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経験をもとに「交渉」について体系的に書かれている部分もあるけれど、行政庁のトップとしての内外との交渉の経験そのものについて書かれた内容も貴重(とくに、団体交渉など、内部の職員との交渉について書かれたものは貴重)。
知事や市長としての経験のうち印象に残るものとしては、
・43市町村長のところに足を運ぶ(⇐メンツを大事にする彼らだしなぁ)(p23)
・市長に転じたら、知事のときの経験を踏まえ、暫定予算案を示してくれたこと(役人は、前提がはっきりすればしっかり仕事をする)(p39)
・部下に対しては立場の上下がでないよう丁寧語で臨む(p44)
・地下鉄の民営化への議員の抵抗ぶり(p153)
・大阪都構想への公明党との交渉(p164)
・直轄事業の裏負担に関する国交相との交渉、調査着手の確約と明文化(p178)
また、本書の全体を通じたメッセージとして
①利益を与える(譲歩する)
②合法的に脅す
③お願いする
という三つの柱が示されていたが、
加えて、交渉に当たっては各要素に対して優先順位をつけて、何なら譲歩できるか整理して臨め(加えて、できるだけ相手側の優先順位を把握せよ)というのが大事なことと思った。(p50など)
さらに、感情的にならず、最後は握手で終わるという心がけも大事だし、仕事にいかしていきたい。(p48)
そういうことができたのがトランプ米大統領で、日本にとって言って欲しいことをどんどん譲歩したうえで、鍵となることを飲ませたというのが確かに上手いと思った。(p64)
一方小泉環境相は、なにも譲歩をせずにただただ「世界をリードする」、あれもこれもすると言ったので、なにも得なかったとのこと。何かを譲歩しなくては、ということであり、これもなるほどと思った。(p85)
こうした、交渉ごとのポイントは、確かにその程度のことがわかっていれば十分であり、
詳細な理論(ゲーム理論など)は後付けでの振り返り解説にすぎないというのにも強く同意。(p78)
意外に良い本であった。
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ちょうど仕事でお客さんと
交渉しないといけないことがあり
慌てて通勤時に読んだ。
とても参考になったし、実体験に基づいて成果を出している人の言葉なので説得力がある。
・・・・以下メモ・・・・
リーダーがやるべきことは、組織に正しい解を見つけさせる努力を促し
自らの所まで来た案件については、
絶対的に正しい解を見つけ出すというよりも、決断をして責任を取ることです
→★★★とても良いことを言っている。こうあるべき。組織も安心感を持って仕事に当たれる。
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シンプルなメッセージで分かりやすい!
交渉のタイプ、自分が譲れないものの特定、相手の譲れないものの推測、その為の対話。
誰でも実践に活用し易い内容。
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交渉ではこちら側の要求の優先順位をつけて、絶対に通したい要求は決して譲らず、譲歩してもいいものから交渉のカードとして出す。
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書いてあった様に、ほんと結果論での解説ならなんとでもなると思う。交渉するには力が必要だとも思う。内容も分かりやすく、読みやすかった。
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知事や市長時代の実例や、トランプ、金書記長などのれいも上げながら交渉術について述べられており、読みやすかった。
交渉は要望と譲歩の整理、要望の優先順位を整理することが重要という言葉が印象的だった。
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テクニック論だけでなく、ものの見方なども新たな気づきがたくさんありました。
橋下さんは本当に頭の切れる方なんだなぁと感じながら読みました。他の著書も読んで、こういうものの見方や考え方に少しでも近づきたいと思いました。
架空の譲歩はぜひ使いたいテクニックでした。
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●自己評価と他者評価がある。今の時代は自己評価が蔓延しすぎてる
●交渉とは、こちらの要望を一つ叶えるために、相手に一つ譲歩のカードを渡す交換行為
●膨大な交渉事項について優先順位をつけられる者がタフネゴシエーター
橋下さんの考えが伝わる本。議会の様子やトランプ元大統領、金正恩総書記の具体的アクションの解説から交渉力を紐解いているので、説得力がある。
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交渉は始まる前に9割決まっている。
交渉の前に「譲れる線と譲れない線」を関係者の間で明確に共有しておく。
日々交渉の連続の私にとってとても参考になった。
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ご存じ元大阪府知事で、元大阪市長にも就任し、その活動たるや、今の大阪の基盤にもなっていることー成し遂げた人物である。
本書はいかに困難な大阪行政を立ち直らせたかを、交渉術という括りで捉えており、所謂知識人やインテリなどのように言葉遊びに終わらず、実践し結果を残しているだけに説得力が比べるまでもないほどであろう。
確かに多くのことは話し合い、交渉ごとで成り立っているのであり、それにはまず何を求め、何を離すべきかの整理と把握が必要であり、よくよく自身の持てるもの、カードを認識しないことには、相手のカードが見えるはずもないのであろう。
そこから譲歩ができ、仮想の利益を与え、合法的に脅せるのであろう。
内容は非常に分かりやすく、かつ痛快さをもまして兼ねているから、『実行力』よりも評価を足した。
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実経験を交えて、交渉し、人を動かすために必要なものが書かれている。
いわゆるインテリが書く綺麗事ではないことが書かれていて、とても有益だった。
要素に分解して、譲れるラインと譲れないラインを決めて、交渉に臨むというのはとても重要。
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自分はこの本すごく好きでした。
橋下氏が当時ここまで交渉そのものについて考えて政治に取り組んでいたかは分からないけど、
物事を構造化して捉えるのが上手いなーと。とにかく頭がいいのだろうと思った。橋下氏の他の本も読んだらとても勉強になりそう。
仕事での対顧交渉に使ってみたい技がいくつもありました。
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自分/相手の、譲れること/譲れないことを整理して交渉に臨む。
これはビジネスだけやなくて、恋人や友人関係での交渉にも当てはまるとおもた。
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最近交渉術についての研修を受けたので、関連本として読んでみた。
行政運営や国際社会における実例をベースに、交渉術について解説されており、実話ベースのため、シチュエーションを想像しやすく、読みやすいかつわかりやすかった。
基本のキなのかもしれないが、交渉が互いに譲歩するカードを1枚ずつ切っていくという仕組みであることを知らなかった。
つい自分の要望を全て通そうとしてしまうが、それは交渉とは言わないんだと反省。
何を要望するのか、相手の価値観、判断基準は何かの見極めが非常に大切であるため、仕事だけでなく、日常生活や日頃の人間関係においても、意識して臨みたいと思う。
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交渉の術を学ぶことができた。本の後半は前半で解説された交渉術を具体例で説明しているので、イメージが湧きやすかった。