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みんなのレビュー3件

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

19世紀の英米文化の違いが面白い

2021/02/10 20:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

伝統ある英国の公爵として厳しく育てられてきたヘイドリアンはそろそろ自分に相応しい「完璧な花嫁」と結婚して落ち着こうと、候補であるはとこの家を訪ねる途中の宿で足止めをくってナタリーと出会う。
ナタリーは自由と平等を信念とするアメリカ人で、英国人の親友の遺言で遺された彼女の息子レオを親族の元へ連れて行く途中だった。二人は惹かれ合うものの、それぞれの考え方や文化の違いを感じてしまう。
しかしどうしてもナタリーを諦めきれないヘイドリアンは、彼女のありのままを受け入れて、結婚を承諾してもらえるように画策する。

19世紀の英米文化や思想の違い、アメリカ大陸における争いでは敗北しながらも、大国として揺るぎないイギリスの豊かさなど、本筋ではなく背景も十分に楽しめる。
もちろん本筋も、ドレイク女史の作品の中では双方共に賢く理性的で誠実な部分が多く、今までの作品の中で一番嫌う要素が少ない主役二人だったと思う。

血筋を大事にする英国貴族の頂点であるヘイドリアンと、人はすべて平等であり自由であると信じるアメリカ人のナタリーが、それぞれの考え方の違いを時には憤り、時には感心しながらも比較されていくのが非常に上手く面白い。
どちらとも異なる日本人目線からすると、目上の者にお辞儀をするのは当然と考える英国貴族も、誰に対してもお辞儀などしないと頑ななアメリカ人も謎だが。
お辞儀は礼節と敬意を示すもので、別にへりくだるものでは……と考えてしまうのは現代日本人だからか。

個人的には、ナタリーの方が欲望に負けて誘惑してしまうシーンが多かったのがちょっとなぁと思ったくらいで、全体的に楽しかった。

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電子書籍

無題

2020/09/12 11:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:emu - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヘイドリアンが凄く魅力的だった。主人公のキャラクターをあまり好きになれなかった。

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2021/02/24 18:26

投稿元:ブクログ

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