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本書に収録されている論稿をめぐって批判や議論がなされているが、全体としては興味深く読んだ。とくに哲学系の複数の論稿からは、哲学におけるフェミニズム研究が今後盛り上がっていくのだろうなという期待感が持てた。
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めくってみた。論文参照してもらっててどうもどうも。いろいろ話題になってるけど、それぞれ短めの論説で、全体としてはとても成功していると思う。編集の妙。ポルノ・正表現、性の商品化・売買春みたいな伝統的テーマはあまりとりあげられてないけど、それなりに現在のフェミニストの問題意識がわかる。特に谷本先生のは一皮向けた感じでよい。
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これからも勉強と行動が必要な私にとってはどんなに堅苦しい文章よりも、瀬戸夏子さんの『スタンダード・ナンバー』が頭から離れない
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女性vs男性の二項対立ではなくトランスジェンダーや人種も含めより複雑な問題としてのフェミニズムについて考えさせられる
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『現代思想』2021年9月号
「〈恋愛〉の現在」P19に本書が出てくる。
高橋幸が宮台真司のいう「意識変性状態」を
「相手に強くコミットし、
相手がいま何をどう感じて考えているのかに
意識を集中し、
相手に憑依するようにして感覚を開いて
いくことで、
深いコミュニケーションに到達できるという
考え方」
と説明し、
「それをナンパ師に指南するところまで
行くとなると、
彼の議論を支持することができなくな」る
と語る。
対談相手の永田夏来が
「ジェンダー間の権力関係が気になるのでは」
と指摘すると、それを肯定し
「ナンパの問題性」
「本人が望んでいる否かという意向に
関わらず、突然、性的対象化される
経験であり、強い不安感や不快感を
もたら」す、
「私はナンパに関してはかなり慎重
にならざるをえ」ない
とラディカルな発言をする。
その後、ストリートハラスメントに
ついては本書に詳しいと記される。