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小林朋道 『先生、大蛇が図書館をうろついています! [鳥取環境大学]の森の人間動物行動学』(築地書館、2020年)は動物行動学者のエッセイ。『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』『先生、アオダイショウがモモンガ家族に迫っています!』『先生、犬にサンショウウオの捜索を頼むのですか!』など先生シリーズの一冊である。
著者は鳥取環境大学教授。動物をテーマにしたゼミ生の研究や動物との触れ合いを描く。鳥取環境大学は自然の中のキャンパスである。ゆったりした気持ちにさせられる。動物学者と言うと特定の種類の動物に特化したイメージがある。しかし、本書で取り上げる動物は爬虫類に鳥類、哺乳類と幅広い。動物行動学という学問の幅広さを感じた。
本書は「ヘビ好きの二人のゼミ学生の話」から始まる。ヘビは一般に好かれない動物である。私も読みながら気持ち悪さを感じてしまった。著者や本書の学生は信じ難い。一方で愛らしいモモンガは大学のノベルティになっている。著者は等しく動物愛を持っていると思われるが、動物に対する世の中の評価のギャップをどう思うのだろうか。本書には霊長類は本能的に蛇を怖がる習性があるとの指摘がある(42頁)。蛇を怖がることも動物の性と受け止めているのだろうか。
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[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学、「先生!」シリーズ第14弾。
今日も小林先生の周辺は、生物たちの珍事件が巻き起こる。
・ヘビ好きの二人のゼミ学生の話
・ニホンモモンガはテンを大変怖がる!
・Ktくんはニホンアナグマの研究をしている
・ユビナガコウモリはぶら下がって休息するとき、
優位個体が背後に乗る!?
・大学のノベルティ(記念品)とモモンガグッズ
・ホバとの出会いを思い出させてくれた鳥との出会い
・鳥取環境大学のヤギの群れのリーダーは・・・・・・・・・
死んだモモンガの遺児3匹の子育てで始まる「先生」の
奮闘?の日々、相変わらず生物(人間も含む)との関わりを、
面白く楽しい正直な文章で綴っています。
学生たちの研究を手伝い、野外実習の下準備に奮闘し、
デスクワークの傍らにユビナガコウモリをながら観察、
モモンガコースターの焼印押しに熱中・・・忙し過ぎだよ~!
それにしても初期の本と比べると、画像が増えています。
ヤギのリーダーの話は画像のおかげでよくわかりました。
これも時代の流れ&年月の経過・・・「先生!」健康にも留意して!
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安定した面白さ。
動物が好きな人に読んでほしい。
知らず知らずのうちに動物行動学の片りんを見ることが出来ます。
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内容はとってもおもしろいのだが.........
文体が軽すぎて、読んでいて少々疲れる。
しかし.........まー、ひとつひとつのエピソードは本当におもしろい。自分の学生時代を思い出す.........みたいな。
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シリーズ14作目。番外編を入れると15作。
ヘビ、モモンガ、アナグマ、コウモリ、ヒヨドリ、ヤギ。
いつも通り、安定の面白さ。
コースターに焼印を押すお話の、Nkさんのような人こそ、本当に頭の良い人だと思う。
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毎度、表題だけで、どんな本かと、、、、期待させられる。
本当に自然豊かな大学で、人間と動物の色んな出来事が、、、あたふたと、そして、学生たちの機敏な行動も、・・・もう、何があっても動じない。(笑)
モモンガの子供達が、エアコンが、効いていないのに、生存していて、ほっ!
肩乗りモモンガが、可愛く撮れている。
ヘビ好きなゼミ学生の話も、楽しい。
爬虫類カフェなんて・・・ヘビの魅力を、、、先生と同じで、興味、感心を持たせるところが、素敵である。
帰省するには、動物ホテルには、、、、預けられませんね。
交番のおまわりさんも 優しい方なのだと、、、
わが家の近くの公園で、アライグマを見た!と、言う人がいのだが、、、
ここでは、アナグマが、掲載されている。
人の匂いで、識別し、人にも慣れるのだと、、、知った。
今朝 5時に新聞を取りに玄関を開けたら、、、ご近所の空に、コウモリが飛んでいた。
どこに巣を作っているのだろうと、見ていると、窓の上の小さなひさしのトタン屋根の隙間に入って行ったのだが、、、、何度も壁にあったって・・・
そんな狭い所で、、、大丈夫なのか?
この39℃の暑さの夏に、耐えられるのか?と、、、、本のコウモリを見て、近所で、飛んでいたコウモリの方が、逞しいのかも・・・と思ってしまった。(笑)
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先生!シリーズ最新刊。まだこれからも続くようで嬉しい。最近は先生のブログやツイッターもチェックしています。
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<目次>
第1章 ヘビ好きの二人のゼミ学生の話
第2章 ニホンモモンガはテンを大変怖がる!
第3章 Ktくんはニホンアナグマの研究をしている
第4章 ユビナガコウモリはぶら下がって休息するとき、優位個体が劣位個体の背後に乗る⁉
第5章 大学のノベリティ(記念品)とモモンガグッズ
第6章 ホバとの出会いを思い出させてくれた鳥との出会い
第7章 鳥取環境大学のヤギの群れのリーダーは……
<内容>
鳥取環境大学の授業や研究、大学の紹介を軽妙なタッチで綴るシリーズも第14弾らしい。ほとんどを読んでいる。小林先生の飄々とした研究、ゼミ生の生き生きとした様子が目に浮かぶ。生き物好きでないと務まらないだろうが、いい大学なのだろう…。
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2021.2.23読了。アオダイショウがこんな風に器用に棒を登るとは驚き。塩ビ板の縁の上を渡る様もすごい。種が同じでも性格が個体によって随分と差があるのは、私も複数飼いを経験しているからよく分かる。個体差と呼ばれるがこの個体差が同種における行動の多様性を生んで結果種の繁栄に繋がってるのかなと個人的には思っている。環境が変化するんだから色んな行動取る奴がいた方が生き残るよね。でも種としての行動と個体差による行動の見分けはその生物にずっと接してないと見誤りそうだ。ノベルティのモモンガグッズの話も面白かった。V字カットは割れを防ぐ物だったのか!ものづくりが楽しい人は試行錯誤も楽しいのだ。Nkさんはそれを探り楽しむセンスにも長けていたのだと思う。数年前までイソヒヨドリの存在を知らなかったのだが野鳥を観察する放置型アプリゲームでその存在を知ったから白黒画像でもあの美しい色分けの姿の想像がついた。知識があるのは文字通り世界に色がつく。ヤギの群れの行動も面白い。リーダーの判断を伺うのか!外に出てない分、生き物と出会う機会も減ってしまった。暖かくなったら外に出たいなぁ。出られるかなぁ。
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小林教授!
『ヘビ好きの二人のゼミ学生の話』
←アオダイショウの棒の登り方にほう!と思った。ヒトの登り棒の登り方と原理がいっしょ。多分。
『ニホンモモンガはテンを大変怖がる!』
←そもそも自然の気まぐれで自然環境って変わるんだなあ。
『K tくんはニホンアナグマの研究をしている』
←タヌキは見たことがあるけど、アナグマはない。身近な動物なのか!アナグマに匂いを嗅いでもらいたひ。
『ユビナガコウモリはぶら下がって休息するとき、優位個体が劣位個体の背後に乗る?!』
←コウモリは可聴音でも鳴く。なんと!
『大学のノベルティとモモンガグッズ』
←焼き印押したい。どら焼きにも押せるかな。ホットケーキとか。
『ホバとの出合いを思い出させてくれた鳥との出合い』
←イソヒヨドリはイクメン。
『鳥取環境大学のヤギの群れのリーダーは…』
←クルミさん、凛々しい!鳥取環境大学といえばヤギ。
今回も楽しく読ませてもらいました。
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実家(東京)の庭には、毎年蛇のぬけがらがありセミの脱け殻と違いパリパリしておらず
なめらかで、背中とお腹の鱗の形の違いが良く分かります。
棒を登る蛇のお腹の想像が、楽しかったです
図書館での脱走!
手作りコースターの推考。
クスクス笑ったり、ひえーと叫んだり、
小林先生と大学の皆さんは、大切な人達です
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野生生物のことをもっと身近に感じることができれば
害獣なんて言葉じゃなくて共存する仲間のように思う事ができるんだろうな
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今回はいつもより「詳しくはシリーズのこの本を読んでね!」が多かった気がする(^^;)シリーズは順に全部読んでいるはずなのに思い出せない出来事がたくさん(--;)
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今回登場する動物たちは、モモンガ、アオダイショウ、コウモリ、イモリあたりは何度も出てきたが、アナグマは新鮮な感じがした。というか、アナグマって日本の在来種だったのだ。あっ、ラスカルはアライグマでこちらとちょっと混同してしまった。小林先生の肩に上るモモンガの写真がかわいい。モモンガコースターを一枚欲しくなった。学生の研究を指導する傍ら「動物とのふれあいを求める欲求のもと、新しいことが閃き、それを検証する実験をする」小林先生は動物行動学者として楽しんでいる姿が目に浮かぶ。