紙の本
基礎から説明されています。
2020/04/10 22:54
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投稿者:shirokuroino - この投稿者のレビュー一覧を見る
量子コンピュータとは何か?や、
量子コンピュータへの認識の違いをしっかりと説明してくれます。
まだ途中ですが、量子コンピュータの仕組みを読むことが楽しみです。
電子書籍
はじめは分かりやすいけど
2022/08/24 14:20
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
第ニ章の二重スリットあたりから、ちょっとむずかしくなってきます。そして、第3章、第4章からは、具体例があげられているので、読みやすくなっています。
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量子力学の基本から解説があり初学社向けの本。
量子力学は直感的にはなかなか理解しにくいですが、ロマンがありますね。
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テレビの情報でしか知ることがなかった、量子コンピュータ。
なんだかよくわからない仕組みに魅了されて、近々完成されるかもしれない、というニュースに未来の社会を想像しながら過ごしていましたが、そもそも量子コンピュータとは何か?という疑問がこの本を読んだきっかけでした。
結論から述べますと、量子コンピュータが実用化されるのにはまだまだ程遠く、テレビで紹介されていることと、開発現場での状況は全く違うのだなぁという印象を持ちました。
そもそも通常のコンピュータには、電源をオンオフするスイッチのような機能を果たす、細かいトランジスタが集まってできたもの。
その役割を電子や陽子、中性子などの原子レベルの小ささのものを使ったものが量子コンピュータというそうです。
では量子を使うことで何が便利になるかというと、トランジスタを使った場合、0と1かのどちらかの信号しか流せないのに対し、0と1両方の電気信号を同時に流すことができるそう。
これが何が便利なのかというと、例えば4桁の暗証番号を0001から入力して解錠する場合、現在では高速で一つ一つの数字を当てはめて解いていきますが、これを量子コンピュータを使って解錠しようとすると、幾つもの番号を並列処理で当てはめていくことができます。
ただ、並列で当てはめるということは、通常よりもものすごく解くスピードが早くなるのでは?と思われるかも知れませんが、途中の計算が優秀でも、最後の回答がうまく出せないのが、現代の量子コンピュータの限界で、この辺りのことが、ものすごくわかりやすく書かれておりました。
量子コンピュータの基本的な仕組みから、技術、通常のコンピュータと比較して、何が得意か。
そして、今現在どこまで開発が進んでいるかなど、
量子コンピュータについての内容が、網羅的にぎっしりと詰まっています。
学生時代、思いっきり文系だった私でも、スラスラと読むことができたので、量子コンピュータに少しでも興味のある方は、ぜひ読んでみることをお勧めします。
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わかりやすいです。また、バブルを弾けさせないように課題をあえて隠す人たちが多い中、五章で問題点をフェアに指摘されているところに好感を持ちました。
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量子コンピュータにきょうみがあったので、図書館で借りて読んだ。今まで複数の本を読んだが、最も量子コンピュータについてわかりやすく説明している。量子コンピュータがなぜ組み合わせ問題に適しているか、なぜまだ実用化が難しいかがよくわかった。
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古澤明先生の弟子の武田先生の本。
量子論より実際の量子コンピュータに絞った内容でとてもわかりやすかった。
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そもそもトランジスタすら理解してないレベルなのに、なぜだか量子コンピュータがわかった気になった。読みやすく飽きさせない。著者と編集さんの技量がすばらしい。
たくさんの人に量子コンピュータの可能性を知ってもらえる、良書です。
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最先端の研究者が書いた一般向けの本だけあって、正確かつわかりやすく、量子コンピュータの概要を把握するのに最適な本という印象。
量子コンピュータの実現は(未来のことはわからないものの)数年先というよりは数十年先になりそうという趣旨の記載があり、自分が生きている間には実現しないと思われて大きなショックを受けた。
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量子コンピュータって、存在は知っているし、会社としても力を入れてるのは知ってるが、その仕組みとか何が違って何がすごいのか、とか、説明できないな、と思って手にとってみた、日本人量子コンピュータ開発者によるやさしい量子コンピュータの説明書。
「量子コンピュータが本当にわかる!」と謳っているが、優しく解説されてもやはりまだ難しい。
量子物理学の紹介、我々が通常目にする物理とは全く異なる量子の世界、それを利用して計算機を作ろうという研究職の皆様の奮闘。
原理や背景になる物理から、計算の仕組み、実現方法、世の中の間違った期待値の是正、開発の最前線の紹介など、内容は平易な表現で理解はしやすく、子どもでも(ある程度の年齢であれば)理解できるよう書かれている感。
ただ、本書にもあるとおり、量子物理学が自分のこれまで生きてきた世界とあまりに違い過ぎて、「理解できた」とは言えないなぁ。。。
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量子コンピュータの仕組みやメリット・デメリットを、現役の研究者が解説する本。
タイトルに偽り無く、本当にわかりやすい。そして正しい。
「並列処理で高速に動作するのが量子コンピュータである」
という説明では不十分だ、という指摘の内容がよく分かる。
この本によると、量子コンピュータが実用化されるのは、まだまだ先のようだ。
おそらく現役世代の大部分の人には「関係ないこと」になるだろう。
だが、教養として知っておくのは良いことだ。
自分は、「難しいことを簡単に説明できる」人が真のプロフェッショナルだと思っている。
そういった意味で、とても素晴らしい一冊になっている。
興味がある方は、ぜひ怖がらずに読んでみてほしい。
また、巻末にある著者の言葉が、とても素晴らしいものだった。
「量子コンピュータが本当に実現可能かは、現時点では分からない。
でも「原理的に不可能」なことが証明されない限り、どこかに道はあると信じている」
挑戦者とはかくあるべきだろう。
見習いたい。
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量子力学が専門じゃない学生でもわかりやすかったです。
この本を読む前にヨビノリさんの量子力学の長めの動画を一本見ていたので、この本で抵抗を感じた方はヨビノリさんの動画を見てから読み直してもいいと思います。
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副題にある通り、第一線で研究している著者が、ニュースなどで夢のコンピュータ、とか、万能感を煽る量子コンピュータに対し、そうではないよ、と実際的な解説をしてくれている本。Googleが最先端のスーパーコンピューターが1万年かかる問題を200秒で解いた等、巷のニュースに踊らされてはいけない、ということがよくわかりました。
そもそも量子コンピュータに限らず、コンピュータが苦手だったり、解けなかったりする問題もあるし、コンピュータの中でも量子コンピュータの方が有利な問題は、今のところ4つしかない、ということも初めて知りました。これから用途開発も必要ということなので、今ある量子コンピュータは「おもちゃみたいなもの」という解説にも納得。
「原理的に解ける」ことと「実際に解ける」ことは違う、という説明の際に出てきた組み合わせ最適問題や素因数分解は量子コンピュータが得意であることもよくわかりました。
著者は、量子コンピュータの代表的な4つの方式、すなわち超電導回路方式、イオン方式、半導体方式、光方式のうち、光方式を独自のアイデアで研究開発を進めているそうです。苦労して使った光回路の精度が足りなかったり、長い時間をかけて使った試作機が全く機能しなかったりと失敗もあるようですが、「工夫してモノ作りをしていくことに研究開発の醍醐味がある」というセリフには激しく同意します。現状、光量子コンピュータの実現にはまだまだ時間がかかりそうですが、デファクトスタンダードが海外勢に確立される前に、ぜひとも頑張っていただきたいと応援したくなる気持ちで本書を閉じました。
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歴史とか哲学の本を読んでて疲れたので箸休めに読んでみた。
3、4年に1回はYouTubeにて2重スリット実験について観てたので量子に関する若干の知識はあったが、なぜ量子を応用すれば最強のコンピュータを作れるのかは分かってなかったので気になった。
量子コンピュータの強みは複数の状況を同時に存在させられるところにあると理解できた。
研究者ってすげーな。
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量子コンピュータについて、自分が今まで誤解していたことが恥ずかしいことがわかった。
ただそれ以上に、これからの量子コンピュータの可能性や量子力学に対して、興味をそそられる内容だった。