒロインに惚れてしまったために最後に「選ばれなかった方が皇帝をやめて出て行く」っていうの、完全に脅しで、機織り宮女の仕事を続けたいために皇后や皇妃の圧に耐えながら心からの望みも言えずにただ平穏な日々だけを望んで過ごしているのに、そんなん言われたら選べないの当然では?
そもそも最初から皇妃になりたくないと遠回しに、だんだんと率直に告げるようになったのに、あろうことか皇后にしようとしてる皇帝二人とも全然好きになれないし、機織りだけしていたいヒロインが仕事で忙しいときに厄介ごとを持ち込んでくるお付きの宮女もなんなんだって感じでした。
なんか最初の方で「周りの人間が好意で迷惑を押し付ける」みたいな表現があったけど、まさに全編それ。
いずれどちらかに惹かれて選ぶのだとしても、このまま三角関係を続けるのだとしても、ヒーローと周囲に魅力がないので続きは読まないだろうなぁ。
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全編が物語の「序章」のよう。
皇后になるところから始まるので
その立場からの物語や、過去の回想としての物語があるのかな?と思っていたけど
序章以降は、主人公が皇帝たちと絆を深めていく物語でした
すべてを知ってから読み返すと
また違った目線でみられます
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まあ次から次へと事件の起きて落ち着かない後宮である。
しかも、結構血生臭い。
そして確実に減って行く妃たち。
皇后の思惑もあるから加速している部分もあるが、にしてもこんな物騒な後宮でよくぞ盲目の彼女は生き延びることができたなあと変に感心してしまった。
皇帝の秘密は表紙イラストで結構多大にネタバレしているので詳細は割愛するとして、個人的には主人公との恋の決着はきっちりどっちかでつけて欲しかったなという気がする。
冒頭に既に彼女の未来は確定しているが、果たして相手はという。
自分はどうも一人に対して相手が二人のパターンは苦手なようだ。
事件は主人公がいいところまで解決して、無自覚に、もしくは意図して一歩手前で止めるという中途半端な謎解きにはなっているが(要は後で別キャラによって、彼女が望んでいない方向に転がることが多々ある)事件自体は面白かった。
しかも次から次へと事件が起きて、その度にネタが違うので、物騒ではあるが読む分には非常に楽しめた。
ただ上記の通り、こと恋愛に関しては、理解しづらい部分もあって困ってしまった。
両手に花の逆パターンということで、他の女子なら喜ぶかもだが……
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うーん、うーん、な感想しか出てこないんだけど(^_^;)陛下が緩いのよね。右腕の宦官も緩いのよね。皇后にしてやられてる感もあるし、その皇后の立ち位置もよくわからん。盲目の織姫ヒロインも言葉遣いがときどきはすっぱというか、え?そんな言葉使っちゃう?となってちっとも話に入れず(笑)
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サラサラっと読めた。陛下がこんなに感情丸出しで大丈夫なのかと思わなくもないけど、蓮香みたいな賢い女性は好きなので全体的に好き。続きも読もう。
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電子版より紙へ。
盲目の織姫が指先の感覚や糸の音を便りに美しい帯を織り上げるという情景がもう美しい。好みです。
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機織りをする宮女として後宮で働く盲目の蓮香は、ふとした切欠から後宮で問題になっていた幽霊事件を解決に導く。その褒美として、蓮香のもとに皇帝が訪れる事に。その際、皇帝のある秘密に気づいた蓮香は后妃にならないかと誘われて……。
中華後宮風の恋愛ミステリです。
盲目の機織り宮女というと、もっと大人しそうな主人公をイメージしていたのですが、そんなイメージとは正反対で、冷静で気が強く、恋愛よりも仕事に打ち込む女性です。とはいえ可愛げがないわけではない、初恋を大切にしていたり、子供を守ろうとしたり、愛情深いところもちゃんとあります。
恋愛相手の皇帝が、立場に反して感情を優先して動いているように見えてしまうので、そのくらいしっかりしていて気が強いほうがバランスが取れているかも。
後宮の風景や機織りの様子などの情景は美しいですし、何も考えず恋愛部分やミステリ部分だけをさっと読む分にはいいのですが、個々の事件や前述の皇帝の性格、次々と事件を起こす后妃や宮女たちの様子などを鑑みるに、国の行く末が心配になってしまって仕方がないです。
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#読了 表紙イラストの印象から、繊細で可憐な感じの主人公なのかな?と思っていたら全然違った。可憐さは折り紙付きだけど、仕事人間で意外と勝気。幼い頃から虐待のような機織り修行をさせられていて、失明後に後宮に放り込まれるくらいだから、これくらい強くないとダメなのかもね。
中国の宮廷がモデルになってるお話だけど、双子の皇帝ものは定番なんだろうか?こちらは二人で一人の皇帝を演じるというものだったけれど、そんなんで大丈夫か?という設定がちらほらあって勿体ない。
それ以外は結構処置がシビアだったり、起きる事件がドロドロっとしていたりで面白いので、続きも期待。
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目が見えてないがゆえに、知ってしまった秘密。
なるほど、という納得がありますが
あの二人はともかく、まさかの人物も。
それ以外は、普通(?)に高級どろどろ、がありますが
色々と面倒そうだな、と。
女の園は、それだけで大変ですし。
最終的に、結局そうなるのか、な状態に。
これから先、大変そうです。
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盲目の織姫が後宮の怪異事件を解決していく部分はまあ面白い。双子の皇帝や主人公自身がなんか色気がないというかちょっと魅力に欠けるなあ。双子の立ち位置も難しいね。