紙の本
若人たちの青春・情熱に感動しました
2020/06/24 22:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「こんな大学サークルみたいな珍しいものを究める部活動が、高校にあるの?」というおどろきもありましたが、やはり当書で最も良かったのは、あらゆる部活に一生懸命取り組む、若人・高校生たちの熱い青春・情熱ぶりが文章からヒシヒシと伝わったことです。
特に何かに熱中しない高校時代を送った私にとって、当書に登場する若人たちは一生懸命部活に取り組んでいて、「素晴らしい」の一言、脱帽しました。
個人的に最も良かったのは、クイズ部のもの。単なるクイズマニアの端くれの私にとって、やはりこれくらい究めないとクイズで勝てないな、と痛感する内容でした。
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2020/6/17
最近読むペースが落ちてるなと反省しつつ、たまたま本屋に行ったら新発売されてたので手に取って読んでみました。電子書籍のデータしかない…泣
読売新聞の記者たちが中学、高校のユニークな文化部に取材をしてその部活についての概要やドキュメント見たいな感じで書いてあります。
自分は部活が運動部だったので、文化部の視点で考えたことがなく、この本には文化部の青春?が結構詰まってるように思いました。
何事においても探究心は大事で、人間の行動原理は全てここから来ているんじゃないかと思わされます。
文化部だから…と言って侮ってはいけない。ここに出てくる文化部はもしかしたらそこらへんの運動部よりもはるかにキツイ…のかもしれません。
運動部に目指すべき全国大会があるのと同じように、文化部にも、そうした全国大会相当の行事が、探すと全国に、かつ、色々な分野においてあるんだなーというのを知ることができました。
最初に、頑張って小説みたいに書いた、とありましたが、やっぱり記者の書く文章っぽいなぁというのを感じます。それはそれでいい味になってるとも思います。
中学、高校生の何かに熱中する泥臭さが、いい感じに表現されてるような気がしました。
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文化部もおもしろい。熱い!
記者が高校生に限りなく寄り添う記事。
その、真っ直ぐなところがまぶしい。
少年マンガのような物語があり、自分という1番大きな壁に果敢に挑み、災害を体験しながら喜びを部活のなかで拾い、地域の伝統を受け継ぎ、小さな発見をモチベーションに変えていく。
みんなが作っていく未来が楽しみだ。
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TBSラジオ・アフター6ジャンクションで聴いた特集で興味を持ったので購入。全国のさまざまな文化部(百人一首部、演劇部、ファッション部、水族館部などなど)での友情、努力やその先の栄光や挫折の描写はどれも想像以上に熱い!学生時代という僅かな時間で目一杯に情熱を捧げる姿に素直に感動!
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世の中にはこんなにも部活があったのか!と驚く一冊です。
運動部と比較すると、ついつい地味という印象を受けてしまう文化部ですが、いやいや熱かった!書道部・鹿踊り部・手話部・バルーン部…。読んでいるうちに、気になって検索することもしばしば。そして、世界に通用するパフォーマンスや発見もしていることが分かりました。
「10代だから」「高校の部活だから」なんて思っていてはいけません。情熱を傾ける彼らに敬意を表します。