投稿元:
レビューを見る
最初読んだ時、伊坂幸太郎にしてはあんまし面白くない、、?って思ったけど、あるページを境にジェットコースター級に面白さが加速する。
今までは助走だったのね、、
言葉の言い回しはさすが。
神の視点も斬新。好き嫌いは別れそうだけど。
投稿元:
レビューを見る
やはり面白い!
複雑に絡まり合う犯罪に、オリオン星座ですか(笑)
ふざけてんのかーい? と言いたいけど真面目な所か伊坂幸太郎さんの魅力なんですよね。
投稿元:
レビューを見る
立てこもり事件を複数の人物の視点、時間軸で描きながら真相に迫っていく…騙されました。そして読後は全て納得の爽快感!メタ発言ありの独特の語りもちょうど良いスパイスで興味を引かれながら読むことができました。
久しぶりの伊坂作品でしたが、面白かったです!
投稿元:
レビューを見る
これぞ伊坂ワールド。全編に散りばめられた伏線が回収されていくのが気持ちいい。
これは映像化は難しいだろうなー、でもやるなら黒澤は堺雅人かなー、と読みながら思った。
淡々とした黒澤のキャラクターのおかげで、「なんだかんだ最後はなんとかしてくれるんでしょ」と、他力本願ならぬ黒澤本願な気持ちで読んでいられる。逆に言えば、鳥肌が立つようなドンデン返し的展開がなかったため星三つ。
投稿元:
レビューを見る
人質立てこもり事件を、登場人物のさまざまな人生背景に場面を展開しながら物語がすすむ。
次の展開が気になったり、焦点をあてられたら人物の心の揺らぎみたいなものが感じられなかった。スリルや感動は1つも無かったのが残念なところ。
あえて印象に残ったのが、夏之目と黒澤のやりとり「人は誰でも少なからず罪を犯す。ただそれを少なくするように生きている。」という言葉。
なんとか読了できたので、星2つ。
投稿元:
レビューを見る
誘拐グループと立てこもり事件の話。
なんともお洒落な本だと感じた。
作者の癖なのか、とにもかくにも慌ただしく場面が変わる。
時間も場所も目線も全てがコロコロと変わる。
最初はそのスピードに惑わされ読みづらさを感じたが、中盤になるとなぜか一体化している自分がいた。
話の内容は全く違えど、悪いことをした人が常に悪い人間では無いこともある。人間は多面体なのだ、と感じさせられた、映画「万引き家族」を思い出した。
「罪のない人間なんてありえない。だから、できるだけ罪を少なくするのを目標にしろ」
「迷ったり、怠けたり、罪を犯してもいいが、正しい人になれ。」
「優しくするのはじつに容易いことですが、難しいのは正しくあることです」
投稿元:
レビューを見る
初めて伊坂幸太郎の本を読みました。面白かった!
人間の心は宇宙より壮大だ。ほんとに色々ある。何が起こるか分からない。
綿子ちゃん助かって良かった。
投稿元:
レビューを見る
しばらく積読状態でしたが、今年一冊目の読了。
後半は、これでもかと伏線回収しまくりで、あっと言う間に終了。
今年はよいスタートが出来ました。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに再読。4年程前にも読んでるのに、すっかりだまされてしまった。話の概要を覚えているつもりだったけど、重要なところをすっかり忘れていたみたいで新鮮に読めた。
騙されたと気づくあたりを読んでる時は上手いなぁと感心ばかりしてたけど、終わりの方になるとちょっとさすがに黒澤さんが心配になった。大丈夫そうでホッとしたけど。
投稿元:
レビューを見る
黒澤の淡々とした性格がごちゃごちゃした登場人物の混乱と物語の重石になってうまく物語を転がしていくので、テンポ良く読めるし、黒澤というキャラクターには個人的に魅力を感じる。
荒唐無稽でもあるが、全く無関係なように見える事象が繋がっていく様子はやはり気持ちがよいし、読後感も良い。
投稿元:
レビューを見る
兎田は、嫁を助けるために自ら所属する犯罪集団を出し抜いて、救い出す事は出来るのか?
それに何故だか強力する男。
暗い過去を持つ県警の課長の思いはどこに?
オリオン座大好き、オリオオリオ。
果たして運命は?
投稿元:
レビューを見る
新刊出てる~と購入。
そしてまた犯罪者が主人公かぁとちょっと思ったり。段々年取ってきたのでアウトローの話を読むのがつらくなってきた気がします。とはいえ犯罪ものの方がドラマティックな展開になるとは思うんですが。
とりあえず綿子ちゃんは大変可哀想。この頃思うんですが「自分が痛めつけられるより痛い」って表現はウソだな、と。実際ケガした方が痛いに決まってる。これで一生背負うような障害を負ったらその後一生、不自由を感じながら生きていくわけだし。それが他人の(家族でもいいけど)心痛の方が痛いってのはありえないよなぁ。大体、離婚したり物理的に距離が離れたら傷跡も見えなくなるしさらに良心の呵責も薄れるだろうし。
そして個人的に黒澤さん?は大人だなと思いました。私だったらあの若い方がメモ落としてきた時点でキレる。半殺しだ、と物騒なことを考えましたが泥棒は温厚だなぁ~
投稿元:
レビューを見る
所々に入る合いの手、レ・ミゼラブルのパロディ的語り口が絶妙。時間軸が多少ややこしいが、テンポは悪くない。黒澤のクールさも際立っている。映像化不可能。
投稿元:
レビューを見る
途中でそうだったのか!ってなってからは種明かしが気になって気になって、夢中で読み進めました。
そのトリックは面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
昔、単行本で読んだような曖昧な記憶でしたので、改めて読んでみました。
伊坂幸太郎マジックショーを読んだような感覚で、面白かったです。まるで伊坂さんが案内人のように読み手を、時空を超えて誘ってくれます。物語は、舞台「わが町」のような語り手がいて、立てこもり事件を色んな角度で解説していく構成になっています。ただ、時系列がバラバラだったり、次々と登場人物の視点が変わっていったりします。
頭の整理が必要なので、何度も立ち止まったりしましたが、驚きやスリルに溢れていて、続きが気になる感じにさせてくれました。
一つの立てこもり事件が、視点が変化することによって、奥行き感が半端なく、立体的に表現されていました。
小説でしか味わえない仕掛けが多くあり、話の展開が予想外なことだらけでした。
ぜひ予備知識なしで読まれることをお勧めします。
他の作品にも出てくるキャラクターが、脇役のように登場します。その辺も楽しめるかと思います。