紙の本
ファシリテーターの考え方がよく分かりました。
2021/04/26 16:46
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投稿者:さとたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファシリテーターを目指す人にとって、どういう問いを投げかけることが核心につながる考えを導き出せるかを学ぶことができました。因数分解的な問いの手法は実践で使えるものです。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
しせいどうや京浜急行鉄道などの実在する会社の具体例を引きながらの解説はたいへん、分かりやすく良かったです。もちろん、商品の開発や、企業のあり方以外にも、いろいろ詳しく……
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意味と仕様は同時に考えられない、あるいは考えようとしたときの難易度の高さは相当なもの。ダブルダイヤモンドの構造で複雑さを下げる作戦は一つ。
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ワークショップ実践者のための指南書。
私自身、ワークショップをするわけではないので、全てをそのまま参考にするというわけではないが、仕事、ボランティアの課題解決、研修、打合せで、日常生活の会話で参考にしたいところがたくさんあった。
タイトルにもなってる問いのデザイン、問いが本当に大事。すごくページを割かれてるので、ポイントを参考にしながら、課題解決のときに、本当にそれが向き合うべき問いかを見直すのに使いたい。日常生活の中でも、いつもの会話にちょっと視点を変えたり刺激を与える問いをするヒントになりそう。
ワークショップ実践者でないので、他の本の方がストレートに学べるのかもしれない。ただ、ワークショップというなんとなく知ってるけど身近でないものから学んでいくというのが、新鮮で楽しかった。また、実践と理論を行き来しながら進んでいくリズムも心地よかった。
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形骸的なブレストから脱却せよ。
そのためには、ワークショップにおけるファシリテーターの役割が重要になってくる。
(ファシリテーションの辞書代わり)
ワークショップがメインスコープでありながら、一般的なファシリテーターにも本質的に必要とされる要素が詰まった教科書である。小手先の会話技術だけでなく、課代設定→問いの分解および投げかけなどの、ファシリテーターの思考レベルと参加者とのコミュニケーションレベルまで手本にできる。
ワークショップ内にも、知る→(考える)→創る→まとめの各フェーズがあり、それぞれの行程でどのように参加者と伴走すべきかが分かる。
(立場や前提を揺さぶる問い、抽象⇔具体のサポート)
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【星:3.5】
課題解決、そのためのワークショップ、ワークショップのファシリティテーションにおける「問い」の重要性などを説明した本。
なかなか良い本だとは思うのだが、「問い」の話が半分で、もう半分が普通にファシリテーション技術の説明という形で、本の中心テーマが「問い」と「ファシリテーション技術」に分裂してしまっており、内容に今一歩まとまりを感じられなかった。
自分が「問い」の立て方に興味をもって読み始めたというのもあるのだが、タイトル通りもっと「問い」を本の内容の中心に添えてほしかった。
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ようやく読み終わった。ゆっくりと慌てずに少しづつ時間をかけて読了した。安西先生のワークショップに以前参加したことがあって、更にファシリテータとしての力を身に着けようと当時を思い出しながら読み進めていったのだが、まだまだ、消化しきれていない。
もう2,3回ぐらい読み返すだろう。
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こんなに実践的な内容を本で公開してしまっていいのだろうか、、、不確実な世界を生き抜くために必要な問いを立てるスキルは万人に必須なので、この本も万人に必須だと思います
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対話がイノベーションを生むと解釈
対話は討論、議論、雑談とは違う
これができたら強そう
http://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761527433/
作者のnoteが分かりやすい
https://note.com/yuki_anzai/m/mfeba7f9b202c
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「問いの立て方」について学びたくて手に取りました。
問いを立てることによって、
固定化された認知と関係性に揺さぶりをかける。
そして改めて考える機会を設ける。
「問い」と「対話の場」の合わせ技の紹介で、参考になりました。
いろんな場で使えそうです。
終盤の事例紹介、同じ問いへの答えを30日だしつづける、というのがすごくおもしろそうだなと思いました。
問いを立てる際の視点の持ち方、コツや工夫が紹介されていて、とても参考になりました。
自分なりにまとめ直して、いつでも振り返ることができるようにコンパクトにして持ち歩きたい内容の一冊でした。
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○購入のきっかけ
山口周さん著「ニュータイプの時代」で、これからは課題解決能力ではなく問題発見・設定力が必要になる時代、とありとても納得したので、問いの立て方とその後の解決プロセスについて、知識を深めてみたいと思い手に取った。(amazonでは電子版がなく、止む無く久しぶりに紙を購入)
○読後の感想
様々な文献、筆者らが実際に行なったファシリテーションの経験を説明しつつ、問いを立てることの意味や立て方のフレームワーク、問いの良し悪し、ファシリテーションの実務などについて筆者の考えが非常によく纏まっており、とても知識が深まった。
ファシリテーションの知見は、日頃の仕事における問題発見・解決に応用出来ることを確信した。
(失礼ながら)「ファシリテーション」が職業として成立するということが、この本を読んで初めて理解できた。
読みはじめは、ひとつひとつの説明が丁寧過ぎて冗長に感じたが、自分が理解したい箇所や理解が足りないであろう箇所だけは丁寧に読み、その他は筆者の言いたいことは何かを考えながらある程度サッサっと読む位が自分には丁度良く、ペースが分かれば文章の長さはそれほど気にならなくなった。
最後の章で、企業・団体でのファシリテーション事例が纏めて紹介されているが、(当たり前だが)ファシリテーションが実際にどういう形で活かされるのかが具体的にイメージ出来るように書いてあり、とても有用だった。
他の書籍では、ネットで調べたらすぐ分かるor中身の浅い情報に留まっている事例紹介が多く、全く用を為さないのでいつもはほぼ読まないが、この本は違った!
○読後の目標
問いのフレームワークや、問いの良し悪しに関する目を自分のものにして、日々の仕事や生活に活かす!
そのために本の内容を定期的に見返す。
○本の内容 *ネタバレ*
*問いが変われば、答えも変わる
未来のトイレを考えるとき、「もっと清潔で快適にするには?」と考えるのか、「場所に捉われないトイレのあり方とは?」と考えるかによって、導かれる答えは大きく異なる。問いの中身によって、刺激される思考と感情が異なる。
*問いは、集団のコミュニケーションを創発する
人は問いに対峙すると、思考の「種」が生まれる。その種が場に共有されたとき、討論・議論・対話・雑談のコミュニケーションが生まれる。議論は結論を導くこと、対話は相互の理解を深めることがゴール。
*対話を通じて個人の認識は内省され、また共通の意味づけわ探るなかで集団の関係性が編み直される。
*新しい関係性を構築する4つのステップ
①溝に気づく②溝の向こうを眺める③溝の渡り橋を設計する④溝に橋を架ける
*抽象と具体の往復で対話の解像度は上がる
*問いを介して人々が認識と関係性を編み直していくサイクルを経て、集団によって問題が解決され、持続的に学ぶことができる。
*人の固定観念の強さを示す「9つの●」の問題
→当事者の認識によって、問題の解釈は変化する。
*課題設定の罠
①自分本位②自己目的化③ネガティブ・他責④優等生(すぎて問いが深まらず、解決の糸口が見つけにくい)⑤壮大
*問題を捉える思考法を使い、本質観取する!
①素朴思考②天邪鬼思考③道具思考(他者の視点、知識、記号やツールなどを利用して思考を進める・深める)④構造化思考⑤哲学的思考(〇〇とは何か?を突き詰める)
*課題を定義する手順
①要件の確認(依頼主の要望、理想的な目標状態、問題状況に関する制約、関係者の情報、使える資源、予算と期間)②目標の精緻化(ステップ分け、優先順位付け、成果目標・プロセスを通じて達成したい目標・ビジョン策定③阻害要因の検討(そもそも対話機会がない、当事者の固定観念が強固、意見が分かれて合意形成できない、目標が自分ごとになっていない、知識や創造性が不足)④目標の再設定・リフレーミング⑤課題の定義(①効果性②社会的意義③内発的動機、の観点で課題設定する)
*ワークショップはただの研修ではない!ワークショップとは経験のプロセスをデザインすること。
非日常性、協同性、民主性、実験性を喚起し、問いの解決の糸口になるような場を作り出すもの。ブレストからアイデアが生まれないのは、問いや、問いかけ方が配慮されていないから対話が深まらないため。問いが重要。
*ワークショッププログラムの基本構造
①参加者の興味を惹く導入と②知る活動で新たな視点や知識を仕込み、③創る活動と④まとめを通じて意味をつくりだし日常に持ち帰る
*ワークショップの問いのデザインの手順
①課題解決に必要な経験のプロセスを検討する
定義した課題を解決にあたって必要な経験をいくつかのブロックに分割する
②経験に対応した問いのセットを作成する
③足場の問いを組み合わせてプログラムを構成する
*問いの作成のポイント
①何を探索するかを決めて問いを立てる(知識、情報、価値観/俯瞰的・個人的、過去・未来などの視座も含む)
②制約を設定する
何でも良いので自由に、はダメ。認識や関係性を揺さぶり、参加者の思考と対話を方向づけることを意識させるために制約が必要(価値基準を示す形容詞をつける、ポジネガを示す、時期・時間を指定する、想定外の制約をつける(自動運転社会において「歩行者」が求めるもの等)、アウトプットの形式に制約をつける(紙、起承転結、身体で表現等)
③表現を検討する
*足場の問いは重要。問いを効果的にワークさせるための「問いを活かす問い」。足場かけが上手くいかないとファシリテーションやワークショップは上手くいかない。
例:「居心地の良い図書館を考えて、レゴでミニチュアを作ってください」→あなたにとって居心地の良い場、場の印象をオノマトペで表すと?、良い図書館の条件、図書館の具体的な仕様、ミニチュアをつくる、という形で観点を分けたりして思考の偏りや検討の順序をより良い方向へ導くとよい。
*アイスブレイクこそ問いが肝心
*ファシリテーションのコアスキル
①説明力②場の観察力③即興力④情報収集力⑤リフレーミング力(参加者の癖を見抜き、視点の偏りの無い対話になるよう、一度立ち現れた意味を、別の認識の枠組みから捉え直すこと)⑥場のホールド力(場が傾かないよう、押し付けや誘導をさせないよう、参加者のエ��ルギーが120%発揮されることにコミットする)
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「問いの作法」から先に読んだのもあってこちらの方にあまりインパクトを感じなかった。ファシリテーションの話が中心ですが、「問い」に関する内容は「問いの作法」とあまり変わっていないようです。(当たり前か)
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学校、起業、地域など様々なところにある課題。課題を解決するためにファシリテーションの経験豊富な著者が「問いのデザイン」と呼ぶ手法を解説している図書。
問題の本質を見直し、全員が解決すべきと納得した課題を見つけ出す「課題のデザイン」、どのような道順で課題を考えていくのかの「プロセスのデザイン」の2段階に分けて「問いのデザイン」を考えていく。読んでいてとても面白かった。
ワークショップのプログラム構造は①導入②知る活動(情報収集)③創る活動④まとめ、が基本で職場の会議などでも同じ流れ。具体的経験から抽象的な意味を見出す要素を抽出し、また具体的な項目を考えるというファシリテーションが有効。この2点まずは面白かったので個人的に意識したい。
上手に実践できたらいいなぁ…
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ワークショップを作る人、オンライン会議などを仕切るリーダのための本である。実践者にとっても他の一流の実践者の思考法が学べるという意味でも価値がある。
オンライン会議が当たり前になった昨今、ファシリテーション、ファシリテーターという呼び方も一気に浸透してきた。一方で、会議術の本は数多あれど当然だが対面前提のプロセス解説がほとんどなので役に立たなくなりつつある。オンライン会議は企業や個人の環境に依拠してしまうため標準的なものを提示しにくいということもある。
この書籍では「問い」がいかにファシリテーションにとって大事かという本質を具体的な事例や学習等に関する理論に基づき解説している。かつ筆者自身の「素朴思考」「天の邪鬼思考」等のコアスキルがどう「問い」と結び付けられるか開陳されている。こういう内容は弟子になる、団体に所属するなどで受け継がれるところだとは思うが書籍で得られるというのはなんともお得な話である。
グラフィックレコーディングを仕事にしている小生であるが一緒に仕事をしたいと思っている方の一人である。
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ちょうど仕事でファシリテーションを担うことになり四苦八苦しているところ、この本に出会ったが、マインドセットからノウハウまでとても参考になった