紙の本
子どもたちの感性を信じて
2023/01/01 22:48
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
シュタイナー教育の多様性が伝わってきます。知識の詰め込みが見直されてきた日本の学校現場でも、いつか受け入れられる時がくるのでしょう。
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どうしてこうまでシュタイナーの学校に惹き付けられるのか。それはきっと、俺が通った小学校の、特に授業でこれが素晴らしかった、楽しかったという思い出が希薄だからだと思う。学校生活は楽しかったが、授業はあくまで授業に過ぎず、それについて考える事すら無かったから。そのあまりのギャップに対する驚きが憧れへと変わり、惹き付けられる。
けれど実際に自分の子をシュタイナーの学校へ入れるかどうかはまた別の話になってくる。それは、既存の社会の枠からあまりにかけ離れている事により、そこに通わせた後に社会に適応できるのか?と考えるからだ。
けど、こうやって「社会」だの「適応」だの言ってみて、その言葉の無意味さに打ちのめされる。そしてまた、シュタイナーの学校に惹かれるのだ。
シュタイナーと言うと「人智学」なのだが、本書ではそう言った事には触れない。シュタイナーの学校において具体的にどういった授業が進められるかについて書かれていて、しばしば感心させられる。
シュタイナー教育について知る事が即ちシュタイナーの人智学を知る事でなくともいい、と本書は気づかせてくれた。シュタイナー教育の是非についてはまだとても答えは出せないが、今後も知っていこうと思う。
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正直、『ミュンヘン』という文字に惹かれたのですが…。
内面も外見も、育てる学校。こういう学校教育が今の日本には必要なんじゃないかと思いました。
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最近よく聞く「シュタイナー教育」って何?と思って読みました。実際ドイツに住んで、娘をシュタイナー学校に通わせた著者からみたシュタイナー教育。なるほど、そういう教育もあるのかと目からウロコ。全ての学校がこの教育法をした方がいい!とは思いませんが、この方法が合う子にはすごく合うのだろうな、と。それにしても30年前当時の著者の暮らしっぷりが優雅でうらやましい。ヨーロッパに住んでいるといろんな国にすぐ旅行にいけるのだなぁ。
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シュタイナー教育への関心が深まった本。こういう教育を受けたかったと思った。今、求められている教育はこういうものだと思う。
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6歳になる娘と夫妻がドイツに渡り、
ドイツの教育環境や風習について書かれている新書。
小学校単位で教育環境があまりに違いすぎるので、
この国の教育法はどうなっているのだろうと感じた。
幼少期に受ける教育の重要性がひしひしと伝わっていて、
古傷に塩を塗られた感じであった。
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悩み多き子育て中ずいぶんお世話になった子安先生の著書。そして日本のシュタイナー教育を推進するサークルでの講習会や会誌発行にも微力ながら参加していたことが懐かしい‥。ミュンヘンのシュタイナー学校の、温かく尊厳に満ちた慈愛にあふれた教育!こんな教育を受けたかった‥。生まれ変わったら、この学校に入りたい。心からそう思う。
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ドイツのシュタイナー教育の雰囲気が伝わってくる。
ハウツー本というよりも読みものとしてサッと読めるのでオススメ。
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何かを創るのが芸術であるとき、人を創るという点で芸術としての教育を考える場合、そこで感性を無視してそれを成り立たせることは不可能である、とおもう。
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シュタイナー教育を、日本の教育にも導入したい。
本書を読みながら感じたことです。
NPO法人で全国にいくつかシュタイナー学園が設立されているみたいですが、
現状はどうで、どんな問題点があり、日本人には受け入れられているのか?
そういったことを分析し、問題解決していきながら、
日本の「教育」を改めて考えたい。
そう思わせてくれた本書でもありました。
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教師は人生の芸術家でなければならない。
著者は、
「ミュンヘンの中学校」
「シュタイナー教育を考える」
「私とシュタイナー教育」
「エンデと語る」
「モモを読む」
「幸福の法則」
を書いている。登場する娘とは、
「菜多沙」
を共著とのこと。また、娘は、
「私のミュンヘン日記」
を書いているとのこと。
訳書として
「ミヒャエルエンデ」
「ハーメルンの紙の舞踏」
「シュタイナーの学校、銀行、病院、農場」
がある。
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全体を通じては、教育と勉強することの意味を問いなおしている。
シュタイナー教育は子どもたちの能力を“引き出す”教育なのだなあと感心した。先生方の力量にも脱帽。
ドイツの暮らしについても興味深く読める。クリスマスのくだりなんかは好きだったな。
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教育書におけるベストセラー。教職の試験の課題図書。シュタイナー教育の紹介だけにとどまらず、筆者のドイツでの生活もかなり紹介されており、楽しく読める。
シュタイナー教育があまりに独特でかなり驚いたが、それはひとりの人間を育てるということをしっかり守っていて、誰のための教育か、確固たるものを教育者たちが持って教育に携わっているからなのだと思う。
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【動機】シュタイナー教育の存在を日本に広めた本とWIKIPEDIAに書かれている。ミヒャエル・エンデ→千夜千冊の流れで、氏と関係あるとされるルドルフ・シュタイナーについても知るために読んでみたい。
なお、シュタイナーは20世紀初期にその思想を提唱しており、本著は1975年に出版されたといわれる。