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題名や帯コメントから受ける印象とは、少し異なる読了感。
シェイクスピア&カンパニー書店の破天荒な店主とそこに集まる人間たちの物語。社会の渦のなかに馴染めなかった人が多く集まる。
正直物語全体から清潔感が感じられなかったり、日常の中で起こる出来事に少し違和感を覚えたり・・・と、あまり楽しめるタイプの本ではなかった。
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ジョージ・ホイットマン「与えられるものは与え、必要なものは取れ」「見知らぬ人に冷たくするな変装した天使かもしれないから」
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本書のタイトルになっている「シェイクスピア&カンパニー書店」は、シルヴィア・ビーチの ”あの伝説の書店" ではなく、放浪の夢想家にして物書きのアメリカ人ジョージ・ホイットニーが、パリのセーヌ左岸に、その名を継いで開いた書店。もちろん本屋なのだが、店主のジョージが気に入れば、貧しい作家や詩人たちに寝る場所と食事を提供する、ごったまぜのようなところだった。
カナダで新聞記者をしていた本書の著者マーサーは、仕事等のゴタゴタがあり、逃げるようにしてカナダを離れ、パリに辿り着いた。持ち金も少なくなり行く当てのない彼が偶然入ったのがシェイクスピア・アンド・カンパニー書店だった。そこに住んで良いこととなった彼は、世界中からやって来る作家たち(?)と不思議な共同生活を送ることになった。個性豊かな店主のジョージ、店のスタッフや住人との交流の日々、本を読み、作品を書き、酒をくらい、そして恋をする、そんなボヘミアンのような生活が生き生きと描かれる。
しかしユートピアのような生活はいつまでも続かない。それぞれがそれぞれの理由で、その場所から離れていく。著者も過去と向き合い、新しい生活に入って行くことを決意するのだが、書店を離れる前に、この書店をいつまで続けられるか分からない高齢の店主ジョージのためにある行動に打って出る。それは……というもの。
登場人物の個性が生き生きと描かれていて、彼らの文学と恋と人生、その日々を読んでいると実に楽しい。特に、店主ジョージの理想を追い求める姿や、時に癇癪が爆発するような気分屋なところ、また、その生き方、考え方が愛情を込めて描かれているところが、いつまでも心に残る。
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てっきり普通の小説だと思って読んだ
タイトルと表紙のイラストに惹かれて
購入した本だった
あとがきまで全て読んで
本当に実在し
本当にあった事だと知る!
気づくの遅っ!
裏表紙にドキュメントって
書いてあった笑
そう思うと 一気に面白みを感じた
時代も違うから こんな荒唐無稽な
エピソードの数々は
とても現実とは思えなくて。。。
人の裏表
人とのコミュニケーション
自由と不自由
希望
いろいろ感じた
この書店が 未だに存在している
というだけで
とても喜ばしく、しあわせな気持ちになった
夢みたいな ホントの話
いつまでも ジョージの思いと共に
ありますように