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2020/10/03 負けてたまるか!日本人 丹羽宇一郎 保阪正康
1.リベラルアーツの意義 専門バカに任せると危険 倫理的判断 ex原爆のマンハッタン計画
2.シビリアンコントロールどころか軍事が政治を制す倒錯 専門知への敬意がない
全てが曖昧で、総無責任体制 大失敗から学ばない
3.安倍内閣の高い支持率 特に若い世代 経済政策・特に雇用拡大を評価
4.日銀の金融緩和 国債の購入、ETF・REITの購入 Exitをどうするか?→無い!太平洋戦争と同じ
5.日本社会の閉塞 戦略が小粒・縦割り 国体レベル→オリンピック・レベルへ
6.「知」への敬意が無くなった
昨日、日本学術会議の候補者の否認事件が起きた
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現代の日本の状況を憂慮する、丹羽宇一郎と保阪正康が対談する。
同じ過ちを繰り返すのが人間だから、戦争をするなと言うのではなく、「戦争に近づくな」と、丹羽氏は訴える。
日本は感情的な国なので、過去の戦争も感情論から始まったし、曖昧模糊、無責任体制、権限・責任の不明確さという精神風土はいまだに変わっていないと。
その証左として、安倍首相の「任命責任は私にあります」の言に転じる。
言葉だけで終わらせないように「任命責任で5回間違ったら首相を辞める」とか、ルールを作ったらどうかと提案する。
役人についても、5回間違ったらクビとか。
アメリカ駐在や中国大使を経験した丹羽氏は、
「同じコップの中に同じ水が入ったままだったら、水だって腐ります」
「新しい水のコップに入るのに一番いいのは、海外に出ること」と、日本の若者に提言する。
強硬論がまかり通る世界で、中国や韓国との関係においても、自意識過剰となっている日本を懸念するこの熱論は、もっと読まれるべきだろう。
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丹羽さんと保坂さんの対談形式でしたが、お二方とも歴史、経済の両面から今の日本の病巣を鋭く指摘しています。
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2023.02.11
平和は希求したい。しかし、本書刊行後の国際社会の激変とを考え合わせると違和感がどうしても残る。