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イヤミスというよりは、切ないお話でした。
他の作品と比べるとパンチが弱いのは否めませんが、相変わらず対人関係のドロドロさが生々しかったです。
主観で語られている事が正論でも、周囲にとっては迷惑であったり。
悲しい事になる前に、親子同士話し合って友人とも和解して、幸せになってほしかったですけど、それはそれで湊さんの作品ではなくなっちゃいますね。
個人的に、最後まで久乃さんのリアルな心情が語られなかった点が1番怖く感じました。
討論とか講演会とか、唯一上辺で語れるような所でしか話していないんですよねー…。
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ミスワールドにもなった美人の美容整形の先生が探偵役.デブの患者が脂肪吸引して痩せた後にドーナツに埋もれて亡くなった死の真相を7人の人たちから聞くという体裁.はじめは美味しそうだと思ったドーナツもこれでもかというほど出てきて最後は食べてもいないのに気持ち悪くなってきた.ある意味ドーナツの物語という印象.
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太っていること=悪・怠慢で、痩せている=良・自己管理できているのだろうか?
価値観の押し付けで他の人を傷つけていないだろうか。考えさせられる。
湊かなえさんの学校での描写のリアルさには、いつも心がモヤモヤするくらいに惹き込まれる…
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一人一人が語っていくそれぞれの視点からの話。心に残るものではなかった。私的にはあまり好きではない。
ずっと会話だけで進行する本…途中で何度かやめたくなった。
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語り手の登場人物全員、正直で自己中心的。誰にも共感できず同情も出来なかった。
聞き手の久乃が一番怖かった。彼女は誰に言われた事も響かなかった。
見事な自己肯定感です。
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苦手な湊作品のパターンでした。一人ひとりの価値観の違いあって当たり前なんだけれど、ひねくれ感が強すぎて…。
2020/8/13読了 2020年の65冊め⭐️
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小学校時代の同級生の娘が亡くなったことについて、美容整形外科医がその周辺の人たちに話を聞くうちに、真相が炙り出されていく。
亡くなった原因がわかったときのやるせない哀しさはあるものの、章ごとに変わる語り手の誰もが自己中心的で攻撃的、あまりにも悪意をむき出しすぎ。人間、誰にでもダークな部分はあるけれど、負の面ばかり強調され続けると、ストーリーのおもしろさを味わうよりも嫌気がさしてくる。
また、美容整形がテーマとあるが、肥満や顔の美醜についての話は多いとは言えそれが本質というほどでもなく、やはりイヤミスという部分だけが印象に残った。
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最近の湊作品の中では面白かった。
それぞれの想いはその本人でないと真実は解らない、又本人ですら何が真実か解らなくなるような人間が持つ思い込み、偏見がちりばめられてて興味深かった。
何が幸せで何が幸せでないのかを考えさせられる作品。
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読み始めた時は、分かりづらくやめようと思ったが、途中から面白くなって読み終えた。
人の関連性が複雑で関連図を作ろうかと思う程であった。
ドーナツの意味は、一般的でそれ程深い意味を感じなかった。
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やるせなくてモヤモヤする…この人が悪人、という人がいないもんなあ。事故とはいえ、母親のために痩せたのに殺された娘はどんな思いだったのか。整形外科医の女医はどんな気持ちで最後の演説をしたのだろう。
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脂肪吸引、二重まぶた、鼻の整形と女性は美しくなるための努力を惜しまない。多くの女性が自分の事を過小評価する傾向なので、男性が褒めれば自信になって輝く。
そんな中で体型は気にすると落ち込むばかりだ。
さらに、周りに心配されるのは辛い。
太るは困るが、外側サクサクで中がフンワリしたドーナツをいっぱい食べたくなった。
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努力で痩せる、可愛くなるとか、
美容整形で痩せる、可愛くなるとか、
自分は良いけど他人はダメとか、考えたらおかしいよなって思いました。
悲劇的だけど、誰にも起こり得そうな、そんなお話。
この本は1人で消化するよりも誰かと感想をシェアしたいな、と思いました。
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読み始めて、段々最後まで読めるだろうかと不安になった。会話だけど、独白なのが私には読みづらくて
ただ、第四章で、かなり印象が変わり惹きつけられた。
「親とか教師とか、気に入らない同級生を悪者に仕立てあげながら、小さなエピソードを1万倍くらいにして、自分が悪くないことを主張する」タイプの人間
という所、実際そんな悪魔に出会ったことを思い出した。
すごい表現で、おそるべし、と
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美容クリニック院長橘久乃の人となりがあまり語られてなく、一番怖い人なんじゃないかという予想はハズレ。最後のオチもちょっと弱いような気がした。
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結局有羽が自殺した原因がはっきりしなくてモヤモヤした。横網八重子に投げられたものに当たって血を流してたけどそれで死んだの?その後自殺したってこと?読解力がなくてわからなかった。わかってる人教えてほしいです。
ちょっと個性的な人たちの話し言葉は読みにくさはあったけど人柄が分かりやすかった。見た目重視の現代に当てたような本かなと思った。