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問いの作り方に加え、場の回し方や企画の立て方、進行方法や心構えまで、今悩んでいたことを学ぶことができた。
理論だけではダメだとわかってはいるが、ポイントを言葉にして書いてくださっているので、自分の足りない点を振り返ったり知ったりすることができる。
話し合いにおける考え方のヒントなども得られた。
中堅として研修を回すことになった人や、教育関係者、新しいものを創り出そうとしている人にすすめたい。
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ファシリテーションで「問い」を投げかける本質的な意味を考えるヒントをくれる書籍である。議論を通して、新しいことを生み出したい方は読むと議論の進め方や考え方が参考になる本。
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ワークショップデザイン・ファシリテーション論を研究している方の著書とあって、興味深い内容だった。個人的には資生堂の事例が面白かった。
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問いの深さを考えさせられる、おすすめの一冊
問いによって人の思考と感情は刺激されます。
良質な問いによって、対話を生み出し、課題解決に導くことも可能です
より良い問いがないか、常に考えていきたいと思います
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面白いというか勉強になる!
この本で社外内で人と話す機会を、より有意義かつ優れた時間にできるようになった。
これが自然にできるようになれば、恐らく今の何倍も人が集まる人間になれると思った。
これは、人と人が新たに何かを創り出したり、問題を解決する基礎的な考え方です。
これが出来る人間が1人、2人と増えていったら、間違いなくその一つの組織は異次元に大きくなるでしょう。
上の人間はこれで地位をキープでき、下の人間はこれで上に上がれる。
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社会構成主義の誕生から何十年経つと思うけど、
こうして生き生きと、経営や生活の場でワークショップという形で活かされるようになったのは、ファシリテーターや研究者の方々の地道な実践の積み重ね、知的努力と創意工夫の賜物と思います。凝縮された問いのノウハウ本でした。
問いのデザインというタイトルそのままに中心部は問いをどのように設定し落とし込み表現するかが説明されています。足がかりを重点に、創発的学びを生み出す問いの作り方を自分自身の研修の場面に置き換えて考察する機会となりました。
この先欲しい知見として、トップダウン思考の古い組織に、創発的学びの場の必要性や効果をどう理解してもらうか?研修のあり方は組織体質が滲み出る。場の設定のための設定が本当にむつかしい。
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■問いの基本性質
①問いの設定によって、導かれる答えは変わりうる
②問いは、思考と感情を刺激する
③問いは、集団のコミュニケーションを誘発する
④対話を通して問いに向き合う過程で、個人の認識は内省される
⑤対話を通して問いに向き合う過程で、集団の関係性は再構築される
⑥問いは、創造的対話のトリガーになる
⑦問いは、創造的対話を通して、新たな別の問いを生みだす
■問題を捉える思考法
①素朴思考
②天邪鬼思考
③道具思考
④構造化思考
⑤哲学的思考
■リフレーミングのテクニック
①利他的に考える
②大義を問い直す
③前向きに捉える
④規範外にはみだす
⑤小さく分割する
⑥動詞に言い換える
⑦言葉を定義する
⑧主体を変える
⑨時間尺度を変える
⑩第三の道を探る
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ちょっとした論文を読んでいる気分
49 問題とは 何かしらの目標があり、それに対して動機づけられているが、到達方法の道筋がわからない、試みてもうまく行かない状況のこと
78課題とは 解決すべきだと前向きに合意された問題のこと。
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借りたもの。
課題解決のための「問題提起」を導き出す方法論。
アート思考などで“直感”を鍛え、隠された問題点を導き出すというアプローチではなく、物事の本質を導き出す、ある意味哲学的対話のような手段だった。
テーゼ → アンチテーゼ → ジンテーゼといった風に。
固定化された「認識」と「関係性」によって、「変わりたくても変われない」閉塞感を打破する、新しいアイデアを導き出すための「問い」を発見するために必要なことは、対話だった。
対話によって、個人の認識は揺さぶられ、変化を求められ、変容していく。
それは冲方丁『ばいばい、アース』( https://booklog.jp/item/1/4044729034 ほか )の懐疑者・アドニスの存在が主人公や世界の在り方に変化を促すのと同じ。
コミュニケーションの中で「対話」によって自由な雰囲気の中で相互理解を深めてゆく。そのプロセスこそが、“問いのデザイン”だった。
問題を問い直す考え方の指南、妨げになる考え方(空気?)を説明。
「問い」を導き出すための対話をうながす手段としてのワークショップの仕方――デザイン――についても解説。
武田砂鉄『紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす』( https://booklog.jp/item/1/4255008345 )にも通じる。
flier紹介。( https://www.flierinc.com/summary/2357 )
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問いは非常に大事な思考の起点であり、タイトルに強く惹かれて読書。
本質的な思考法・切り口を伝えてくれる良著
メモ
・認識と関係性の固定化の病い
認識が当たり前となり固定化 変化の足枷に
コミュニティにおいて暗黙で関係性固定化 ズレが固定化してしまうこと。
・問いのデザイン 2段階
1.問題の本質をとらえて、解くべき課題を定める
(課題のデザイン)
2.問いを投げかけ、創造的対話を促進する
(プロセスのデザイン)
☆問いの基本性質
問いの設定により導かれる答えは変わりうる
問いは思考と感情を刺激する(問いによって過去未来、低い浅い、思考が変わる。伴って印象感情も変わる)
問いは集団のコミュニケーションを誘発する
対話を通して問いに向き合う過程で個人の認識は内省される
対話を通して問いに向き合う過程で集団の関係性は再構築される
問いは創造的対話のトリガーになる(角度を変えた具体化を進めた、背反的要素を含んだ問いにすることで深い議論につながりうる)
問いは創造的対話を通して新たな別の問いを生み出す
・問いから生まれるコミュニケーション4つ
討論 どちらが正しいかを決める
議論 合意形成意思決定のための納得解を決める
対話 自由な雰囲気の中新たな意味づけをつくる
雑談 自由な雰囲気の中気軽な挨拶や情報交換
・対話は決着をつける必要はなく、異なる価値観に触れ、自分自身の前提をメタ認知しながらお互いに素朴な疑問を投げかけたり、違う角度から意見を述べたりしながら共通の意味を探っていく
・問いを通じた探求サイクル
問いの生成と共有
→思考と感情の刺激
→創造的対話の促進
→認識と関係性の変化
→解の発見・洞察
→問いの生成と共有
・問いとは人々が創造的対話を通して認識と関係性のを編み直すための媒体
・課題設定の罠
自分本位
自己目的化(トレンドからの設定)
ネガティヴ・他責
優等生
壮大
☆問題を捉える思考法
素朴思考 率直にわからないことをベースに
天邪鬼思考 批判的に盲点や裏側を考える
道具思考 関連知識・FW活用を考える
構造化思考 構成要素の関係性を分析整理
哲学的思考 本質を考える。そもそも論。◯らしさとは。
・課題を定義する手順
要件の確認→目標の精緻化→阻害要因の検討→目標の再設定→課題の定義
・目標精緻化ポイント
期間で短期中期長期にブレイクダウン
優先順位づけ
目標性質で成果目標・プロセス目標・ビジョンの3種類に整理
・目標の阻害要因
そもそも対話の機会がない
当事者の固定観念が強固
意見が分かれ合意形成できない
目標が自分ごとになっていない
創造性や知識が不足している
・リフレーミングのテクニック
利他的に考える。
大義を問い直す
前向きに捉える
規範外にはみだす
小さく分割する
動詞に言い換える
言葉を定義する
主体を変える
時間尺度を変える
第3の道を探る
・ワークショップの定義
普段とは異なる視点から発想する対話による学びと創造の方法
・ワークショップの四つのエッセンス
非日常性、協同性、民主性、実験性
・ワークショップの問いのデザインの手順
課題解決に必要な経験のプロセスを検討
経験に対応した問いのセットを作成
足場の問いを組み合わせてプログラム構成
・問いの制約設定
価値基準を示す形容詞を付加(快適な、豊かななど)
ポジティブとネガティヴを示す(魅力、課題)
時期や期間を指定
想定外の制約をつける(想像してなかった切り口)
アウトプット形式に制約(三つの条件は?
起承転結で表すと?など)
・足場の問いのテクニック
点数化
グラフ化
ものさしづくり(評価軸の議論へ)
架空設定 もし〰なら?
そもそも
喩える
・
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様々なワークショップを手掛けているミミクリデザインCEOの安斎氏と京都大学の塩瀬氏の、ワークショップデザインの極意が示された一冊。
根底にある思想は「いろんな問題に対する答えを出すときに重要なのは、認識の固定化と関係性の固定化を揺さぶること」と述べており、そのためにワークショップでは「問いのデザイン」が重要となるというのが出発点となる。
本の流れは問いのデザインの全体像を説明し、具体的な手法として本当に解くべき課題の設定方法、ワークショップのプロセスのデザイン、ファシリテーターに必要なコアスキルを述べてから、最後に実際の事例の紹介をして締めくくっている。
実際にファシリテーターを体験したことがあれば、実感としてよくわかる部分が多いと感じる。問いの種類や深さの説明のところは秀逸なので、非常に役に立った。
ワークショップを企画・立案する立場にある人には必読書ではないだろうか。
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何をするにもそもそも「問い」がイマイチだとそれなりの答えやディスカッションしか出ないよね、という事はみんな知るのが大事だとわかるわかる系
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漠然と「問い」の力を強化できればと思い読み始めたが、「創造的対話のファシリテーション」の副題どおり、ワークショップのデザインについても多く語られていた。ちょうどグループワーク中で、色々取り入れられそうな要素があったので実践していきたい。ワークショップの実例紹介が大変参考になり、興味深かった。
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コーチ、ファシリテーター、マネジメントなどに関心のある方におすすめです。
( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )
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・問は、集団のコミュニケーションを誘発し、関係性を再構築できる。
問は、創造的対話を生むトリガーとなる。
・他社との対話の中で、どちらかが正しいことに躍起になるのではなく、そこから新しい認識を学ぶという視点を大事にしたい。
・日常生活や業務の中でも意識したいなと思ったのは、認識が間違っている相手に対しての働きかけの仕方。⇒関係者の中のコミュニケーションの合意としてできた認識を、外部の人が一気に覆すことはできない。それが彼らにとっての現実だから。認識を再構成させるためには、当事者自身も彼らの中に入って対話し、「現実を再構成」させる。その中で、彼らに考えさせる問いをなげかけることが大事。
学び:
■新しい関係性を構築するステップ
①溝に気づく(違和感を感じたら、個々人の暗黙の前提が違うことによるGapがあるこを認知する。)
②溝の向こうを眺める(どういった認識をもっているかを想像する)
③溝の渡り橋を設計する
④溝に橋を架ける